世の中の基本は不均衡

イタリアの経済学者のヴィルフレッド・パレートが見出した法則だそうだ。
元々は経済学、それも資産や所得の分布についての考察からだったらしい。
よく聞く世界中の富の８０％は上位層２０％に属するというやつだ。
だが、このパレートの法則は、広く自然界にも適用が可能なようだ・

◆世の中の動きは基本的に不均衡だという事
　自然界でも、人間社会でも、経済学でも、全体の数値の大部分は一部の要素が生み出しているという厳正な事実がある。
　これは、８０：２０の法則とか、ばらつきの法則とかも呼ばれている。
　おちついて考えてみればこれは当然で、逆に世界中がすべて均一・均質であるならば、つまらないことこの上ない。
　大資本が必ず勝ち、力の強い者が勝ち、持って生まれた能力が決定する将来なんぞは、夢も希望もないはずだ。
　企業の利益の８０％は、顧客の２０％がもたらしているそうだが、これを個人の生活に当てはめるとこうなる。

　我々の生活の結果や効果の８０％は、努力全体の２０％から得られているのだ。
　人生の幸福の８０％は、人生の２０％を費やした事柄から生まれるでもいいだろう。
　この真実（法則）を知ることで、人は人生を自由に楽しむことができるらしい。
　そんなうまい話があるのかい、とも思えますが、まあ効率的な力の入れ方は必要なことなのかもかもしれませんね。