赤い上翅と綺麗に並んだ点刻が特徴的です。鮮やかと言うよりは深い色合いの赤色で、光沢も含めてなんだかシックな趣があるフジハムシです。
(撮影日 2022/5/22)
赤い上翅と綺麗に並んだ点刻が特徴的です。鮮やかと言うよりは深い色合いの赤色で、光沢も含めてなんだかシックな趣があるフジハムシです。
(撮影日 2022/5/22)
長野県白馬村にある親海湿原(およみしつげん)のミツガシワです。ちょうど見ごろを迎えていて白い絨毯のようになっていました。ミツガシワの雌しべの長さは、株によって雌しべが長い長花柱花と雌しべが短い短花柱花があります。花弁の枚数にもバラツキが見られ、通常は5弁花ですが、花弁が5弁以上になる花も見られます。特に頭頂部に咲く花は変化が大きいようです。
👇帯化している花も結構見られました。
👇群生しているミツガシワの花を遠景から。
(撮影日 2022/5/20)
白い3枚の内花被片と緑色の3枚の外花被片を持つシロバナエンレイソウです。エンレイソウの花は外花被片のみですが、このシロバナエンレイソウは、白い内花被片が加えられていて見栄えがします。子房やしべ部分もエンレイソウとは違い乳白色をしてます。
YListでの標準和名は「ミヤマエンレイソウ」で、別名が「シロバナエンレイソウ」になりますが、ここでは花色に沿ってシロバナエンレイソウとしました。
(撮影日 2022/5/20)
通常の葉と斑入りの葉のフモトスミレが見られたので並べてみました。近縁の種にヒメミヤマスミレやトウカイスミレなどがあり、フモトスミレは花や葉の形の変化が大きいそうです。
👇フモトスミレ
この場所のフモトスミレの花は横に幅広で、上弁や花弁の裏側が紫がかっていました。フモトスミレは葉裏が紫色になるそうですが、葉裏をチラッと確認してみたところ、ここの個体群は緑色をしていました。
👇フイリフモトスミレ
葉脈上に白い斑が入っているフモトスミレです。葉裏は紫色をしていました。花が小さめであまり開いていないように見えます。
👇オオタチツボスミレとフイリフモトスミレです。左下にフイリフモトスミレが見えます。
👇大きくなったニョイスミレとフイリフモトスミレです。右下にフイリフモトスミレが見えます。
(撮影日 2022/5/20)
花弁の先端が切れ込むサワハコベです。切れ込み具合には個体差があり、スリットのようなものからV字になっているようなもの、切れ込む深さにも微妙な違いがあります。ナデシコ科で、花弁が切れ込む種を並べてみるのも面白いかもしれませんね。
(撮影日 2022/5/20)
オランダではないほうのミミナグサです。花の集まりはオランダミミナグサよりも少なく、がくや花柄に腺毛が見られます。オランダミミナグサよりも茎が太く見え、ピンと真っすぐ直立しているような印象を受けました。
(撮影日 2022/5/20)
フデリンドウの青い花が咲き出していました。茎の上部に集まって咲く花姿は、花数が多い株だと見応えがあります。今回は見られませんでしたが、蝶が吸密に来ていると結構絵になる花でもあります。
(撮影日 2022/5/20)
ギンランの花の距がほとんど目立たない種になるそうです。写真を撮った時点ではまだ咲き始めのようにも見えたので、これから距の部分が目立って来るのかとも思いましたが、後で見に行ってみても距の部分は見られませんでした。
(撮影日 2022/5/20)
少し南へ行った所では見た事はありますが、こちらでも咲いている場所がありました。花が終わりに近づくと、舌状花の色がほんのり赤みがかるようです。キク科の他の種と比較すると葉が幅広に感じます。
(撮影日 2022/5/20)
うっすらと黄色みを帯びたキバナイカリソウです。長い距の部分に被さるようにある外がく片の外側は赤みを帯びていて、黄色一色の中で差し色のようになっています。2枚目の奥に見えるのはエンレイソウです。
(撮影日 2022/5/20)
通常のニシキゴロモの花色は青紫色をしていますが、白花という訳でもなく少しピンクがかっていたので、ニシキゴロモのピンクとしました。シロバナニシキゴロモの少し赤みががかった個体でしょうか? 花色の違いで種名が変わる種もありますが、この花色のニシキゴロモには、種名は付いていないようです。
👇別日に撮った花色が白のシロバナニシキゴロモです。杉の葉が堆積している影響か、株姿はあまり整っていない印象を受けました。
(撮影日 2022/5/20)
翅に傷みの無い綺麗な♀(上)と♂(下)が飛んでいました。翅の縁に沿ったオレンジ色の斑も目を引きますが、♀の翅に見られるメタリックな銀色の帯模様は特に目を引きます。
(撮影日 2022/5/20)
こちらで見られるツツジの花たちです。探せば他の種も見られるかもしれませんが、散策で見たのはこの4種が主となっています。
👇ムラサキヤシオツツジ
平地というよりは比較的標高がある場所で見かけます。レンゲツツジ亜属の仲間なので、輪生して咲く花姿は、オレンジ色のレンゲツツジと似ています。
👇ユキグニミツバツツジ
見頃からは少し遅めでした。写真は同じ株の花になりますが、通常のユキグニミツバツツジよりも花弁の幅が狭く感じます。
👇レンゲツツジ
輪生する大きい花姿は見応えがあり、遠目でも目を引きます。見事に咲いた花の下には、去年の割れた蒴果も見られました。
👇ヤマツツジ
秋に返り咲きが見られる事もあるヤマツツジです。木陰などでは遅咲きの花も見られ、他の3種と比較して花期が長いように感じます。
ツツジ科のオオバスノキです。色合い的にはあまり目立たない花ですが、赤いすじ模様が特徴的で、花の形はブルーベリーの花に少し似ていますね。黒く熟した実はブルーベリーによく似ていて、食べる事も出来るそうです。
(撮影日 2022/5/20)
花径2~3㎜の小さい花ですが、青と黄色の花色は小さい花であっても目を引きます。先端がくるんと丸まったさそり型花序も特徴的です。ヒメオドリコソウやカキドオシ、タチイヌノフグリなどと一緒に咲いている所を見る事がありますが、キュウリグサが咲いていると、そこだけ少し違った趣が醸し出されているように感じます。
(撮影日 2022/5/19)