久し振りにのんびりとした夜明けだ。

実家に行こうかどうしようか迷ったが、結局は布団の中。
いつもだと、一時間近くは続くはずの目覚し時計との格闘も
今朝はいっさい関係無し。
可笑しなもので、こういう時ほど素直に体内時計で目が覚める。
今朝もご多分に漏れず、目だけを閉じて温もりの中にいた。
電話のベルがけたたましく鳴る

日曜日にかかってくる電話に、ろくなことなど無い。
身近な人間なら、携帯にかけるかメールだろう。
・・・戸惑いながらすっくと飛び起き、送信者の名前を確認。
あ、相棒だ・・・
時間は午前7時ちょうど。何かあったのであろうか?
思わず受話器を取り、「もしもし・・・」
「天気はどう?こっちは雪が降っているよ」
彼が目指す山は、祖母山系の障子岳なのだ。
「吹雪だ」と心細げに伝えている。 あらら・・・
二階の窓から、鰐塚山系の方角を見る。
今まさに、日の出の時を迎えている。
海沿いならとっくの昔に、朝日を拝んでいるのだろうが
四方を山に囲まれた盆地では、幾分遅れて日が昇る。
「都城はいいお天気よ」の言葉に「えー??嘘じゃろー!!」
嘘を言っても始まらん~快晴である~
相棒は、しきりに天気予報を知りたがる。
それなら~と、階段を降りパソコンの前に陣取る。
高千穂地方は、曇りのち晴れ・・・回復しそうだと告げた。
どうやら登る気満々のようだ。
やめろ! 一応言ってみた~無駄だと思いつつ~
暫らくして考えた。
山の中なら、阿蘇地方の天気と一緒だよね・・・
雪のち曇り、、、雪だ、、、やっぱりやめろ! 本気で止めた。
「何で雪なんだ?せっかく来たのに!!」
山の天気を、自分の勝手に合わせようなんざ、無茶というもの。
近場の山にしておけば、こんなに綺麗な青空が見上げられたのに。
早く帰っておいで~~~
それでも
相棒は諦めてはいなかった。
すでに、登山道目指して歩いていると言う。
最悪の事態を並べ立て、帰宅を促した。
どうにか聞き入れたかのように見えたが、返ってきた言葉は・・・
「わかった~。帰りながら、別の山を見つけて登ってくるから~
じゃぁねー
~」・・・電話は切れた。
女房の気持ちなど、わかっちゃいない。
どなたか、お気楽な山男を見かけたら「早く帰れ」とお伝え下され。

実家に行こうかどうしようか迷ったが、結局は布団の中。
いつもだと、一時間近くは続くはずの目覚し時計との格闘も
今朝はいっさい関係無し。
可笑しなもので、こういう時ほど素直に体内時計で目が覚める。
今朝もご多分に漏れず、目だけを閉じて温もりの中にいた。
電話のベルがけたたましく鳴る


日曜日にかかってくる電話に、ろくなことなど無い。
身近な人間なら、携帯にかけるかメールだろう。
・・・戸惑いながらすっくと飛び起き、送信者の名前を確認。

時間は午前7時ちょうど。何かあったのであろうか?
思わず受話器を取り、「もしもし・・・」

彼が目指す山は、祖母山系の障子岳なのだ。
「吹雪だ」と心細げに伝えている。 あらら・・・

今まさに、日の出の時を迎えている。
海沿いならとっくの昔に、朝日を拝んでいるのだろうが
四方を山に囲まれた盆地では、幾分遅れて日が昇る。
「都城はいいお天気よ」の言葉に「えー??嘘じゃろー!!」
嘘を言っても始まらん~快晴である~

それなら~と、階段を降りパソコンの前に陣取る。
高千穂地方は、曇りのち晴れ・・・回復しそうだと告げた。
どうやら登る気満々のようだ。

暫らくして考えた。
山の中なら、阿蘇地方の天気と一緒だよね・・・
雪のち曇り、、、雪だ、、、やっぱりやめろ! 本気で止めた。

山の天気を、自分の勝手に合わせようなんざ、無茶というもの。
近場の山にしておけば、こんなに綺麗な青空が見上げられたのに。


それでも

すでに、登山道目指して歩いていると言う。
最悪の事態を並べ立て、帰宅を促した。
どうにか聞き入れたかのように見えたが、返ってきた言葉は・・・
「わかった~。帰りながら、別の山を見つけて登ってくるから~
じゃぁねー


どなたか、お気楽な山男を見かけたら「早く帰れ」とお伝え下され。