大事な昨日の初戦を劇的な形で勝利し優勝に王手をかけた慶應義塾。今日の試合は、負ければ立教の優勝が決まる、文字通り決戦である。勝って3年ぶり35回目の優勝を飾れるか。
昨日とは打って変わって、序盤から点の取り合いとなった今日の試合。慶應義塾にとって誤算は、先発の菊地君が、1回裏に逆転2ランを浴びて、早々にピッチャー交代を決断せざるを得なくなったこと。連勝しなくてはならない慶應義塾は、昨日先発で好投した高橋佑樹君を2回から投入。その高橋佑樹君、昨日の序盤ほどの出来ではなく、早稲田打線にいい当たりをはじき返され、4-2と主導権を握りかけた3回裏に2アウトから3連打で同点に追いつかてしまう。続く4回裏にも勝ち越しタイムリーを打たれ、彼のマウンドはここまで。直後の5回表に、相手ピッチャーのコントロールの乱れに乗じて、4四死球で押し出し同点の後、瀬尾君の三遊間タイムリーで逆転。ここで昨日のヒーロー・柳町君にもう1本出ていたら、試合の流れは一気に慶應義塾に傾くところだったが、この回の攻撃はここまで。その裏、慶應義塾は、満を持して、高橋亮吾君を投入。理想を言えば、もう1~2イニング待ちたかったところだが、絶対負けられないこの試合で、そこまでつなげるピッチャーがいない。
5回はなんなく0に抑えたが、6回裏、コントロールのいい高橋亮吾君らしくなく、先頭から連続フォアボール。このピンチ、3バント失敗で息を吹き返し、なんとか0で切り抜ける。続く7回裏、昨日から当たっている先頭の佐藤君がライト前ヒットで出塁。続く加藤君の強い当たりのファーストゴロをはじいてセカンド・フォースアウトにできず、1塁のみアウトでランナー2塁。宇都口君にヒットを打たれるも、2塁ランナー生還できず、1・3塁。続く長谷川君は、センターへの微妙なフライ。肩のいい柳町君ということで、ランナー自重。ここまでは、なんとか0に抑えられる流れだったが、代打・熊田君を簡単に歩かせてしまって、流れが急変。続く代打の福岡君に、2左中間を真っ二つに割られ、満塁の走者一掃の3失点!この後早稲田打線がさらにつながり、この回計5失点。8回から早稲田がエース・小島君投入したところで、勝負有り。最終的には、14安打12失点で6-12の大敗。
今シーズンの躍進を支えた頼りの投手陣が総崩れでは、勝てる可能性は薄かったが、勝つチャンスが有ったとしたら、5回表逆転してなお2アウト満塁の場面で柳町君に1本出ていたか、7回裏2アウト1・3塁で代打・熊田君と勝負して抑えていたか、そのどちらかだったと思う。特に、7回裏のあの場面、ヒットを打たれてもまだ同点、フォアボールで歩かせたら、次のヒットは逆転打になってしまう、満塁にすると押し出しが気になってボール球で勝負しにくくなってしまう、そういったことを冷静に判断したら、結果はどうであれ、絶対勝負に行っておかないといけない場面だったはず。1点もやりたくないために勝負を避けてフォアボールで出したランナーも返され大量失点につながる、野球でよくある敗着の図式だ。
残念ながら優勝にはあと一歩届かなかったが、戦前の予想は正直5位だった。大健闘でしょう。不安視された投手陣が目を見張る成長を遂げていた。ピッチャーの主軸はまだ1・2年生。秋以降のさらなる成長、そして優勝を期待したい。
昨日とは打って変わって、序盤から点の取り合いとなった今日の試合。慶應義塾にとって誤算は、先発の菊地君が、1回裏に逆転2ランを浴びて、早々にピッチャー交代を決断せざるを得なくなったこと。連勝しなくてはならない慶應義塾は、昨日先発で好投した高橋佑樹君を2回から投入。その高橋佑樹君、昨日の序盤ほどの出来ではなく、早稲田打線にいい当たりをはじき返され、4-2と主導権を握りかけた3回裏に2アウトから3連打で同点に追いつかてしまう。続く4回裏にも勝ち越しタイムリーを打たれ、彼のマウンドはここまで。直後の5回表に、相手ピッチャーのコントロールの乱れに乗じて、4四死球で押し出し同点の後、瀬尾君の三遊間タイムリーで逆転。ここで昨日のヒーロー・柳町君にもう1本出ていたら、試合の流れは一気に慶應義塾に傾くところだったが、この回の攻撃はここまで。その裏、慶應義塾は、満を持して、高橋亮吾君を投入。理想を言えば、もう1~2イニング待ちたかったところだが、絶対負けられないこの試合で、そこまでつなげるピッチャーがいない。
5回はなんなく0に抑えたが、6回裏、コントロールのいい高橋亮吾君らしくなく、先頭から連続フォアボール。このピンチ、3バント失敗で息を吹き返し、なんとか0で切り抜ける。続く7回裏、昨日から当たっている先頭の佐藤君がライト前ヒットで出塁。続く加藤君の強い当たりのファーストゴロをはじいてセカンド・フォースアウトにできず、1塁のみアウトでランナー2塁。宇都口君にヒットを打たれるも、2塁ランナー生還できず、1・3塁。続く長谷川君は、センターへの微妙なフライ。肩のいい柳町君ということで、ランナー自重。ここまでは、なんとか0に抑えられる流れだったが、代打・熊田君を簡単に歩かせてしまって、流れが急変。続く代打の福岡君に、2左中間を真っ二つに割られ、満塁の走者一掃の3失点!この後早稲田打線がさらにつながり、この回計5失点。8回から早稲田がエース・小島君投入したところで、勝負有り。最終的には、14安打12失点で6-12の大敗。
今シーズンの躍進を支えた頼りの投手陣が総崩れでは、勝てる可能性は薄かったが、勝つチャンスが有ったとしたら、5回表逆転してなお2アウト満塁の場面で柳町君に1本出ていたか、7回裏2アウト1・3塁で代打・熊田君と勝負して抑えていたか、そのどちらかだったと思う。特に、7回裏のあの場面、ヒットを打たれてもまだ同点、フォアボールで歩かせたら、次のヒットは逆転打になってしまう、満塁にすると押し出しが気になってボール球で勝負しにくくなってしまう、そういったことを冷静に判断したら、結果はどうであれ、絶対勝負に行っておかないといけない場面だったはず。1点もやりたくないために勝負を避けてフォアボールで出したランナーも返され大量失点につながる、野球でよくある敗着の図式だ。
残念ながら優勝にはあと一歩届かなかったが、戦前の予想は正直5位だった。大健闘でしょう。不安視された投手陣が目を見張る成長を遂げていた。ピッチャーの主軸はまだ1・2年生。秋以降のさらなる成長、そして優勝を期待したい。