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三学の教え

2020-05-24 07:07:54 | 日記
今日は平易な受け売りなのだが、そこに多少のお国自慢をさせていただく。
学校で習う歴史や社会は、その時々の時代で少しずつ変わっているらしいが、埋もれたままになってしまうことも当然にある。
江戸時代に儒学を学ぶ学校の、最高峰である昌平坂学問所の教授佐藤一斎だ。
おいらの住む愛知県のお隣の岐阜県恵那市(旧岩村藩)の出身だ。
だが、歴史では佐藤一斎の教え子の佐久間象山や孫弟子の吉田松陰などの方が有名で、忸怩たる思いがある。
そんな一斎の代表的な名言が、「言志四録」であり、その中の「三学の教え」だ。

◆三学の教え
 少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り
 壮にして学べば、則ち老いて衰えず
 老いて学べば、則ち死して朽ちず

 少年の時に学んでおけば、壮年になってそれが役に立ち、何事かを為すことが出来る。
 壮年の時に学んでおけば、老年になっても気力が衰えることがない。
 老年になっても学んでいれば、社会に貢献し死んでも名の朽ちることはない。
 というような意味らしいです。
 少・壮・老それぞれの時期に学ぶべき意義があるということかな。
 むろん一斎とは比べられるものではありませんが、年齢を重ねてもこういう気持は持ち続けたいものです。