夜回り先生こと水谷修氏vsハシシタ
http://canadadenihongo.blogspot.ca/2012/10/blog-post_22.html
若者たちから「夜回り」と呼ばれている深夜の繁華街のパトロールを通して、多くの若者たちとふれあい、彼らの非行防止と更生に取り組んでいる教師がいる。「夜回り先生」こと水谷修氏だ。
現在、水谷氏は、花園大学及び関西大学客員教授であるとともに、現場での経験をもとに、専門誌や新聞、雑誌への執筆、テレビ、ラジオなどへの出演、日本各地での講演などを通して、子どもたちが今直面している様々な問題について訴えている。
そんな「夜回り先生」が現在困っていることがある。
自民党を離党して「維新の会」に移った松波健太議員の選挙用のポスターに写真を無断使用されて非常に困っているとブログに書かれていた。
http://www.mizutaniosamu.com/blog/010diary01/post_17.html
なぜ迷惑かというと、水谷氏の教育感と「維新の会」の教育感があまりにも違いすぎるからだ。
水谷氏が昨日のブログにも書かれているように、水谷氏は、人は、本来よい存在だから、間違えたことをするのは、その人がきちんと育てられていないから。教育されていないからと考える性善説の立場に立たれている。
それとは対照的に、橋下氏のこれまでの発言からもわかるように、「維新の会」というのは、本来悪い存在だから、きちんと法によって規制し、罰を与え、指導をしないと、大変なことになるという性悪説の立場に立っている。
そんな相反する立場の政党に属する議員と一緒に撮った写真を次期選挙のために利用されたら、これまで実践してきた活動や自分の教育理念を覆され、自分の支持者からは誤解を受け、信用を失ってしまうのは明らかであり、水谷氏が憤慨するのも当然のことだろう。
『夜回り先生からの近況報告』より
今、事務所に戻りました。2012年10月21日
私のホームページにたくさんの人が訪れているようです。その理由は、私が先日書いた、松波議員や維新の会、橋下市長に対するブログが原因のようです。苦笑いしています。
私の教育に対する想いを少し書いておきます。
教育は、人と人とが直接ふれあう中で行われる営みです。そこには、信頼関係がなければなりません。
文科省が各教育委員会を信じ、教育委員会が各校長を信じ、校長が教員を信じ、親や子どもたちが、教員を信じる。これを原点として、教育は始まります。
しかし、今、教育の世界には、この信頼関係が損なわれています。私は、それを憂います。教員がしっかりしていないから、いい加減だから、信じない。そう言う人もたくさんいます。でも、そんな人たちには、近くの学校を見てほしい。昼多くの子どもたちと、きちんと触れあっている多くの教員を・・・。夜八時、九時まで、明かりの消えることのない職員室を。
世の中には、性善説と性悪説があります。人は、本来よい存在だから、間違えたことをするのは、その人がきちんと育てられていないから。教育されていないからと考える説と、人は、本来悪い存在だから、きちんと法によって規制し、罰を与え、指導をしないと、大変なことになる。ここには、たくさんの子どもたちが来ますから、簡単に説明すれば、こうなるでしょう。
私は、今まで、そしてこれからも、性善説の立場で生きていきます。人を疑って、人との出会いをなくしたり、人を傷つけるより、信じてだまされるほうが、私にとってはましです。これは、私だけでなく、教育に関わる多くの人が、子どもたちに対して抱いている気持ちです。
子どもや、教育の体制を変えて行くには、時間がかかりますが、でも、私は、そうして子どもたちと生き合ってきました。もし、私が、性悪説の立場に立って、子どもたちを厳しく管理し、そして処分していたら・・・。そう考えるだけで、寒気がします。
(後略)
そんな折、先日の朝日グループバッシングだけでは飽き足らない「ハシシタ」が、今度は、夜回り先生に食ってかかり始めたのだ。
「ハシシタ」は、「子供のことを想っているのはお互いに同じ」などと抜かしているが、18歳になるかならないかの少年が、殺人事件を犯した「山口県光市母子殺害事件」http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-598.htmlのとき、加害者の少年への過剰な少年バッシングに警告を放ち、真相を究めようと立ち上がった22人の弁護士からなる被告弁護団への懲戒請求をテレビで訴えたのが、この「ハシシタ」だったことを私は忘れない。
つまり、恵まれない家庭環境が一因で、殺害事件を起こしたこの少年を根っからの性悪者とみなし、彼を庇おうとしていた弁護士たちを批判し、懲戒処分にすることで、この加害者の少年を死刑へと導くのに加担したのは、まぎれもない「ハシシタ」だったのだ。
性善説の立場に立つ水谷氏が、ハシシタのような性悪説の立場に立つ男が率いる政党の議員と写真を撮ったということは、政界ではタブーとされている政治家がヤクザと一緒に写真を撮るようなものだ。それをポスターにされたのだから、憤慨するのも当然である。
「維新の会」は自分たちの私利私欲、名誉、カネのために子供の教育さえも利用しようとしているということを「夜回り先生」は気づいているのだ。
イタリアにおける「反緊縮」オールタナティブ運動、世界で同時進行する新自由主義との戦い:イタリア人友人との会話
http://nicoasia.wordpress.com/
(抜粋)
「維新の会」そのものは橋下のワンマン経営であり、その背後には竹中平蔵を筆頭とした選挙で選ばれることのない得体の知れない新自由主義者たちのブレーンが控えている。
独裁者であるはずの橋下はそれらブレーン集団や背後のパトロンのパペット状態だ。
維新支持者による熱心な集会や議論などというものも皆無といっていい状態で、ベクトルは破壊的な方向であると私は感じる。
また「五つ星運動」は既存のマスコミに批判的であるが、「橋下維新人気」というものはそもそもマスコミによって演出されたものであるのは明白であり、橋下がマスコミに時折噛み付くのは、橋下が既存メディアに批判的であるからでは決してなく、マスコミがたまたま橋下に都合の悪いことを報じたときだけである。
基本的にマスコミのヨイショがなく、政策や実績を客観的に国民が検証できる状態となれば「橋下人気」などというものもすぐさま雲散霧消してしまうものであると思う。
最近では橋下維新への支持も急落してきているが、これは橋下維新の正体がネットを通じて知れ渡ってきたからであろうと思う。
http://canadadenihongo.blogspot.ca/2012/10/blog-post_22.html
若者たちから「夜回り」と呼ばれている深夜の繁華街のパトロールを通して、多くの若者たちとふれあい、彼らの非行防止と更生に取り組んでいる教師がいる。「夜回り先生」こと水谷修氏だ。
現在、水谷氏は、花園大学及び関西大学客員教授であるとともに、現場での経験をもとに、専門誌や新聞、雑誌への執筆、テレビ、ラジオなどへの出演、日本各地での講演などを通して、子どもたちが今直面している様々な問題について訴えている。
そんな「夜回り先生」が現在困っていることがある。
自民党を離党して「維新の会」に移った松波健太議員の選挙用のポスターに写真を無断使用されて非常に困っているとブログに書かれていた。
http://www.mizutaniosamu.com/blog/010diary01/post_17.html
なぜ迷惑かというと、水谷氏の教育感と「維新の会」の教育感があまりにも違いすぎるからだ。
水谷氏が昨日のブログにも書かれているように、水谷氏は、人は、本来よい存在だから、間違えたことをするのは、その人がきちんと育てられていないから。教育されていないからと考える性善説の立場に立たれている。
それとは対照的に、橋下氏のこれまでの発言からもわかるように、「維新の会」というのは、本来悪い存在だから、きちんと法によって規制し、罰を与え、指導をしないと、大変なことになるという性悪説の立場に立っている。
そんな相反する立場の政党に属する議員と一緒に撮った写真を次期選挙のために利用されたら、これまで実践してきた活動や自分の教育理念を覆され、自分の支持者からは誤解を受け、信用を失ってしまうのは明らかであり、水谷氏が憤慨するのも当然のことだろう。
『夜回り先生からの近況報告』より
今、事務所に戻りました。2012年10月21日
私のホームページにたくさんの人が訪れているようです。その理由は、私が先日書いた、松波議員や維新の会、橋下市長に対するブログが原因のようです。苦笑いしています。
私の教育に対する想いを少し書いておきます。
教育は、人と人とが直接ふれあう中で行われる営みです。そこには、信頼関係がなければなりません。
文科省が各教育委員会を信じ、教育委員会が各校長を信じ、校長が教員を信じ、親や子どもたちが、教員を信じる。これを原点として、教育は始まります。
しかし、今、教育の世界には、この信頼関係が損なわれています。私は、それを憂います。教員がしっかりしていないから、いい加減だから、信じない。そう言う人もたくさんいます。でも、そんな人たちには、近くの学校を見てほしい。昼多くの子どもたちと、きちんと触れあっている多くの教員を・・・。夜八時、九時まで、明かりの消えることのない職員室を。
世の中には、性善説と性悪説があります。人は、本来よい存在だから、間違えたことをするのは、その人がきちんと育てられていないから。教育されていないからと考える説と、人は、本来悪い存在だから、きちんと法によって規制し、罰を与え、指導をしないと、大変なことになる。ここには、たくさんの子どもたちが来ますから、簡単に説明すれば、こうなるでしょう。
私は、今まで、そしてこれからも、性善説の立場で生きていきます。人を疑って、人との出会いをなくしたり、人を傷つけるより、信じてだまされるほうが、私にとってはましです。これは、私だけでなく、教育に関わる多くの人が、子どもたちに対して抱いている気持ちです。
子どもや、教育の体制を変えて行くには、時間がかかりますが、でも、私は、そうして子どもたちと生き合ってきました。もし、私が、性悪説の立場に立って、子どもたちを厳しく管理し、そして処分していたら・・・。そう考えるだけで、寒気がします。
(後略)
そんな折、先日の朝日グループバッシングだけでは飽き足らない「ハシシタ」が、今度は、夜回り先生に食ってかかり始めたのだ。
「ハシシタ」は、「子供のことを想っているのはお互いに同じ」などと抜かしているが、18歳になるかならないかの少年が、殺人事件を犯した「山口県光市母子殺害事件」http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-598.htmlのとき、加害者の少年への過剰な少年バッシングに警告を放ち、真相を究めようと立ち上がった22人の弁護士からなる被告弁護団への懲戒請求をテレビで訴えたのが、この「ハシシタ」だったことを私は忘れない。
つまり、恵まれない家庭環境が一因で、殺害事件を起こしたこの少年を根っからの性悪者とみなし、彼を庇おうとしていた弁護士たちを批判し、懲戒処分にすることで、この加害者の少年を死刑へと導くのに加担したのは、まぎれもない「ハシシタ」だったのだ。
性善説の立場に立つ水谷氏が、ハシシタのような性悪説の立場に立つ男が率いる政党の議員と写真を撮ったということは、政界ではタブーとされている政治家がヤクザと一緒に写真を撮るようなものだ。それをポスターにされたのだから、憤慨するのも当然である。
「維新の会」は自分たちの私利私欲、名誉、カネのために子供の教育さえも利用しようとしているということを「夜回り先生」は気づいているのだ。
イタリアにおける「反緊縮」オールタナティブ運動、世界で同時進行する新自由主義との戦い:イタリア人友人との会話
http://nicoasia.wordpress.com/
(抜粋)
「維新の会」そのものは橋下のワンマン経営であり、その背後には竹中平蔵を筆頭とした選挙で選ばれることのない得体の知れない新自由主義者たちのブレーンが控えている。
独裁者であるはずの橋下はそれらブレーン集団や背後のパトロンのパペット状態だ。
維新支持者による熱心な集会や議論などというものも皆無といっていい状態で、ベクトルは破壊的な方向であると私は感じる。
また「五つ星運動」は既存のマスコミに批判的であるが、「橋下維新人気」というものはそもそもマスコミによって演出されたものであるのは明白であり、橋下がマスコミに時折噛み付くのは、橋下が既存メディアに批判的であるからでは決してなく、マスコミがたまたま橋下に都合の悪いことを報じたときだけである。
基本的にマスコミのヨイショがなく、政策や実績を客観的に国民が検証できる状態となれば「橋下人気」などというものもすぐさま雲散霧消してしまうものであると思う。
最近では橋下維新への支持も急落してきているが、これは橋下維新の正体がネットを通じて知れ渡ってきたからであろうと思う。