≪風 葬≫ 桜木 柴乃著
内容(「BOOK」データベースより)
拿捕、遊郭、マフィア…男女の欲望が交差する根室港。デビュー作で北海道に生きる男女の性を艶やかに描いた作者が挑む新感覚官能ミステリー。
釧路や根室管内を題材にたくさんの小説をだされていますよね~
映画になった≪ターミナル 起終点駅≫、≪氷へ平線≫≪凍原≫と読んでいますが、直木賞の≪ホテルローヤル≫はあまりの図書館の予約数で諦めてぇ~
あっという間に数年。。。≪風葬≫は、根室の「涙香岬」というワードに魅かれて借りました。
ちょっと、残念。。。。根室に18年住んでいたけど…どこの場所のことかな???が多かった…
本を読んでいても、ちょっと最初はどこなのか判定できませんでした。
最初の頁で、清隆寺の千島桜に軽く触れているのですが~ここは、5月の中旬以降に満開の千島桜が咲く。。。この辺をもっと描写して欲しかったです。
後、根室のソウルフード「エスカロップ」についてももっと丁寧に描いて欲しかったぁ~2回登場するので
実は15歳まで住んでいた本町にも、遊郭だった建物があったり~小さな旅館があったり~漁協が近かったり~水産工場がいっぱい。。。。
でも、岬とは言えないなぁ~岸壁だし… 子どもの頃から、元遊郭だった建物のことについて色々聞いていました。
なので、最初に本を読んだ時 その場所を思ったんですよ。
しかし「涙香岬」は16歳から住んでいた花園町のすぐ側の岬町でした。
確かに水産工場はあるし…すぐ側に高校の同級生の家があって、テスト前に集まって勉強会と称して1時間くらいテスト勉強をしてから
その岬へ繰り出していた^m^ 遊女が身投げ…なんてことも本の中には出て来るけど、その高さはなくて。。。入水ですよ。。。
あまりにも、その地が分かり過ぎてることと、レポ船のこと等々の当時のこと知り過ぎているせいか…
恐らく「涙香岬」という呼び名から創作されたであろう≪風葬≫に入り込むことが出来ませんでした。
そこまでこだわることないのだと思うのですが、沢井親子の家の場所に???
沢井親子の家から歩いて10分ほどの喫茶店。。。ちっちゃいことなのですが、あの辺を書いているのね♪なんてるのね♪なんてのを探すのも大スキwaniko
でも「涙香岬」が自分の住んでいた所からとっても近かったことに驚きつつ、知らないこと多いな!って実感。
この後の読書は~ナント根室に住んでいた高校生の頃ハマりにハマっていた「ポーの一族」(笑)
本屋さんで見つけて~「お一人様1冊限り」という張り紙にビックリしたwanikoでしたぁ~
我が家のコミックボロボロなので、新しくしようかなぁ~って真剣に考えてます