ある時から、肩甲骨の辺りが重い 誰か乗っかかっているのか? 痛いし…
朝から湿布を(もろ肌脱いで~)相棒に ((())) ペッタンと貼って貰った
ちょっとこの頃、カチンコチンだったのは、肩だけでは無く頭の中も幾らか固まってた
ガチガチになっていたかも知れない きっとそうだ~ そうに違いない
まだ夏の熱い最中~ 仲間との酒宴の場で、誰かが口火を切った 誰だった?
『ねぇ 今年はどこに行く?』 酔った席でのこと… 忘れたとは言わせないわよ
次に口出しした人はこう言った 『相棒さんが幹事をしてね』
相棒は「分かった任しとけ」と軽い返事 酔ってる時は気持ちが大きいねぇ
去年は佐世保に行った 次は…? みんなは、そのことでワイワイ盛り上がった
それから何日たったのかな 季節が秋へと装いを変え、空が高くなった頃
「いつ・何処に行くのさぁ~?」時は過ぎても、一向に動かない相棒に訊ねた
「何処って? あらら。。。どこかの山に行きたいのかな?」 ほらね~やっぱり
酒の席での約束が、結局は砕けてしまうのよね もっと素面の時にしてやって-
幾ら急かせたって、山しか頭に無い もうこうなりゃ、私が立ちあがるしかない
旅行会社のパンフレットが≪紅葉を見に来いバージョン≫一色の頃、見付けた
土曜日出発の観光ツアー これしか無いと、みんなに電話しまくり~
メンバー11人の内、8人から参加の承諾を確認 翌日には申し込んだ
善は急げだ~ そしたらこの旅行会社は「まだお金は払わないで下さい」と言ってた
出発までは2カ月もあるし、最低人員20名には到達するわよ ホッと、ひと安心
申込金も払わずに、すっかり忘れていた頃、メンバーの一人から電話あり-
「決まったの?」ってね 旅行会社に訊ねてみたら、団体のキャンセルがあり
今のところ宙に浮いている~との回答に青くなった ちょうど一か月位前のお話
何度か問い合わせをしてみるが、頑張りますとだけしか答えてくれない旅行会社
駄目なら駄目で、違う手が考えられるのに、一貫して同じ返事だけを連呼~
今回の旅を、誰よりも一番楽しみにしているTちゃんが、ニコニコ顔でやって来た
「お金持って来たよ」彼女の手には、旅行代金が握りしめられていた
旅行会社の事情を話し、ツアーは中止かも知れないと伝えると、ガックリと項垂れた
その彼女の、淋しそうな後ろ姿を見た時、どうにか叶えてあげたい…心から思った
日頃は、お姑さんのお世話や、家業に従事していて、ちっとも自由の無い彼女は
娘さんに「お婆ちゃんの世話は私がするから、楽しんで来て」と優しさを貰っていた
定員に満たないし、新しいチラシには載せていません・・・ 旅行会社は言った
もう中止だね 自分たちで行こうか~ 話はすぐに決まり、ホテルとレンタカーを
予約しましたさ 後はみんなに了解をもらうだけ ところが~~~
「私たちは行かない」人が出て来た もう一回言うわね 『行かない』んだってよ
それなら、最初っから行かないと言ってくれ~ 叫びたかった ホント腹立つわ
酒の席で決めたこと 気持ちは変わるのよね だから何だって言うんだ
と。。。言う訳でございまして、楽しみにしていた人もいた訳で、辞める理由も無い
最終的に残ったのは5人 行きたい人だけで行こうプロジェクト始動! グフフ・・・
これなら簡単! うちの車で行こうじゃないの 楽しんで来ようじゃないの
Tちゃんが笑った やっと元気になった 良かったぁ~
トラブルは解消した そして、トラベルは実行するのだ ワハハハ~♪
ツアーのチラシの最新号が送られて来たけど、ちゃんと掲載されてたのよねぇ
私たちの他に予約してた人達、その後どうなったのだろう…ちょっと気になる
行き先は一応、中国地方になりました そう、日本の中国地方に出没の予定-
何もかもが解決した時に、私の肩が固まった 四十肩? 五十肩? 夜型?
柔らかくなってくれぇ~ (ι´・ω・`;)...ンー 頼みます