浅草雷門前に建つ浅草文化観光センターの8階からの眺めもいいですね。
7階では、この建物を設計した隈健吾の「小さな建築展」が催うされていました。
浅草寺境内の影向堂で御朱印をいただき、今半ですき焼きランチをして、大龍寺に行きました。
ここには豊原国周のお墓があります。
作品を一枚だけ持っている縁でお参りに行きました。
お墓のとなりに建つ辞世の句碑には「よの中の 人の似かおもあきたれば ゑむまや鬼の 生きうつしせむ」と刻んであります。
自身江戸から明治にかけて在世(浮世)の人は充分描いたので、次は地獄に住んでいる人たちを書き写したいと言うほど描くことが好きだったようです。
このあとで「バベルの塔展」を観に行きました。
予想より小さかった60cm×74.5cmサイズのバベルの塔の絵を、東京芸大COI拠点が300%拡大模写(板に油彩)した絵や、大友克洋が描いた下絵線画を合成して内部を想像再現した絵「INSIDE BABEL2」とか、多角的に捉えて紹介していて、原画の描写力の凄さを実感しました。
ヒエロニムス・ボスの寓話画や、ピーテル・ブリューゲル1世の奇天烈なモンスター群の細密画にも目を引き寄せられました。
いまから400年以上前の室町時代に、ネーデルラント(オランダ)では想像力と創造力を発揮してこんな絵が描かれていたことに感銘しました。
それにしても、バベルの塔と「雪中の狩人」(1565)や「農民の婚宴」(1568)などは、印象がだいぶ違う感じなんですが、これもブリューゲル作品?ですか。