言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

SEALDs小林くんスピーチ10/18渋谷・・・安倍政権の退陣を求める訳【速報】

2015-10-18 23:06:26 | 言いたいことは何だ

こんにちは。国際基督教大学4年生の小林です。戦後70年の歴史を大きく変える法律が、先月可決されました。私も、連日国会前で声をあげました。しかし、そんなことに目もくれる余裕もないほど、毎日を生きることに精一杯な人々がいます。

1日中朝から晩まで必死に働き、それでも子どもを高校へ進学させてやれない120万人ものシングルマザー。明日自分のクビが切られるかもしれない不安に怯える250万人の派遣労働者。ご飯をおなかいっぱい食べることができない320万人の幼い子どもたち。

私がこうして話している間にも彼らが考えていることは、もし自分の家が生活保護を受けていることがばれたら、周りに白い目で見られてしまうのではないか、ということ。大学進学のために借りる500万の奨学金を自分の力で返済できるのか、ということ。

もし自分1人で子供養うとしたら、月10万円の給料でどうやって暮らせばよいかという事。もし明日仕事を失ったら、自分の居場所はこの社会に存在するのかという事。つまり今日を生き延びる事ができるか、明日を無事に迎えられるか、それが彼らの切実な思ではないでしょうか。

安倍首相は日本を「美しい国」[すべての女性が輝く社会]、[一億総活躍社会]にしたいそうです。しかし現状はどうでしょうか。この国には、進学を諦めキャバクラで働き家族を養わなければならない10代の子がいます。この国には、子どもの学費のために裏で自分の内臓を売り、生活をくいつなぐ母親がいます。この国には、何度も生活保護を申請したが拒否され、食べるものもなくやせ細り、命を失った女性がいます。この国には、ひとりぼっちで、誰にも看取られることなく、冬の寒空の下、路上で命を落としていく人々がいます。

そしてそんな彼らをに対して、「今までなにしてたんだ?たんだ」「努力が足りないんじゃないか?」、と切り捨てる、それが今の日本の政府です。私は言いたいです。たった1人の子どもの命も救えない、たった1人の母親に、生きる希望を与えることができない、そんな国の言う事を、私達はどうして信じる事ができますか!?
学費を稼ぐため風俗で働くのは、あなたの子どもかもしれません。
過度のストレスと鬱に苦しんで自殺するのは、あなたの父親かもしれません。
冬、暖房のない部屋でやせ細って孤独死するのはあなた自身かもしれません。

そして政府は、そっとあなたに囁くでしょうきます。食事も住居も用意してくれる、学費も肩代わりしてくれる、そんな仕事があるよ、と。そうして、その仕事についたあなたは、他国の脅威から「日本を守るため」、遠く離れた大地へと送り込まれることとなるでしょう。

しかし忘れないで下さい。あなたが守るはずの日本に、あなたは殺されそうになっているのだと言うことを。私たちにとっての脅威は他国ではなく、この国であるということを。あなたの生活は今まさに、この国によって存立危機事態に追い込まれているのだ、ということを。

私が思い描くのは、こんな未来ではありません。誰もが、心から、生きていて良かったと、自分はこの世界に生まれてきて良かったと言える、あなたにしか聞けない声があり、あなたにしか見えない世界があり、あなたにしか語れない言葉がある、そんな他の誰でもないあなたを必要としていると、そう胸をはって言うことができる国を、私は夢見ています。
そのために必要なのは、「強い」国となるための、一発数千億円のミサイルでしょうか? 違います。わたしたちがもとめているものは、ただ、大切な人とほおばる温かいご飯であり、望む学校へ進学できるチャンスであり、1人親でも、子どもとゆっくり向かい合うことのできる時間であり、ひとりぼっちで悩んでいるあなたをいつでも迎え入れてくれる居場所なのです!
世界があるからあなたがいるのではなく、あなたがいるからこそ世界はあるのです。

希望なき人々のためにのみ、希望は与えられています。終わっているなら始めましょう。10月18日、私は安倍政権の退陣を求めます。ありがとうございました。

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Twitterの継ぎ接ぎなので間違いがあるかもしれません、画像にも自信はありません。関係のない画像かもしれません。悪しからず。明日には正しいものが出ると思います。





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合意はできていないではないか。やりたければ国の責任でやれ。世界中に勝手に金をばらまいてる安倍の責任で。

2015-10-18 22:15:17 | 言いたいことは何だ

<森山農相>農産物の新しい販促制度を検討 TPPに備え



毎日新聞 10月18日(日)19時45分配信






 ◇生産者から資金を徴収 NHKの番組で明らかに

 森山裕農相は18日、畜産物やコメなどの消費や輸出の拡大に向け、生産者から資金を徴収して販売促進活動などに充てる制度の創設を検討する、と明らかにした。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉の大筋合意を受け、輸入品との競争が活発化する国内農業をてこ入れする狙い。政府は制度の具体化を急ぐが、負担増には生産者の反発も予想される。

 森山農相は同日午前のNHKの番組で「消費者の皆さんにコメを食べる大事さ、あるいは日本の牛肉の素晴らしさの外国向けのPRをしっかりやっていきたい」と述べた。その後、報道陣に対し、「生産者の立場でPRできることが大事だ」と強調した。

 森山農相が念頭に置くのは、米国で運用されている「チェックオフ制度」と呼ばれる仕組み。品目別に生産者などから少額の「賦課金」を義務的に徴収して積み立て、業界団体などが消費拡大や輸出促進、研究開発の原資とする。1930年代からあり、現在は、牛肉、大豆、乳製品などの品目で導入されている。

 日本では、酪農などの業界団体が会員からの会費をもとに販促活動を行うなどの例はあるが、全ての生産者から義務的に徴収する事例はない。徴収を義務とする場合は、立法措置などが必要となる。米国内では一定数の反対派がおり、日本でも負担増を懸念する生産者の反発が予想される。森山農相は「不満があればやらなければいい。生産者の皆さんにご理解をいただけるか、ある意味問題提起として投げかけてみたい」と述べた。【松倉佑輔】

***********************
 あれほど反対が多いのに、問題提起などと寝ぼけたことを言うな。ISD条項はどうするのだ。
 問題の多いTPPを、無理やり合意という表現をしてる。そんなことが許せるか。
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片山さつきが坂上忍に

2015-10-18 16:00:20 | 言いたいことは何だ

 

片山さつきが坂上忍に年金問題とマイナンバー制度を批判され暴言連発! またぞろ生活保護バッシングも…

http://lite-ra.com/2015/10/post-1594.html

 2015.10.17. リテラ

 

 

 下着ドロボーの高木毅復興相に、竹刀で体罰の馳浩文科相、ヤクザとズブズブという過去が暴かれた森山裕農相……。早くもその本質が露呈しつつある第三次安倍内閣だが、そんななか、今度は安倍応援女衆のひとりである片山さつきがテレビの生放送で問題発言を連発した。

 

 片山が出演したのは、106日に放送された『バイキング』(フジテレビ)。きょうの番組テーマは年金制度だったが、片山は「年金は支え合いの制度。愛です!」「You and I、そして愛なんです」と珍妙なフレーズを連呼。年金はいまの若者たちの老後にも「破綻的なことがなければ」支払われると訴えた。

 

 しかし、ここでツッコミを入れたのは、番組MCの坂上忍だ。

 

「ぼくは執念深い男なので、消えた年金問題のときにね、安倍さんが『最後のひとりまでお支払いする』っておっしゃったんですよ。それ、どうなったんですか?って話があって。それができない限り、ぼくは信用しません」

 

 生放送で突然、鋭く切り込まれてしまい、ものの見事に表情が固まってしまった片山。だが、口を開くと、こんなことを言い始めた。

 

「また厚生労働省でね、事件起きちゃって、わたしたち政治家のほうは怒っております」

 

 坂上が話したのは消えた年金問題のときの安倍首相の説明についてで、厚労省のマイナンバー収賄の話ではない。こうして露骨に話題をすり替え、さらには「政治家のほうは怒っております」と責任を転嫁する。だいたい片山自身も大蔵官僚時代、労働省(当時)から官官接待を受けていたことが問題になっているが、そんなことは棚に上げて、である。

 

 ある意味、この“話のすり替え”は片山のお決まりのパターンだが、番組ではここから片山の暴言劇場がはじまった。

 

 というのは、番組レギュラーの渡辺えりが「年金を払っていない人が4割もいて、その人たちがお年寄りになったときにどうするのかって、すごく不安ですよ」と発言。すると片山は咄嗟に「それなんです!」と言い、生活保護受給者バッシングを繰り出したのだ。

 

「私がこの4年間、ずっと取り組んでいる生活保護の問題で、本当に無年金で蓄えもなく、その方たちもわたしたちと同じ日本人、仲間ですから支えなきゃいけないと。(でもその人たちは)100%税金の生活保護になっちゃって、それが3兆円、4兆円になっちゃって、このままじゃ本当に国がもたないんですよ。だから、少しでも、少しずつでも、できる限り働く側に回ってもらって」

 

 もちろん、渡辺は年金を払っていない人たちを責めたのではない。「働きたくても働けない人たち、払いたくても(年金の)その金額が払えない人たち」のことを心配したのだ。だが、片山にはまったく届かず、「現役で働ける方が60万人くらいいらっしゃるのも事実」「病院たらい回しとか、その問題もあるし」と、結局“生活保護受給者が国を滅ぼす”と言わんばかりに主張した。

 

 しかも、その後、前出の厚労省官僚のマイナンバー収賄に話が移っても、「(マイナンバー導入によって)ずる貰いみたいな生活保護もなくなるし、管理もしやすくなる」と言ってのけたのだ。

 

 片山は、次長課長・河本準一を「税金ドロボー」だとし、生活保護バッシングを展開した張本人だが、そのせいで渡辺が指摘したような国が保護しなくてはいけないような人びとがさらに生活保護を受給しづらい環境をつくり上げた。それでも片山には反省などあるはずもなく、生活保護を「ずる貰い」と表現し、マイナンバー問題をまたしてもお得意の論理のすり替えで生活保護バッシングに利用したのだ。

 

 さらに、そのマイナンバー導入に坂上や雨上がり決死隊の宮迫博之から反論が飛び出すと、「世界中IT化だから、どこの国でも制度あるからやっていこうっていう、そういう国民運動なんですね」と説明。当然、国民のあいだからはマイナンバーに懐疑的な声こそ上がってはいても、それを求める運動など起こってはいない。誰にでもわかる大嘘である。

 

 また、賄賂を受け取ったと言われる厚労省の官僚についても、「すごいキャラの立っちゃってる、変わった厚労省の職員さん」「服装が異常」などと述べ、“たんにヘンな人が混ざっていただけ”だと片山は問題を矮小化。他人の容姿をとやかく言うなら片山のヘアスタイルも大概ヘンだと思うが、挙げ句、片山はこのように語り始めた。

 

「いちばん利権があるのは、いま中華人民共和国と言われていますから、官僚制度のいちばん強いのは共産圏なんですよ。情報独占で何でもできちゃう。(中略)そういうレベルでは日本はないわけですが」

 

 日本の官僚による収賄の話をしているのに、今度はなんと中国に話題をすり替える。──これだけでも驚きだが、番組の最後に「最近、嬉しかったニュースは?」と尋ねられた際には「スポーツ界のいろんな活躍ですね」と言い、つづけて「日本のいろんな国際貢献がね、国連の場とかでも少しずつ認められているのが嬉しいのと、逆にあの南京みたいな、間違った情報が登録されて、これは絶対、反論してやり返さなきゃいけないなと」と、さらっと“南京事件はなかった”と主張した。

 

「間違った情報」を垂れ流し、詭弁を弄しているのはあなたのほうでは?と言いたくなるが、これこそが安倍政権クオリティというものなのだ。

 

 ちなみに番組では、片山が前夫・舛添要一とのスピード離婚について触れ、舛添のことを「怖かった」と語る一幕も。そして、当時の自分をこう評した。

 

「いまの議員やってる片山さつきじゃないですもん。大蔵省で、まだそれこそ新進気鋭の、夜遅くまで働いている女性ひとりのキャリアウーマンで」

 

 自分のことを“新進気鋭”と自画自賛……。厚かましいにも程がある。

 

(水井多賀子)

 

 

 

 

片山議員は、生活保護は税金の無駄使い、と言わんばかりであるが、政党助成金を何十億円も官僚から采配され、その御礼として官僚作成の法案を党議拘束をかけて可決させる与党など、よほど税金の無駄使いであろう。

  そもそも議員歳費は、一般労働者が300万円程度の年収であるのに比較し2千万円以上であり、国民代表者として国会で支持者の代弁をする役割であるにしては、かなりの高額報酬である。

  北欧などでは企業に勤務しながら夜間に議会を開くところもあるようで、非常に質素である。今更ではあるが、議員というものが特権階級扱いである日本は、かなりおかしいのではないか。

  それというのも、与党は血税の財布を財務官僚に預けてしまい、各省庁の廊下に集まる内外ロビイストの要請や意向に沿った法案を官僚が作り、与党に説明して賛成多数で可決に持って行かせ、予算配分するシステムを容認している。そのため政党助成金が大判振る舞いされていることに、何の違和感も無いのである。

  政党助成金を巡って醜態をさらしている維新の会を見ても、いかに官僚采配の政党助成金が旨味があるかが解るのである。

  大体、代議士ともあろうものが、国民主権者、納税者の声を聴かずに財務省の側に立ち、福祉予算の削減を意図して不正受給者を例に出し、結果的に国民生活の底下げを導くようでは、一体誰の代表として議員をやっているのか、という事だ。

  日本は国民から徴税し、全体の福祉に充てる租税国家であり、その税の使途の優先順位は、代表議員が主権者納税者の声を反映して決定すべきものである。

  世界の先進国のどこを探しても、政党が助成金を何十億円も受け取り、その代わりに与党が党議拘束をかけて官僚都合の法案を可決するような議会制民主主義国などあり得ない。これこそが国税の誤った使い方に他ならないのである。

  しかも、行き返りはタクシー利用、乗るのはグリーン車やビジネスクラスと、議員そのものが贅沢な報酬を謳歌していれば、巷の経済状況など実感が無いだろうし、地元民の声を拾わなければ猶更である。

  よって、官僚や上級公務員の天下りや、官官接待による野放図な予算使用、株式に投機して枯渇させている年金資金を理由に福祉関連予算を出し渋れば、たちまちその広報担当となって世論を導くべく奮闘するのが、片山議員のような、議員とは事務方代表、と勘違いしているらしい似非代議士なのである。

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やりました!ABC朝日放送!TPP医療破壊をすっぱ抜き!電通さん圧力かけますか?w

2015-10-18 12:38:05 | 言いたいことは何だ
大拡散希望です!!!
正義のミカタ 2015年10月17日「米韓関係、北朝鮮軍事パレード、TPP医療保険」 



先ほど、大阪のABC朝日放送のテレビ番組に堤未果さんというジャーナリストが出演し、TPPが日本の医療を破壊すると言う問題点を解説していました。
国民皆保険崩壊のシナリオからその原因である、ISD条項の悪法についても解説されていました。
そして、ゲスト出演しているタレントさんから、なぜ今まで堤さんは、その事を何故、沈黙していたのかと質問がありました。
その答えに堤さんは、東京のテレビ局に出るとその部分は発言するなと、事前検閲されていたと言ってました。
また、TPPの大筋合意は日本政府だけが勝手に言っているだけで、各国議会承認が出ない限り最終合意には至らなく、マレーシア等はのらりくらりやっているので、まだまだ2~3年先の話であると、RK先生と同じ内容の解説をされていました。
そして、このTPPを進めている人たちは、アメリカ国家ではなく、アメリカにいる1%の資本家および企業家たちで、アメリカに住む一般国民も被害者である事を述べて、その国民の資源を吸いつくしたから、次のターゲットである日本国民の資本を狙っているだけである。それがTPPの本質であると発言していました。
ABC朝日放送ありがとう。録画出来なかったのが残念です、もし録画された方はyoutubeにアップしていただければ幸いです。
http://www.mikatsutsumi.org/news/?p=617


大阪を愛する者
2015/10/17 11:49

連投失礼します。
先ほどのABC朝日放送であったTPP問題についての書き込みで、書き忘れた事がありました。
電通さん、上記番組にいつ圧力かけますか?
何!『もう、既にかけている!』あっそうですかww!

大阪を愛する者
2015/10/17 12:14

先ほど書き込みさせていただきました、TPP問題のTV番組ですが、Youtubeにアップされているようでした。
アップいただいた方ありがとうございました。
アドレスを下記に張り付けてさせていただきますので、是非、隣にいるB層さんへ拡散させてください。
https://www.youtube.com/watch?v=Zo07oAz-eWw
尚、該当する部分は、48.33分位から始まります。

大阪を愛する者
2015/10/17 15:37




http://richardkoshimizu.at.webry.info/201510/article_82.html#comment

大筋合意なんて真っ赤なウソだということもはっきり言ってくれています。読売、毎日新聞さんは大嘘を報道していたんでしょうか?東京ではこんな放送をダメといわれたと堤さんは言われています。完全なる検閲ですね!!!

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カナダの総選挙結果はTPPへの国民の意思を示す

2015-10-18 08:02:36 | 言いたいことは何だ



カナダの総選挙結果はTPPへの国民の意思を示す




 元外交官の天木直人氏は、19日に行われるカナダの総選挙国民TPPへの警戒感があるために、与党苦戦気味だとされていることを取り上げて、安倍政権は震え上がっているのではないかと述べています。
 
 カナダは、かつて米・加・メキシコの3国で結んだ北米貿易協定(NAFTA)で、米国とのISD訴訟において、47件で全敗するという手痛い目に遭っているので国民は簡単には騙されないのでしょう。
       (関係記事)
10月8日 マスコミが伝えないTPPの問題点 
http://yuzawaheiwa.blogspot.jp/2015/10/blog-post_8.html 
 
 TPPのEU版と呼ばれる米とEUとのTTIP(環大西洋貿易投資協定)の交渉もTPPと並行して行われていますが、ドイツのベルリンではつい10日ほど前に、10万人とも25万人ともいわれる反対デモが行われたばかりです。
 
 また韓国では2008年に締結されたFTA(米韓2国間自由貿易協定)の批准案が2008年10月に国会に提出されましたが、多数の誤訳があったために2011年5月に一度撤回されて、同年9月16日にようやく外交通商統一委員会で審議が始まりました。
 しかしISD条項について野党側がアメリカとの再々交渉を要求して膠着状態になったため、李明博(イ・ミョンバク)大統領は11月15日、国会に出向き「米韓FTA発効後にISD条項についてアメリカ側と協議を行うと明言しました。野党側は当然発効前に行うことを要求してこれを拒否しました。
 最終的には11月22日に議長の職権により批准案が強行採決されましたが、国民の怒りのデモは街頭に溢れて収まりませんでした。
 
 このように海外ではいずれもアメリカの侵略的な貿易協定に対して強い反対運動が起きています。
 今回のTPPでも、東南アジアの国々は国益を守るために交渉委員の尻を叩いたことが読み取れますが、日本だけは当初から国益を放棄しました。それにもかかわらず何故いまもこのように静かで反対運動すら起きないのでしょうか。まだ最終の詰めが残っていて妥結前だからというのでしょうか?
 
 少なくとも天木氏の言うように安倍政権を震撼させる状況とは、まだまだ大きな距離がありそうです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
安倍政権を震撼させることになるカナダの総選挙結果
天木直人 2015年10月17日
 きのう10月16日の東京新聞が書いていた。
 10月19日に行われるカナダの総選挙はTPP合意後、交渉参加国の中で初めて行われる選挙となると。
 カナダ国民にはTPPへの警戒感があり、与党は苦戦気味だと。
 この東京新聞の記事を読んだ安倍政権は震え上がったに違ない。
 もしカナダの選挙結果が与党の惨敗に終わるなら、その衝撃はさらに大きなものになる。
 だからこそ、それを見越して安倍政権はTPP大筋合意の直後にあわててTPP対策本部をつくったのだ。
 順序が逆だろう。
 本来ならばTPP交渉前に対策本部をつくって、国内産業を守るための戦略を立てるべきだ。
 ところが、TPP合意によって国内産業が打撃を受けることが分かっているから、被害を受ける産業をなだめる為に予算を講じるのだ。
 そのための対策本部である。
 選挙目当てなのだ。
 コメの自由化ばかりが騒がれていたが実はそれだけではなかった。
 TPPが大筋合意を見たとたん、野菜や海産物など、これまで一度も報道されなかった品目で、次々と関税撤廃が報じられるようになった。
 秘密交渉で隠されていたことを明らかにしなければいけなくなったからだ。
 当然ながら関係業界は不安と怒りが渦巻く。
 来年の参院選に悪影響を及ぼす。
 それを占うカナダの総選挙の結果から目が離せない(了)

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