茶川さんは、よれよれしている。
ヨレヨレしてますのでどうぞヨレヨレ。
といったカタカナ感で角ばっているヨレヨレではなく、
とにかくほんまににっちもさっちもリンダ困っちゃうくらい、
よれよれ。
しかしものすごぉ~く柔軟性のあるよれよれっち~なので、
時には、
よっれよれぇ~、
となったり、
また時には、
よれ~よれ~、
ともなったり、
そうかと思えば、
よれよ~れ、
にもなるし、
よ・・・・・・・・れよれ、
とかにもなっちゃったりしたかと思うと、
よれよれっ!
などにも変化するので、
まったくもってよれよれ二十面相なお方でありまするのだ、明智君。
ってよれよれ書すぎてしまいました・・・・はぁ~よれよれ。
あ、やれやれの間違だった、よれよれ。(←!)
ということで三丁目の茶川さんのことでありますです。
物理的地理形態の為、私は昭和34年の茶川さんは未見であります。
くっ・・・・・・・・・・ぐはっ・・・・・ぶひっ・・・・・ぶばぁーっ
(↑なにやら悲嘆にくれているらしい。)
しかし33年の茶川さんにはいつでもお茶の間でお会いできるので、
ヨォ~~~~ロレイッヒィ~ッオ~レィッ!(←立ち直りも至極早いらしい。)
ところで先日ある映画を観たのでありますが、
こりがどぉ~にもこぉ~にもはっちゃらけ~でありまして、
なぜかというと主人公がどぉ~にもこぉ~にもすっとこどっこどっこい。
人物描写が「こうだからああなってこうなった。」と
箇条書きで簡単に説明できてしまうような安易さがありまして、
とにかくそりゃ~黒から白への急変化。
オセロですかい、旦那、え?
といったようなキャラ裏返りっぷりでありまして、
なんというか鑑賞後は、二色アイスを食べ終わったら、
アイス棒にわざわざ「は・ず・れ フッ」と烙印してあった、どはぁーっ!
みたいな感覚でありましたとです。
悪い人から良い人チェンジ。
これはよくある人物描写パターンでありますばい。
悪い人が上映時間68分くらいで何かの出来事に出会って、
120分後には良い人となっていた。はぁ~めでたしめでたし、ジ・エンド。
しかしこういった話の主人公についていくのは
意外と難しいと思うであります。
なぜなら誰だって悪い主役はいけすかねぇぜよ、と感じるわけであり、
けれども主役だから出番が多いわけで、
出番が多いのでどうしても無視できない。
無視できないけどしかしやっぱりいけすかねぇっ、
とむんむん思っていたら、いきなりその人がいい人に変化していて
ど~すりゃいいのだタコのふんどし!
と気持ちが180度おいてけぼりをくってしまうケースは多いわけでして。
これはまるで、脂ぎった越後屋がいきなり話の最後で
海外青年協力隊として晴れ晴れしくカンボジアで働いていた、
といったようなオチであり、しかし私たちが気持ちを寄せていくのは
そこにいたるまでの人物描写であって、
青天霹靂な結果だけではないわけであり。
悪い人から良い人への包括度。
こういった映画では、それを演じる役者さんのその掴み度合いが、
やはり話の中枢になってくると思うとです。
昭和33年時の茶川さんは、どぉ~しぉ~もない。
どぉ~しぉ~もな~く、心も体もよれよれっち~。
どこで何をしていてもよれよれ形状記憶合金であります。
こりがちょいとは為せない技なのでありまっせぃ、そこの旦那ぁ。
茶川さんは、基本的にはよれよれのままなのだと思うとです。
よれよれのままスカされたり怒ったり酔っ払ったり泣いたり爆発しながから、
よれよれのままよれよれに成長していっていると思うわけで。
でもそれが茶川さんであって、そうでなければ茶川さんではなくなり、
ちょっと振り向いてみただけの異邦人になってしまうわけで。
吉岡君は最後まで決してその茶川核を曲げていない。
曲げずに、しかししっかりとした歩調でもって茶川さんを成長させている。
これが凄いのでありまして、なんというのですかあれですな、
天才ってやつでっせぃ、むはぁ~っ
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主人公には観客を掴んでひっぱる魅力が
十分になければならないわけで。
しかしそれが嫌な奴の役だったりする場合、
その掴み度は非常に難しいと思うのでありまして、
簡単に極端にその白黒加減を場面のインパクトで
媚び演じ分けてしまう役者さんが多いとも思うでありますばい。
好きだけど嫌い、というのと、嫌いだけど好き、という波を出すのは
とっても微妙な度合いなわけであり。
しかしその微妙な違いを微妙に画面にのせることの出来る吉岡君は、
やはりとってもレア~な名優くんだと思うのであります。
吉岡君は絶対に状況に感情を呑みこませないし、
絶対に観客に媚びたりしない気骨な役者でありますだ。
三丁目での吉岡君は、このどぉ~しょ~もない
よれよれっち~茶川さんを、どこまでも茶川さんなままで
観客に掴ませ許容させ波に乗せる魅力を、
絶妙な好き嫌いバランスで画面に反映させているわけで。
とっても華奢な吉岡君だけれど、でもその華奢な体の中には、
スクリーンと観客を一体化させ、最初から最後までぐいぐいと
映画自体をひっぱっていく牽引力を持っている
どえらい才能マッチョなお人でありますのだ。
おぉこれだぜこれっすこれだじぇよぉ、吉岡君ったらアラム~チョ!
芸能人であるということに決して服従せずに、
あくまでも役者という仕事をしている「そこらの兄ちゃん」
でいることができる吉岡君。
ぶっちぎりでかっちょええ。
役者とはなんじゃい、という原点に、
いつも戻っていける人なのかもしれないですばい。
主役とは、観客の代弁者。
そこに生きた人物がいなければ映画は成り立たない。
最優秀主演男優賞おめでとう、吉岡君。
私たちは物理的地理的問題で昭和34年の茶川さんに会えていないけど、私も33年の茶川さんを観ては、その先を想像しています。
茶川さんは本当に情けなくて、だめだめなよれよれですよね。そんな茶川さんの中で何かが少し変わる。立派になるわけでもなく、しゃんとするわけでもなく、小奇麗になるわけでもない。でも何かが少し変わっていく。それが観ている私たちには、しっかりと伝わってくるんですよね。最後までだめだめでよれよれな茶川さんのままだけど、応援したい人になっている。その微妙な変化を演じる吉岡君って、本当に凄い人だなぁとつくづく思います。
<芸能人であるということに決して服従せずに、
<あくまでも役者という仕事をしている「そこらの兄<ちゃん」でいることができる吉岡君。
<ぶっちぎりでかっちょええ。
<役者とはなんじゃい、という原点に、
<いつも戻っていける人なのかもしれないですばい
同感です!潔く、自分らしく自然に生きる、そしてその生き方を貫いている吉岡君、この上なくカッコいいです!そこいらにはいませんね。笑
最後の「おめでとう」の言葉に涙が込み上げました。風子ちゃんの心からの気持ちが伝わってきました。
吉岡さん、同じ役柄で2度も獲得!
本当に嬉しかったです!コメントも可愛い吉岡さんでしたよ~
さて最優秀賞後のオフィシャルサイトのフォトが変わっているのだけど、何処かなぁ~
気になって仕方ないよ~
何時も突然に嵐のように来ちゃって、ごめんなさいね~
勘違いしちゃってごめんなさい。
私ってとんだお騒がせですね。反省中です。
風子さんとnorikoさんの会話に立ち入ったようで申し訳ない気持ちですが、ご両人のコメントに全く同感です。ありがとうございました。
いやぁ~、気づいたら2月に入ってから一度もブログを
更新してなかったので、本人自らビックラしてますです。
二日酔いの亀みたいな更新状態の私のブログに、
いつも素敵なコメントくださってありがとうございます。
とっても感謝してます。嬉しいです。
>潔く、自分らしく自然に生きる、そしてその生き方を貫いている吉岡君、
>この上なくカッコいいです!そこいらにはいませんよね。
ふふふふふふふふふ~。
ふふっ。(←止まらないらしいです。)
いないですよね~、ほんとに。
吉岡君ってものすごくふつ~~~~~なのに、
ものすご~~~~~く稀有な魅力を携えていますよね。
普通なのに凄い。凄いけど普通。それが吉岡。
最高っす。
自己顕示欲な演技を絶対にしない吉岡君。
演技の点数に観客の気持ちを向けさせるのではなく、
演じる人物の感情に観客の心を広げさせることの出来る吉岡君は、
これぞ名優なんだと、そう思いますです。
いつか34年の茶川さんに、銀幕で会いたいですよね。
こちらこそお久しぶりでぃす。
ピコママさんからコメントをいただけるのとっても嬉しいのですよ~!
なのでどうぞ謝られないでくださいませ。
全然更新していないブログなのに、こうして来て頂いて、
コメントまで書いてくださることに感謝の気持ちで一杯です。
どうか気兼ねせず、いつでもお気持ちを書き込んでください
ピコママさんのHPの掲示板にも参加したいと思っているのですが、
なんかキンチョーしてしまってなかなか書き込めない有様でごみんなさいです。
でもいつか遊びに行かせてください
吉岡君の公式って、とっても吉岡君らしくて好きです。
写真も前のままでしたか~。 んふっ、ナ~イスっす
最優秀主演男優賞を同じ役で二度獲得って、
アカデミー始まって以来の快挙なんですよね?
さすがですばい、吉岡殿。
私にとっては吉岡君の存在自体が快挙でぃっす。