最終節1週前の第7節の第1戦が終わった時点でまだ5校に優勝の可能性が残っているという、史上空前の大混戦になった、東京六大学野球春のリーグ戦も、いよいよ大詰め。第7節の第2第3戦で立教が優勝への執念を見せ、最終節の慶早戦は、優勝の行方が立教と慶應義塾の2校に絞られて迎えることになった。慶應義塾が優勝するには、連勝が条件だ。前週の明立第3戦、延長12回表に1-2勝ち越しを許す苦しい展開になるも、その裏2点取って逆転サヨナラ勝ちと、流れは、立教の1999年秋以来18年ぶりの優勝に傾いた感は有るが、そこは勝負の世界、どういう結末になるかは、神のみぞ知る世界だ。
決戦を見届けるべく、神宮へ。

5回までは、息詰まる投手戦。6回裏、そこまでノーヒットだった慶應義塾が、1アウト後瀬尾君の2ベースで先制のチャンス。ここで、早稲田ベンチは、なんと3番柳町君を敬遠!この試合、1点勝負と見た采配だ。このチャンスで、4番岩見君の打球は三遊間の深いゴロ。これを捕ったサードが2塁フォースアウトを取りに行くもランナーの足が速く、オールセーフ。迎えた1アウト満塁のチャンスで、期待の郡司君はキャッチャー・ファールフライ。チャンスがついえたかに思われたが、続く清水君がなんとグランドスラムで4得点!

中盤までの展開からしたら、これで勝ったと思うわなぁ。それがすんなり行かないのが、伝統の慶早戦。直後の7回表、先頭の佐藤君のホームランから展開がガラリ一変。序盤から飛ばし過ぎたのか、先発の高橋佑樹君が連続フォアボール。送りバントを3塁フォースアウトでチャンスの拡大を阻止したところで、ピッチャー交代。当然今シーズンほとんど打たれていない高橋亮吾君の出番と思いきや、なんと菊地君!不安が的中、代わってすぐフォアボールで1アウト満塁と、ピンチが拡大。次のバッターに2ベースを打たれ1点差、なお1アウト2・3塁とされたところで、あわてて高橋亮吾君にスイッチするも、早稲田に傾いてしまった流れは止まらない。替わってすぐのバッターのボテボテのショートゴロでホーム・タッチアウトを狙うも、ランナーと交錯したキャッチャーが落球して(記録はフィルダース・チョイス)同点。さらに続く前進守備のピンチで、センター前に抜けそうな当たりをセカンドがダイビングキャッチするも、到底ホームは間に合わず、この回わずか2安打で逆転を許してしまう。勝ち点を落とした法政戦のデジャヴ。
だが、今日の慶應義塾打線は、ここからが違った。直後の7回裏、照屋君のヒットを足掛かりに迎えた1アウト満塁のチャンスで、今度は、柳町君のグランドスラム!
かくして、ヒット数4―3で得点8―5という考えられない試合を制して、優勝に王手!勢い的には優勝の流れだが、そこは伝統の慶早戦、明日の第2戦も余談を許さない。
決戦を見届けるべく、神宮へ。

5回までは、息詰まる投手戦。6回裏、そこまでノーヒットだった慶應義塾が、1アウト後瀬尾君の2ベースで先制のチャンス。ここで、早稲田ベンチは、なんと3番柳町君を敬遠!この試合、1点勝負と見た采配だ。このチャンスで、4番岩見君の打球は三遊間の深いゴロ。これを捕ったサードが2塁フォースアウトを取りに行くもランナーの足が速く、オールセーフ。迎えた1アウト満塁のチャンスで、期待の郡司君はキャッチャー・ファールフライ。チャンスがついえたかに思われたが、続く清水君がなんとグランドスラムで4得点!

中盤までの展開からしたら、これで勝ったと思うわなぁ。それがすんなり行かないのが、伝統の慶早戦。直後の7回表、先頭の佐藤君のホームランから展開がガラリ一変。序盤から飛ばし過ぎたのか、先発の高橋佑樹君が連続フォアボール。送りバントを3塁フォースアウトでチャンスの拡大を阻止したところで、ピッチャー交代。当然今シーズンほとんど打たれていない高橋亮吾君の出番と思いきや、なんと菊地君!不安が的中、代わってすぐフォアボールで1アウト満塁と、ピンチが拡大。次のバッターに2ベースを打たれ1点差、なお1アウト2・3塁とされたところで、あわてて高橋亮吾君にスイッチするも、早稲田に傾いてしまった流れは止まらない。替わってすぐのバッターのボテボテのショートゴロでホーム・タッチアウトを狙うも、ランナーと交錯したキャッチャーが落球して(記録はフィルダース・チョイス)同点。さらに続く前進守備のピンチで、センター前に抜けそうな当たりをセカンドがダイビングキャッチするも、到底ホームは間に合わず、この回わずか2安打で逆転を許してしまう。勝ち点を落とした法政戦のデジャヴ。
だが、今日の慶應義塾打線は、ここからが違った。直後の7回裏、照屋君のヒットを足掛かりに迎えた1アウト満塁のチャンスで、今度は、柳町君のグランドスラム!
かくして、ヒット数4―3で得点8―5という考えられない試合を制して、優勝に王手!勢い的には優勝の流れだが、そこは伝統の慶早戦、明日の第2戦も余談を許さない。