燕たちの憂鬱

ここ神宮の杜では、今宵も燕たちの溜息まじりの歓声がこだまする!

そして…

2005-09-12 12:13:00 | 徒然


選挙の結果は、自民党の地滑り的大勝!
おいおい、ほんとかよ!

衆議院解散に始まり、造反議院非公認、当該選挙区への刺客の派遣、「殺されてもいい」発言と、この選挙戦に向けた小泉首相の策略は見事だった。「小泉劇場」と呼ばれたその仕掛けに、一般大衆(実は政治にあまり関心がない方々)の多くが踊らされ、小泉首相の思惑通りにまんまと事が運んだという印象だ。投票率が上がった分の票が、ほとんど自民党に流れたということなんでしょう、きっと。
確かに、郵政民営化に向けた小泉首相の政治手法は首尾一貫しており、その点においては、共感が持てる。また、民主主義の名の元に未だに取り巻き業界への利益誘導を図ろうとしている族議員の一部を党から排除したという功績も、評価に値する。だけど、重要課題は、郵政民営化だけじゃあないんだよなー。テレビの討論番組で、年金問題・少子化問題・財政再建問題・税制改革に話しが及んだ時に、小泉首相の口からは明確な答えが出ず仕舞い、しどろもどろの受け答えに終始していたのは、大いに気になるところだ。
これだけ国民の指示を得たということは、その責任も重大なはず。
国民にとってより関心の高いそれら問題について、どれだけ納得の行く改革を進められるのか、お手並みを拝見したいものである。

今回選挙は、改めて、小選挙区制の怖さを浮き彫りにする結果になったわけだが、ここから先、いいかげんな対応で国民の期待を裏切るようなことが有れば、逆に地滑り的大敗!という結果にもなり得るってことを、自民党議員の皆さんは、肝に銘じてもらいたい。

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