山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

サーロー節子さん

2018-11-28 23:48:00 | 広島
ノーベル平和賞受賞スピーチ
ICANとともに核兵器禁止条約採択に貢献されてきたサーロー節子さんが広島に帰省されておりました。
その時のスピーチは世界中で話題になりました。

広島に来てからサーローさんの来広をテレビで知り、男前女子から講演日程を聞いて、行くしかない!
思いがけなことでしたが、講演を拝聴できました。

ツイています!

 

 

 


真ん中の前から四番目の、いわゆるS席です。
息づかいもわかります。
言葉を選び続く沈黙から信念を感じます。

撮影は禁止。
広島平和記念資料館地下、メモリアルホールは満席。
メディアもすごい数で取材しています。

 

 

カナダ在住のサーローさんは86歳。
13歳の時に被爆しました。
核兵器廃絶に向け、ひとりひとりが「行動」するよう語りかけます。

昨年7月に国連で採択された核兵器禁止条約の条約発効に必要な50カ国に、日本が入っていないこと、もっと広島、長崎から発信がほしいことを強い口調で語りました。

核兵器の問題は広島、長崎だけのことじゃない。
世界、地球の問題。

私は、本来日本は被爆国として、世界の中心となり、核兵器廃絶を発信すべき国だと思います。今を生きる若者は、私たち以上に世界を旅し、世界に向き合う機会が増えるのだから、1945年の歴史は知っていないとならない。その歴史からお互いに世界中が反省し、同じことが起こらないよう、しっかり学ぶべき。

そして、攻撃や違う意見への批判ではなく、自分の意見を持つこと。
核を持つ、持たないで力関係を誇示し、国益を増やすことが国の繁栄、勝利ではない。

人が作り出したものだから、人により廃絶できるはず。

被爆者、戦争体験者、広島、長崎、年齢・・・そんなくくりは外して、世界中が、まず日本が手をつなぐべきだと思います。

核兵器は、今を生きる全人類の課題なのです。

 

夜のご馳走
広島名物、汁なし担々麺

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現状

2018-11-28 23:44:00 | ここで愛ましょう
私は新潟地震も福島も現場に立ちました。

地震ではなくて「雨」がこんな災害をもたらすなんて・・・自然災害の恐ろしさ。


 

 

こんな石が流れてきたんだよ・・・

 

ちょうど災害のあった頃、私は制作でヒロシマ通いでした。
「ひどいよ」聞いていましたが・・・
あれからもう直ぐ5ヶ月。

夏の猛暑の中、あの日から毎日現場に立ち、向き合ってきたボランティアの皆さん
縁があって知ったセーブ・ザ・ヒロシマの皆さん
被災者の皆さんからご依頼のあった現場に立ちます。
家財を方付け、ひたすら、土嚢袋に土砂を詰めます。
リフォームにしろ、解体にしろ、家財の整理と土砂だしは必要な作業です。
かろうじて外観は残っていても、家の中は全滅の家ばかりです。


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炊き出し~小屋裏

2018-11-28 23:26:00 | ここで愛ましょう
炊き出しの朝。
丸山さんが車で迎えに来てくださいました。
ホテルのロッカーや部屋から、大根だの、人参だの、ネギだのを運び出します。
使い捨て食器も300個

いざ、小屋裏へ!

 
兄弟、ayukoさん、藤岡ねーサン、丸山さん、rinからの炊き出しカンパをいただきました。昨日、ランチした男前女子からも食事代をカンパいただきました。


「ほうとう」300人分の食材と猫フード。

 

 

 

 

小屋裏のサテライトを仕切っておられるおいちゃんです。

「さて、今日は山本さんお願いしますよ・・・」

満面の笑みのまま・・・炊き出しの場からお消えになりました。

炊き出しテントに残された私と丸山さん。

いろいろ決まりもあるはずなので、今日は材料提供で、現場で土砂出しの予定でしたが、炊き出し現場、やるしかないです。

 

 

いい人です
丸山さん。

大きなガスをつけるのは怖いのでお願いします。
重い寸胴鍋は私には持ち上がりませんのでお願いします。

野菜の刻みも「ほら、もっと丁寧に・・」お願い・・命令します。


 

 

しばらくしてひさえさんが、助っ人に。
近所の皆さん、お鍋を持って並ばれます。

大きなガス口ひとつで本日の100人分は知恵を使わないと無理です。

頑張れ!
炊き出し「ほうとう」組。

 

 

 

あの手、この手、あの鍋、この鍋、そこの鍋

 

大好評!
あぁ、かぼちゃをスーツケースで運んだ甲斐がありました。

初めて「ほうとう」を食べる方ばかりでしたが、とても喜んでいただきました。

被災地の皆さん、ボランティアの皆さん
たくさん召し上がれ!

 

 

 

 

材料

ほうとう麺
かぼちゃ
大根
人参
里芋
ネギ
しめじ
豚肉
だし汁


出汁で野菜を煮込み、麺を入れ15分くらい煮ます。
麺が柔らかくなってから味噌を入れます。
仕上げにごま油を。
唐辛子をかけていただきます。

バッチリ美味しかったです。
この辺りは小売のスーパーもなく、まだガスが使えない家もあります。
ボランティアの皆さんも、働きにスキがなく感動するくらい動きます。
現場の状況とともに、ボランティアの活気、仕事ぶりも伝えなきゃ・・・

また食べていただきたいです。
山梨の皆さん、被災地での炊き出し用の食材の「ほうとう募金」始めます。


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