魔法使いの嫁 21巻
漫画、ヤマザキコレ
今月の新刊。
《赤い竜》編の序章って感じで
混沌と物語が点在してて、
今後に重要そうだから覚えとかなきゃです。
エリアスの家屋敷の書類上のオーナーで
魔法使いエリアスのパトロンである
ジャスパー・ラティマーが
弟の妻フレデリカと生まれて1週間の娘を連れて
やってきます。
ラティマー家は何百年も
《呪われラティマー》と言われ
最初の子と最後の子が魔女の呪いで
死んでしまうらしい。
（魔女を迫害したのが原因とされている）
エリアスと出会ったのは
百年よりほんの少し前のことで、
その時に出会った後のラティマー夫妻の
赤ちゃんの呪いを解いてあげる。
4人目の子供（最後の子）にも呪いが出て、
その都度 呪いを解かなければならないと判明。
エリアスは お抱え魔法使いとなる。
今回も無事に呪いは解けた模様。
チセは、本当に魔女の呪いか疑いますが
魔女が黙秘してるため真相はわからない。
ゾーイが先祖返りして竜の羽が生えてきた。
パニックを起こすゾーイだが、
ルーシーから、髪が蛇になることに比べたら
なんでもないと言われ
なんかそんな気がしてくるゾーイ。
（惚れた弱みみたいなもんだろうか）
苦笑いのチセ。
他の底の赤い竜の噂が煩くて
寝つきの悪いヨセフは散歩しながら情報収集。
《教会》から《赤い竜》の噂についての解決を
委託されるセント＝ジョージ家は、
双子のヴァイオレットとジャスミンを連れて
リンゼイがエリアスとチセに協力依頼に来る。
エリアスが動く時のために
《教会》のエリアス観察係のサイモンも同行。
エリアスは悩みますが、チセの気持ちを聞いて
協力することに決めます。
20巻の終わりに出てきた謎の生き物は
ジャスミンに懐いたため
どうすればいいか相談するため
こっそりと連れてくる。
生まれたてで定まってない謎の生き物は
チセを襲おうとしますが
ヴァイオレットが手綱を握ってるため襲えず。
まだ定まってないから教えられるとわかり
ジャスミンは育てることにしたようです。
父親のリンゼイに知られたら殺されるかもと
内緒にしていますが、リンゼイは気づいてて
良い学びになればと放置してるようです。
竜の国、
アドルフはリンデルを手伝って見回り。
末っ仔は飢えで目が冴えてて
例の仔は吹雪が怖いようで眠りが浅い。
（例の仔→攫われた竜でチセを呪った竜）
リンデルはアドルフでは
優しざきて（次の管理者に）足りないと
思っている様子。
そこに、
ヒルダ・セント＝ジョージ（リンゼイの妻）が
やってきて、竜の国に協力依頼をする。
というとこで以下次巻。
主人公はそのままですが、
メイン人物たちが微妙にスライドして
紹介済みのキャラなのか初めましてなのか
ごっちゃごちゃしてて
ちょっと整理しないと難しい21巻でした。
突然放り込まれたラティマー家の話は
《赤い竜》と関係ないのかな？
エリアスが魔法使いを名乗り始めた理由が
えらいアッサリとした紹介で
いつか深掘りすることになりそうです。
ステラと灰の目、謎の魔法使いたちも
今後絡んでくるんだろうなぁという動きを
見せています。
ヨセフもチセを守るために動いてくれそう？
謎の生き物、
明らかに今回の件の肝に近いとこから
やってきてると思われるので
危ない目にあわされそうで
無邪気にジャスミンに懐いてるのが
怖くもあり居た堪れない。
リンデルは長生き魔法使いだから
一つのことを成すためには他を犠牲にできる人
だと思うので、非情な選択を迫られることに
なりそうです。
例の仔、チセが呪われてまで救ったんだから
幸せになって欲しいな。
末っ仔も飢えてるって穏やかじゃないような。
今回わざわざ出してきたってことは
何かあるんだろうな。
今回の《赤い竜》編では、
竜の国の今後が左右されるのでしょう。
そう思うと読むのツラい。
でも読んでしまう。気になるから。
次巻は来年4月発売予定です。
