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山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

振り返り

2019-11-13 00:07:00 | MJ「愛と平和」日記
平和学習コンサート~戦争のリアル~ を振り返り


350人という、たくさんの方のご参加、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

当日にお渡ししたプログラムにあるスーザンが書いた、「ベトナム戦争慰霊碑への手紙 2019 」は、コンサートが終わっても手元に残してくださいね。


 身延町はベテランズのスピーキングツァーのフィナーレでしたので、タフなレイチェルも、ジーンズをあんなに格好良く履きこなしている76歳のスーザンも、さすがにコンサート後の甲府までの車中はぐったりでした。薬膳鍋を召し上がっていただき、ホテルに送りました。スーザンは身延の前日の神戸から体調を崩していて、当日は到着するまでヒヤヒヤでした。
 

 翌朝、午前4時15分に甲府から高速バスに乗り、11日に行われる米国の退役軍人の記念日の基調講演に間に合うよう成田よりニューヨークに向かいました。米国でもニューヨーク支部代表のスーザンの到着を待ちわびるているようです。無事に終わって本当に安心しています。
 
 私はコンサート翌日の午前中は遠方からご参加くださった方を久遠寺にご案内、午後にはお見送りをし、残務に取り掛かかったのですが、頭が機能しなくてメールのお返事もできず、やっと振り返りができるようになりました。


 子ども達は本当に立派なステージを努めました。短時間の練習で最高の効果を出せるよう当日までの調整をしてきましたが、歌のテクニックも表現もメンタルも初演なりにやり遂げてくれたメンバーを誇りに思います。私を信じて任せてくださり、協力をしてくださった保護者の皆さん、一緒にステージに立ってくれたMJ卒業生のサポートも成功を握る大きなちからになりました。全てに感謝しています。


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その2

2019-11-13 00:05:00 | MJ「愛と平和」日記
その2

講演はベトナム戦争の史実、米国が散布した枯葉剤が兵士の子どもたちをも苦しめいている現状、「負の遺産」はずっと続くこと。そして、スーザンストーリーの中の、お父様が日本兵に殺されたこと、お母様には「人を恨むのではなく恨むのは戦争」だと育てられたこと、目の前にいる戦争遺児のスーザンからの、このメッセージが会場に参加くださった方の心に届いて欲しいと願っておりました。


「かげおくり」のちいちゃんと家族は米兵に殺されました。スーザンのお父様は日本兵に殺されました。合唱の中で「おとうちゃーん…」と叫んだ、ちいちゃんの姿に、私はスーザンの姿を重ねました。戦争とはこういう事だという何よりの強いメッセージだと思いました。


 ベトナム戦争や英語での講演は、通訳が入っても、小さな小学生には難しい平和学習ですが、戦争は大人も子どもも選びません。コンサートの最後のシーンは、平和であるために手をつなごうとしない大人たちに、子どもと大人が手を取り合い平和な世界を作るイメージをメッセージとして残しました。

 スーザンは、子どもに手を引かれ客席を歩きながら、写真でしか知らないお父様のことを考え胸がいっぱいになったそうです。初めてきた日本での最後の講演で、戦争のない未来を考えている子どもたちに出会い、スーザンが埋めることの出来ない寂しさがほんの一瞬でも癒されることを願っていました。ちゃんと意図は伝わり子どもたちと手を繋げたことに、とても感動されていました。これは通訳のレイチェルも同様です。

レイチェルは日本生まれの日本育ち。
最後の歌「見守るひと」の歌詞も理解してくれるので、子どもたちへの思い、未来への眼差し、共有できたと思います。


ベテランズが講演では毎回そうするように、スーザンも米国人として原爆を落とした事への謝罪をするシーンも印象的でしたね、さて、私たちは・・・。


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その3

2019-11-13 00:00:00 | MJ「愛と平和」日記
その3


ここからは主観的な考えです。
私は、暴力や報復から平和にはたどり着かない、平和を得るための戦争はないと考えています。世界中が、今以上に暴力が蔓延ることがないよう、過ちの責任の追及ではなく、お互いの反省の元にリセット(適当な言葉が見つかりません)し、あらためて戦争そのものの愚かさに向き合ってほしいと本気で思っています。考えが甘いと言われても、私の信念は変わりません。これからも「世界に共通する平和学習プロジェクト」を音楽を交えて世界中に発信していきたいと思います。

最後に、コンサートに参加くださった皆さん、イベントの多い一日の中、この場にいてくださりありがとうございました。
メンバーからもみなさんにお伝えするでしょう。たくさんの「ありがとう」の気持ちが身延の町を飛び交う、これもまた素敵なことです。

ベテランズと身延の子どもたち、大人顔負けの小さな日米平和外交は大成功でした。この企画を受け入れてくださった身延町にも感謝します。


ありがとうございました。

スーザン・シュノールさん
レイチェル・クラークさん

身延にいらしていただいてありがとうございました。




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