あるTV番組の映像であったか、空撮のその映像は”生まれて初めて見た”ものであった。山全体がなんとつつじで彩られていた。その山が宮城は気仙沼の「徳仙丈山」ということを探りあてた相方は、勿論黙っているはずが無い・・・。そう、私も宮城北部とあれば車の運転猪口才な。
つつじはまだ咲き始めかつぼみといったところでなんの華やかさもなかったが、一つの山と思えば、これはいつものとおり登ってみるしかない。
東の眼下に、3・11大震災の爪跡未だに深く残る気仙沼市街地が見えた。北西には室根山が突出して平野に立っている。手前の山並も新緑の淡い黄緑に染まり柔らかく立っている。ヒトリシズカ、つつじ、スミレ、タンポポが咲き、そして鶯の声が聴こえる。なんとも心ゆったり、ありがたい時間であった。
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