ダンス・ダンス・ダンスール 5〜9巻
中学生の男の子がバレエを始める漫画。
漫画、ジョージ朝倉
中学生の男の子がバレエを始める漫画。
主人公の潤平は、
流鶯に生川のスカラシップをと思い
消えた流鶯を探して
都と一緒に流鶯にバレエを躾けた
“おばあさま”のいるホームへ。
そこに居た流鶯は、
ボケた“おばあさま”の前で
女役を華麗に踊り喜ばせていた。
“おばあさま”は流鶯の母しか褒めないので
流鶯を娘と思って褒めている。
そんな流鶯に、潤平は男役(自分の踊り)を
踊って褒められろよと挑発。
都がヒロインを踊ることで、
相手役を潤平に渡したくない流鶯は
見事な男役を踊る。
都は、潤平への恋心は抑え込み
流鶯の側にいるという
幼い日の約束を守ることにする。
結局、流鶯は都ママのバレエスクールへ。
都も生川を辞めて都ママの教室に絞る。
潤平は生川のスカラシップを取る。
生川で基礎を叩き込まれてる潤平だが、
始めたのが遅いことへのコンプレックスと
同年代が先に進むことへの焦りから
奇抜なことをしてでも注目されようとする。
バク転で射止めた忍者役、
二転三転しながらも役を掴みとる潤平。
しかし、海外公演に向かう日
友達がピンチだという電話で駆けつける。
公演日までは余裕があるから
追いかければ良い程度の気持ちでいた潤平。
しかし、学生であっても
公演に出るならプロであり、
プロとしての自覚が足りないと降ろされる。
(そうなると思ったよ)
納得いってない潤平だったが、
憧れのダンサーが車の事故で
現在は表舞台にいないことを知り
突然踊れなくなるという事態があることを
潤平なりに感じる。
潤平は、スカラシップの剥奪まで
追い込まれるが、
バレエを広めるために小学校を回ってやってる
公演の司会進行役として同行を命じられ、
そこで、また見たいという感想120%を1回でも
取れればスカラシップ継続という
難題をふっかけられる。
あれやこれやと試してみる潤平。
その潤平の前向きさやチャレンジ精神や
とにかく踊りたい気持ちみたいのが
団員への刺激にもなっていく。
最終日に、今まで見に来てくれてた子たちも
もう一度見たいと駆けつけてくれて、
見事に120%の課題をクリアする。
潤平は流鶯が
アメリカのコンクールに出ると思い込み、
自分もそのコンクールに出て流鶯と決したいと
強く思う。
生川からは、コンクールで
海外留学のスカラシップを受け取らないことを
条件に出場の許可が出て、
コンクールにかかる莫大な費用も請負って
もらうことになる。
しかし、
アメリカのコンクールに流鶯の姿はなかった。
というとこで以下次巻。
流鶯がいなくて
モチベーションが下がってる潤平ですが、
きっとこのコンクールに出場する人たちの
バレエを見たら刺激を受けて
どんどん楽しくなっていっちゃうんだろうな
と思われます。
そして潤平の無知さ無謀さと
その場その場では本能のまま動く性格から
海外留学目的ではなく
流鶯と同じ舞台で踊りを競いたいだけという
のは、本音なんだと思いますが、
きっと海外で刺激を受けちゃったら
そっちに流れるんだろうなというのが
目に見えてます。
そこらへん、
どう落とし前つけるのかつけれるのか
気になります。
10代の子がお金のことを気にして
したいことが出来ないというのは忍びない
とは思いますが、
潤平はお金がないという感覚はあるのに
代わりに生川にお金を出してもらってるという
感覚が全くないのが
(100円も100万円も同じ感覚っぽい感じ)
どうにも引っかかります。
ちょっと潤平は痛い目にあって
自覚してくれないかなと思う。
流鶯、頑張れ!