丸紅電力？

総合商社というのは、輸出と輸入の間を取り持つものだと思っていました。
まあ、それはそれで間違いではないようですが、もっと広範な役割を担っているようです。
そして、そのひとつが電力ビジネスです。商社のこんな一面を教えられました。

産業新聞から。

◆業界首位の丸紅電力
　丸紅は、総合商社としての順位は5位です。
　ただ電力事業に限れば、業界首位だという。
　５月に稼働した中東アブダビの太陽光発電は、原発をもしのぐ出力１１７万キロワットで、世界最大規模だという。
　しかも、売電価格は１キロワットアワーあたり２．６円と、日本のFIT２０円程度と比べても格段のコスト競争力がある。
　日本でも落ち葉や鳥の糞による発電能力低下が問題になるが、こちらの大敵は砂らしい。
　これは、毎朝自動掃除ロボットを１３８０台導入することで解決した。

　現在世界２３か国７０拠点の発電所を運営する。
　持ち分出力は、１２００万キロワット超で、国内電力会社中堅どころの中国電力と同規模だという。
　すごいものです。
　ただ課題もあるようです。
　当初は火力発電に注力していたこともあって、９０％がそれだ。再エネ比率は１０％に過ぎないと言うことだ。
　その内訳は、ガス・石油の６６％はまだしも、石炭比率が２４％と削減は喫緊の課題のようだ。
　日本人として応援してますのでよろしく、という感じですよね。