うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

クマノミズキとミズキ

2021-07-10 | みんなの花図鑑

クマノミズキの花が咲いたので、以前に撮ったミズキの花と並べてみました。クマノミズキの葉は対生、ミズキの葉は互生と葉の付き方で見分けるのが一番分かりやすいとは思いますが、花にも違いが出るようです。

                👇クマノミズキ
クマノミズキの花の葯は大きめで、花糸は短めです。雌しべの付け根に見られる腺体部分も大きく感じます。蕾の先端は少し尖るようです。葉は対生し、先端が尖る長卵形になり、葉の縁が強く波打ちつようです。葉の主脈を中心にして、V字型に折れ曲がる傾向があるように感じられます。

                  👇ミズキ
ミズキの花の葯は小さめで、花糸は長めです。雌しべの付け根に見られる腺体部分は小さく感じます。蕾の先端は少し丸みを帯びるようです。葉は互生し、クマノミズキと比較して幅広の広卵形になり、葉の縁の波打ちは弱くなるようです。


ヤマハギ

2021-07-10 | 新葉

なんの植物だろうと少し気になっていましたが、しばらくしてからもう一度同じ場所に行き葉を見てみたところ、どうやらヤマハギのようです。まだ葉が展開していない状態の葉柄は、枝にぴったりとくっつき直立します。葉の展開前でもヤマハギの3出複葉の形が見て取れますね。

(撮影日 2021/6/18)