捕らえられた銭賢のもとに駆け付けた伯建さまは、必死で事情を説明したけど

陛下の勅旨だからと取り合ってもらえず...仕方なく仲豪に直談判に...

その頃仲豪は南華宮に来ていて、ジジイ宦官の華順に
「太上王と太上王后は、さぞ恨み言を言ってるんだろうな」 って聞いてたけど
華順は 「お2人ともこの境遇を受け入れて、これまで恨み言など言ったことはありません」 と
そうだよ オマエはいっつも恨み言ばっかり言ってるけど、みんなオマエと同じだと思うなよ

そこへ瀛珠が帰って来て 「なぜ宮廷の俸禄を貰っておきながら街で刺繍を売るんだ?」 と聞かれ
「蕴儿が病で倒れたけど太医には診てもらえず、御薬房の薬も貰えないので薬を買うために刺繍を売った」
と説明する瀛珠...仲豪!よく聞けよ!お前のイジワルに自力で対抗してるんだよ!!わかったか?
すれ違いで仲豪と会えず、宮門まで戻ってきて銭賢を解放してくれと頼む伯建さま

そこへ、偉そうにふんぞり返ったクソチビがやって来て銭賢をいたぶり始め
見ていられない伯建さまは、クソチビに頭を下げて銭賢の解放を頼んだけど...

たかが宦官の分際で調子こいたクソチビは、伯建さまに 「跪いて頼んだら解放してやる」 と


このヤロ~


クソチビめ~

虎の威を借る犬(あ、これはお犬様に大変失礼だわ

オマエなんざ、虎の威を借るノミシラミだバ~カバ~カ


でも、凌風と銭賢が止めるのを振り切って、銭賢を救うために跪こうとする伯建さま...
そこへ仲豪が来て 「銭賢を解放してやれ」 と...

あ~よかった

みんきぃさん激おこプンプンどころじゃ済まなかったよ...地球の平和のためにもよかったよかった

倒れた銭賢を介抱する伯建さま...銭賢いいな~


伯建さまは銭賢に 「これからは太上王じゃなく伯建と呼んでくれ...私たちは兄弟も同じだから」 と...(泣)
そこへ瀛珠がお粥を持ってきたけど、ほとんど米が入っていないお湯みたいなお粥を見せて
「もう食べる物が無いの」 と...

そうだった...4人いるのに3人分の食料しかもらえないんだった...
(あぁ...伯建さまに、ウチにある 「ななつぼし」 でよかったら分けて差し上げたい(笑))
身体が弱ってる銭賢にたくさん食べさせたいのに...と困り果てる2人

そこへ華順が米を持って来て、これを使ってくれと...

華順は 「幼い頃に入宮してからずっと、騙されたり裏切られたりしてたので人間不信だった
でも太上王が来て、酷い境遇でも文句も言わず前向きに助け合ってるのを見て目が覚めた」 と...
あの、意地悪で頑なだった華順をここまで変えるなんて...伯建さまってスゴイ

そして蕴儿は、自分がいると伯建さまと瀛珠に負担を掛けてしまうと考え
凌風と一緒になって宮廷を出ることを決め、伯建さまと瀛珠の元に別れのあいさつに...

2人が愛し合ってることを知ってる瀛珠は 「幸せになるのよ」 って送り出したけど...
いざ別れるとなった時、妹のような蕴儿が去って行くのを見て取り乱して倒れてしまう

やっぱり瀛珠を放っておけない蕴儿は、瀛珠が元気になるまで側にいる事を決め
凌風も快く承諾してたけど...凌風...少しの間にずいぶん大人になったじゃん(笑)

あ、凌風も笑うと左にエクボができるんだね...タムさまと一緒だね

一方、朝廷では奸臣の匡杰が再び 「伯建さまの子を廃して、仲豪の子を世子に」 という話を持ち出し
長々と伯建さまの悪口を言い、仲豪を称え、何とか陛下に取り入ろうとしてたけど
忠臣の凌相国や周りの老臣が大反対して、またこの2人で大揉め


この匡杰も紫嫣のお気に入りでホントジャマなヤツ...クソチビとコイツ...誰か殺っちゃってくれないかな?
PS...このお話は春秋時代、衛の国のお話なんだけど...
最近、それぞれの登場人物にモデルがいる事を知ってちょっとビックリしてます
タムさま@伯建さまのモデルは、なんと!明英宗朱祁鎮...即位後の名前は明憲宗朱見深!

って仲豪じゃん

じゃ...仲豪のモデルの明代宗朱祁ってもしかして...
《 王の後宮 》 で 「オマエは廃されたんだよ」 とか言ってチビ皇上を弓矢で射たりしてたあの小増かしら?
そういえば、土木之変でチビ皇上が幽閉されてたのも南華宮ならぬ南宮だったよなぁ...
ちなみに、瀛珠のモデルは銭皇后だそうな(笑)
思わぬところで 《 鳳凰牡丹 》 と 《 王の後宮 》 が繋がっていてビックリ~

やっぱりこれも天意でしょうか?...
