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ホントはこうらしい、福沢諭吉

2020-05-02 08:32:18 | 日記
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」は、あまりに有名だ。
言わずと知れた福沢諭吉の言だが、この部分だけでは彼の真意が伝わらないらしい。
その前後の部分を含めた意味合いは、こんなところらしい。
知りませんでした。

◆活用なき学問は無学に等し
 実は冒頭の後には、「実際の差は何でできるかというと学問だ」と言っているのだ。
 そして、極めてシビアな話なのだが、学問をして物事を良く知る人は地位が高く、豊かな人となり、
 学ばない人は、貧しく地位の低い人になる、と続くのだ。

 さらに、いわゆる「論語読みの論語知らず」、つまり、知識はあっても実践することのない人は疎んだそうだ。
 本を読んだり議論をしたりしても、現実の生活にまったく役立てないのであれば意味がない。
 「活用なき学問は無学に等し」という精神のようです。

 諭吉は、現実に役立つ学問を「実学」としましたが、これは学問の種類を言うものではありません。
 数学でも古文でも哲学でも、人生に役立たせればそれは「実学」のようです。
 日常に役立つ知識ではなく、物事の本質を見る目とか新たな視点とか世界の見分とか、活用してこそ成長があると説きました。
 
 なるほどそれでやっと、「学問のすすめ」とつながりました。
 おいらの今までの勝手な思い込みは、ずいぶんといい加減なものだったようです。