映画『私にふさわしいホテル』を観ました。
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のんちゃん主演のコメディ、面白かった~!
映画館でワハハハと声を出して笑ったの、久しぶりじゃないかなぁ。
やっぱりコメディが好き。
クルクル変化する表情、声色…のんちゃんの弾けた演技が最高でした。
キラキラした目の輝きは『あまちゃん』の時から変わっていなくて、
彼女の一番の魅力かと。
映画途中から橋本愛ちゃんが登場で「アキちゃん&ユイちゃんコンビだ!」
大の『あまちゃん』ファンは歓喜したのでありました。
才能ある若い人を見るとワクワクしちゃう~。
表現者としてののんちゃんにとても興味があります。
俳優に限らず、音楽やアートなど活躍の場をどんどん広げていってほしいなぁ。
これからが楽しみ。応援しています!
映画『ぼくのお日さま』観ました。
事前情報をあまり入れずに観に行ったのですが、とっても良かった!
ドビュッシーの「月の光」は昔はそんなにいいと思わなかったけれど…
(ぼんやりとした印象で。ベートーベンの「月光」の方が好きだった)
今聴くと、印象派の絵画のようで「月の光」もいいなぁと思う。
あと、ハンバートハンバートの主題歌も素敵!
オール北海道ロケ。
南樽市場や船見坂など、思いがけず小樽の景色が映ったのも嬉しかったな。
船見坂から海をのぞむ景色って、いつ見てもホント絵になる~!
全編を通してとにかく映像が美しい。
雪景色、淡い空の色、光と陰影… 静謐な世界観がすごく好き。
今年観た映画の中で、今のところ一番好きかも~。
今日はミヤの命日。
好きだったプリンを買って(最後に食べたのもプリンだった)
ワサビにもちょっぴりお裾分けしてあげました。
むこうで元気にしているかな。
妹分のワサビのこと、見守っていてね!
映画『opus』観てきました。
2022年9月、NHK509スタジオで8日間に渡り撮影された全20曲
坂本龍一さん最後のコンサート映画。
全編モノクロ映像、ピアノのみのシンプルな構成。
光は小さなスタンドひとつ。
その光が満月のように見える瞬間が、なんとも幻想的。
和声の響きを確かめながら、一音一音を噛みしめるように弾く姿。
迫りくる死を前に、どんな思いでピアノに向かっていたのだろう。
その研ぎ澄まされた感性で。
演奏されたほとんどが短調の曲。
哀しく美しい旋律は、教授の最も得意とするところ。
ポップスもテクノも映画音楽も、あらゆるジャンルをやってきた人だけど、
最後は原点であるクラシックとの親和性が一番高かったんじゃないかな。
生前、特に坂本龍一ファンという意識はなかったのに、
昨年亡くなった時はショックで、喪失感の大きさに自分でも驚いたほど。
過去のエッセイを読んだり、追悼番組は全部録画もして…
「そうか、実は結構好きだったんだな」と気がつきました。
美しい音楽はもちろん、彼の気骨も。
志半ば、どんなに無念だったことか。
けれど音楽に愛され、最後まで好きな音楽と共に生きられたことは、
やはり音楽家としてこの上なく幸せだったようにも思うのです。
映画が終わっても『戦メリ』のメロディーが頭の中でずっと鳴っていて、
帰りに島村楽器に寄って、思わず楽譜を買ってしまいました。
練習します!
映画『キッチンから花束を』観ました。
東京・表参道にある中国家庭料理のお店「ふーみん」のオーナーシェフ
斉風瑞さん(ふーみんママ)を追ったドキュメンタリー。
ふーみんさんのやわらかな笑顔とふっくらした手、いかにも美味しいものを
作りそうな風貌で、冒頭から引きこまれました。
食べることは生きること。
食べ物は体を作るだけではなく、心をも作るもの。
とにかく出てくる料理がどれも美味しそうで、お腹がすいて食べたくなると
同時に、見ていると料理がしたくなる~!
ほわっと温かく幸せな気持ちになりました。
上半期に観た中では『PERFECT DAYS』と同じくらい好きだな。
ふーみんさんは数年前に引退して、今は厨房にいないのが残念ですが、
今度東京に行ったら『ふーみん』で美味しい中華を食べてみたい。
すっかり気分は中華になって…
作ったのは海老と豆腐ときくらげの炒めもの。
五香粉を加えるだけで中華味に♪
‘’楽しく作って美味しく食べる‘’
私も日々のモットーにしたい!
映画『AALTO』観てきました。
今年で生誕125周年、建築家でデザイナーのアルヴァ・アアルトの人生を
追ったドキュメンタリー。
北欧の家具やインテリア・建築・デザインが大好きなのですが、
特に好きなのがウェグナー、ヤコブセン、そしてアアルトです。
シンプルモダンでありながら、温かみのあるデザイン。
アアルト建築が次々に登場してうっとり~!
作品はもちろんですが、アイノ(最初の妻)との手紙のやりとりから二人
の関係性が見えてきたり、知らなかった事も色々あり興味深かったです。
いつか絶対にフィンランドに行って、アアルト建築を巡る旅をするぞ!
心に誓ったのでありました。
映画『コンサート・フォー・ジョージ』観ました。
2002年 ジョージ・ハリスンの1周忌に、エリック・クラプトン主催で開催
された追悼コンサートの映画化。公開を楽しみにしていました!
ジョージと関わりの深かったミュージシャン、錚々たるメンバーが一堂に
会した歴史的な一夜。
ジョージへの深い愛と敬意が感じられるステージ。
ポールもリンゴも、ミュージシャンそれぞれが個性的で素敵だったけれど
ビリー・プレストンが歌った「イズント・イット・ア・ピティ」の演奏が
特に素晴らしかったなぁ。感動的でした。
若き日のジョージそっくりな息子くん!
そして、何と言っても…クラプトン!!
クラプトンの言葉に、歌に、ギターに、盟友ジョージへの思いが溢れて
いて、その哀しみに何度も涙してしまいました。
大切な友を亡くした哀しみは、いつまでも消えることはない
時間の経過とともに、会えない寂しさが募るのだと。
みんなに愛されたジョージ・ハリスン。
幸せな音楽人生だったのだろうなぁ。
あぁ~感動。
もう一度観に行きたい!
徒歩圏内にあるミニシアター。
割と好みの映画を上映していて、会員になってせっせと通っています。
週末に観た映画2本。
まず1本目は「大阪古着日和」
主演の森田哲矢さんのことは全然知らず、お笑い芸人さんというのも
映画で初めて知りました。芸人さんはお芝居上手い人が多いなぁ。
ただ古着屋さんを巡るだけの話なのに、面白くてとても良かった!
好きなものへの情熱や、同じ趣味を持つ人同士の親しみと共感、
仲間と好きなことを語りあえる歓びにあふれていて。
2本目はライブ映画「ERIC CLAPTON ACROSS 24 NIGHTS」
1990-91年ロンドン・アルバートホールでのクラプトンのライブから、
ベストパフォーマンスを選び抜いて編集した作品。
久しぶりに聴いたクラプトン、めっちゃカッコ良かった~。
歌のない部分でも歌を感じるんだなぁ。
さすがギターの神様!
「Wonderful Tonight」のメロウな音に、
「Layla」の熱いビートに、痺れます!!
途中で何度か、クラプトンがオダギリジョーに見えてきて(笑)
いつかクラプトンの伝記映画を作るときには、クラプトン役には
オダジョーを推薦したい!
今週末は映画2連チャン!
まず1本目は『ブルージャイアント』
人気ジャズ漫画のアニメ化、公開を楽しみにしていました。
漫画の中では想像するだけだった音楽が、リアルな音となって迫ってきて、
サックスもピアノもドラムもまるで生で聴いているようなド迫力!
ほとばしるエネルギー、熱い演奏に心沸き立ちました。
やっぱり音楽っていいな。ジャズ最高!!
そして2本目は『ただいま、つなかん』
宮城県気仙沼市唐桑で民宿を営む女将と、東日本大震災のボランティアに
参加した若者たちとの10年にわたる交流を描いたドキュメンタリー。
辛い現実に打ちのめされ、それでも人生は続いてゆく。
続く限りは生きてゆかねばならない。
・・・生きるって、なんてしんどいんだろう。
過酷な運命に、そう思わずにはいられません。
けれど…映画を観終わって感じたのは、希望でした。
特に唐桑に移住してきた若者たちが、しっかりと土地に根を張って、
地域の人々とともに逞しく生きている姿に、深く心打たれました。
そして、そんな人々に寄り添うような優しい音楽。
なんと、気仙沼出身の私のピアノの先生が音楽を手掛けています♪
作曲と演奏を全曲担当、語りの渡辺謙さんと名前が並んだ映画フライヤーに
テンション上がりました~!
観賞後にはどこからともなく拍手が。
多くの人に観てほしい映画です。
映画『モリコーネ 映画が恋した音楽家』を観ました。
映画音楽の巨匠 エンニオ・モリコーネのドキュメンタリー。
モリコーネ自らが歌いながら曲について語り、音楽もてんこ盛り!
面白くて前のめりで見ました。音楽好きには堪らないっす。
モリコーネの音楽がとにかく美しい。
映画の名シーンとともに甦る心に沁みるメロディ。
音楽への愛をしみじみ感じました。
しかし、ひとつ大きな勘違いが。
フェデリコ・フェリーニ監督『道』のテーマ曲をずっとモリコーネの作曲
だと思っていました。大好きなこの曲がいつ出てくるかと楽しみにしてい
いたら最後まで使われず、なんでだろうと思って調べてみたら…
え、音楽はニーノ・ロータ??
・・・モリコーネじゃないやん!
そんなオチもありつつ、でも見ごたえあるドキュメンタリーに大満足。
音楽好きな人にオススメしたい映画です。
映画「天間荘の三姉妹」観ました。
のんちゃん主演で、小樽の銀鱗荘がロケに使われている以外の事はほとんど
知らないまま行ったら、あら…ファンタジー映画?
ファンタジーって普段は見ないのですが(ドキュメンタリーが好き)、
のんちゃんの不思議な魅力が役にハマっていたのがよかったな。
監督からの強いメッセージが感じられる映画でした。
エンドロールで、
小樽市、札幌市のあとに ‘’小樽潮陵高校の有志‘’とクレジットが。
思わぬところで母校の名前を目にして、ひとり心の中で「おぉ~!」と
テンション上がっちゃったわ~♪
映画『オードリー・ヘプバーン』を観ました。
大好きなオードリーのドキュメンタリー。
戦争体験や生涯抱えていた苦悩など、今回初めて知ったこともありました。
晩年ユニセフの活動に心血を注いでいたのも、自らの貧困体験が根底に
あったということも。
ハリウッド全盛時代に彗星のごとく現れ、『ローマの休日』など数々の
映画で人々を魅了したオードリー。若き日のあの輝くばかりの美しさは、
本当に素敵で永遠の憧れです。洗練されたファッションも大好き。
でも、今回一番心を動かされたのは、晩年の姿でした。
ポロシャツとジーンズ姿で世界を飛び回り、ユニセフの親善大使として
活動した晩年のオードリー。深いシワが刻まれ、慈愛に満ちた表情には
若い頃とはまた違った美しさがあり、それがとても素敵でした。
オードリーやっぱり大好きです!
映画『ジャズ・ロフト』を観ました。
1950年代、写真家ユージーン・スミスが住んでいたNYのロフト。
ジャズミュージシャン達の溜まり場で、連日連夜ジャムセッションが繰り広げられていた。
写真に埋もれた部屋で音楽を浴びながら、スミスはひたすらシャッターを切り、彼らの演奏
を録音したその記録。
モノクロ写真と音源から当時のNYの熱気が伝わってくるようでした。
周りに人がいなかったので、映画の間ずっと足でリズムをとりながら、ジャムセッションに
居合わせたニューヨーカーの気分で観ました(笑)
特に、セロニアス・モンクとホール・オーヴァトーンのリハーサルのシーンが興味深くて、
肉声が聴けるなんてかなり貴重!ジャズ好きには堪らないわ~♪
ミニシアターが近所にあるので、仙台に来てから映画をよく観ています。
好みの映画が多いのと、ふと思い立って気軽に行ける距離もありがたい。
ちなみに…私の好みは、ドキュメンタリーと日本映画。
最近観た『青葉家のテーブル』も面白かったです。
WEBで時々チェックしている「北欧暮らしの道具店」によるオリジナル映画で、さすが雑貨
も器もインテリアもどれも素敵で、そしてまた料理が美味しそうでうっとりしました~。
冬にかけても観たい映画が目白押し!
映画「椿の庭」を観ました。
静かで哀しく、ため息が出るほど美しい映画。
古い日本家屋、庭の木々、池に泳ぐ金魚、紫陽花、椿、雨の雫…etc.
どこを切り取ってもとにかく映像が美しい。
効果的に使われる音楽も好ましく、静かに流れるピアノやチェロの音色、セリフが少ないのもいい。
語られないことの中にこそ、大切なものが詰まっている気がして。
そして何といっても、主演の富司純子さんが素晴らしい!
凛とした佇まいと美しい所作、気品ある声と話し方、着物の着こなし、すべてが洗練されていました。地味な色合いの着物姿もchicでお似合いでしたが、淡いクリーム色の着物を着た時の輝くような美しさは格別で、本当に素敵でした。
脚本・撮影・監督は写真家の上田義彦さん。
以前から上田さんの写真は好きでしたが、この映画は更に!
深く胸に響く映画に出合えたことが嬉しいです。
近年観た映画の中で一番好きかも。
映画『ノマドランド』を観ました。
決してほのぼのとしたロードームービーではないけれど、ユーモアもあり、とても好きな世界観で深く胸に響きました。
静かな哀しみの中にどこか清々しさがあり、厳しくも美しくて。
ノマド(=放浪者、遊牧民)という言葉に、なぜかとても惹かれます。
もしかしてそれは…前世がジプシーだったから??
以前、何かの占いで
「あなたの前世はジプシー・旅芸人。定住しない過去性を持ち、今世においても定住しにくい。また、旅芸人だった前世の名残で今世でも芸事を好む」と書いてあり、妙に納得したことがありました。
旅芸人って、ギターの流しでもしていたのかなぁ?(笑)
映画に出ているのは、ほとんどが本物のノマド。
フィクションでありながらドキュメンタリーのようでもあり、自然との繋がりが語られるシーンは特に印象に残りました。
観て良かったー!!
緊急事態宣言下の兵庫県ではありますが…
どうしても見たい映画があり、大阪梅田へ。
見たかったのは、公開になったばかりの映画『夏、至るところ』。
監督は女優でモデルの池田エライザさんで、彼女の独特な雰囲気や世界観が
好きで注目しています。
主人公はモラトリアムの高校3年生。若さゆえの繊細さ、物語の核となる生命力
に溢れた力強い太鼓、描かれる17歳の夏が瑞々しくて眩しかったです。
17歳の夏、、、遠いなぁ~~!
実は私、小学生の時に太鼓クラブに所属していました。
劇中の太鼓の音色に眠っていた当時の記憶が目覚め、お祭りで叩いた渡太鼓
や好きだった桜太鼓のリズムが甦り…急に太鼓を叩きたくなりましたー!
もしかして、ジャズにはまったのは太鼓がベースにあったからかも!?
久しぶりの映画、楽しかったです。
不要不急といわれればそうかもしれないけれど、生きるうえで文化は欠かせ
ないものだと思うのです。
今後も観たい映画が目白押し~!