木曽越峠の仙人日記

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梅の果実の薬効

2020年03月28日 06時14分49秒 | 薬草

3月28日

当地の朝は雨



「ウメ」、バラ科

薬用植物

中国より渡来したと言われる



万葉の時代に北九州を中心に栽培されていた



薬用部位

未熟果、半熟して自然落下した果実に(スス)をまぶして

もみ殻の煙で燻す、一昼夜燻製した後に陽乾して仕上げたのが

生薬の鳥梅 (うばい)である


薬理作用

鳥梅の水煎液は ジフテリア菌、ブドウ球菌、肺炎球菌、大腸菌

チフス菌、緑膿菌、コレラ菌などの病原真菌を抑制する

薬効

鎮咳・去痰・下痢・止瀉・駆虫・収斂薬・清涼収斂作用



漢方

(鳥梅) : 胃腸を丈夫にして、下痢を止め、熱を消し、吐き気を止める

(鳥梅丸) : 手足が冷え、時々吐き気を催し、胸中悶えてる時に

(秦艽別甲湯) : 肺結核で胸部に所見が有りながら、激しい症状を現さず

微熱が続き、なかなか完治しない症状に使用される

その他、昔からの民間療法が数えきれないほど有るのが梅である

参考文献            日本薬草全書



先日写した「クレソン」、「オランダガラシ」、アブラナ科

食用・薬用植物

必要時に採取して、消化促進に生のまま食べる

全草を乾燥して、利尿に煎じて服用する



昨日は一日雨で、近所の紅梅を撮る

暫くは雨模様の様ですね
コメント
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