月のカケラと君の声

大好きな役者さん吉岡秀隆さんのこと、
日々の出来事などを綴っています。

番外編、その2

2007年11月20日 | たびたび旅篇

前回の帰国時での故郷滞在中に、友たちから、
「あなたの日本語は、少しおかしいぞ。」
と度々指摘されたのでありますが、
そんなことは自分では全く気付かないことあるので
そんなことはないことあるかもねかもね100%そうかもね。
やはり少しおかしいのかもしれない。
英語も決して得意とは言えないのに、そのうえ母国語の日本語まで
ほんじゃらけになってしまったなんてっ、
あちしは一体何人やねんなっ?!
いかんいかん、このままでは。
せめて本くらいは毎日読まないとね。
二宮金次郎さんなど蒔を背負ってまでも読書していたのだ。
人生そこまでしないと大成しないのかもしれんのぉ~。
しかしそこまでするのは、やはり試練の技。
試練なので、大変であります。
大変であるので、蒔を放り出し逃げ出すのが人情というもの。
なので人情家の私は、試練とは無縁であります。
要するにこれは人類学上から検証すると、
ただ単にナマケモノ。
ということになるらしい。いやそんなことにはこの際目を瞑ろう。

旦那さんが英語オンリーな人なので、
アメリカ大国、及びに、結婚生活サバイバル必要最低限英会話は
話せるようになってはおりますが、けれども話が小難しい政治の話や、
経済やら医学やら理学やら科学やら忍法やらガッチャマンやらの話になると、
右脳、左脳、及びに前頭葉がオーバーヒートで土偶化へとまっしくらだスイッチオン。
となってしまうので、まったくもっておいどんは情けなか。
けれどもそんな会話の内容も、旦那さんとお付き合いを始めた頃に比べると、
南極熊くんとボリショイサーカスの熊くんくらいの差があるのは確かでごぜいます。
お付き合いを始めてすぐの頃の会話で、脳の裏側にびたっと張り付くような
粘着力で記憶に鮮明に残っているのが、
「きょう、ランチを、どこで、たべたのかな~?」
というジャイアン(旦那さんの紙上名)の質問から始まったある日の会話。
それまでは、
「じすいずぁ~ぺん」
という荒井ちゅーレベルの会話、または、
「じすいずじゅでぃー ざっといずとにー」
という中学一年英語教科書、第1ページレベルの会話を
繰り返していた私達でありましたが、
なにを思ったのかジャイアンは、その日ちびっと会話内容をレベルアップ。
「あい うぇんとぅ~ まくどなるど。」
と、満面の笑みで答えた私。
「?」
と、ジャイアン。
私 :「あい、うぇん、とぅ~、ま・く・ど・な・る・ど」
ジャ:「??」
私 :「あ~い、うぇ~ん、とぅ~、まぁくどぉな~るどぉ~~!」
ジャ:「??!」
私 :「(ムッ)あ~~~~~い、うぇ~~~~ん、とぅ~~~~~~、
    めくだぁ~~にゃ~~るど~~~~!」
ジャ:「??!@」
貴様~、これじゃ~まるで私は、
渚で剣道の竹刀を振り振り叫んでいる森田健作みたいじゃないかっ。
私 :「あ・い・う・ぇ・ん・と・う・めぇくぅだぁ~にゃる!」(←負けたくなかったらしい。)
ジャ:「?!?#$%*_+!@:??」
私 :「(お主の脳はカニ味噌かーっ?!)あーーーーーーーーーーい
     うぇんとぅ みゃくだ~にゃ~るどぉあ~~~!」
ジャ:「???!!!!!%^$#@」*&^??!!!!!・・・・?」
どわぁあああああっ、
アホのおっしょさんと小坊主の禅問答じゃないんだから、やめてくれぃっ。
おちょくっておるのか、ジャイアンよ~?
そのままじゃ全く埒があかなかったので、
仕方なく華麗なる得意のゼスチャーを披露。
スクっとその場に立ち上がって、大きく両手で「M」のポーズ。
世界のマクドナルドのMじゃ~。
ふふ~ん、こりでわかったじゃろ~、ジャイアンめ。
しかしすかさずジャイアンもすくっとその場に立ち上がり、
大きく両手を天井に向けて広げて、
ん、Y?
次に、曲げた両腕の指先を頭上に乗せて、
うんうん、M?
そんでもって、両手を横に出して丸く形作って、
え、C?
嫌な予感・・・・。
最後に両手を頭上で高く合わせて、A!
わ~い、仲良くみんなでYMCA~♪
ってお主、YMCAでなんだというのだ?
ヤングマンでおせちもいいけどカレーもなのはヒデキなのだ!
ジャイアンめ、きさま、大和撫子をなめとるのか?
と、ヒートアップした私はそこで後に下がれないのが悲しいサガ。
SPF50の日焼け止めサンスクリーンをバックの中から取り出し、
それをた~っぷり顔に塗って、更に赤いルージュで口紅べったり。
「あい あむ ドナルド。」
「おぉっ、マクダ~ナル! アイシーアイシー!」
一目でそれがマクドナルドのドナルド君だとわかって、ジャイアン大喜び~。
フッ、手が焼けるやつだぜオバカさんめ、ってオバカなのはこの私でござんした!
何故に私は、お昼に食べたものを伝えるだけの為に、
ドナルドもどきのオバQにならなくてはいけなかったのだろう?
とっとと紙にMcDonaldと一文字書けばいいだけのことだったのだ・・・。
救えないほどオバカさんって感じ?
とちょっと可愛く言い直してみても拭いきれない脱力感。
あんな姿になるくらいなら、欽ちゃんの仮装行列大会にでも出たほうが
まだましだった・・・。と今なら思う。
しかし思ったところで何になるというのだろう、過ぎ去りし日々。
悲しみの英会話・・・・・何が悲しいって、これは全て事実です。

コメント (2)
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