よく聞く話なのだが、人間はやって後悔するよりもやらなくて後悔する方が多い、なので迷ったときにはやる方を選ぶべしとのことだ。
その教えには一応の納得をしていたのだが、作家の朝井リョウ氏のエッセーを読んだらそうばかりではないなと感じた。
氏は甘党で、幼少期からの思い出をこう語っていた。
◆ケーキの独り占めと人生について
小さなころからケーキが大好きだった。
クリスマスは楽しみでしょうがなかった。
だが、せっかくのクリスマスケーキも一切れしか食べさせてもらえなかった。
だから大人になったら、クリスマスケーキを一人で全部食べようと考えていた。
大人になってそれを実行した、それも3回も4回もだ。
だが、いつも2切れくらいでギブアップしてしまう。
それはそうだろう、いくら大人でもクリスマスケーキをホールでひとつ食べきれるわけがない。
つまりその行動は、明らかに自分の期待値を下回るということだ。
誰でも人生の中で、いつか絶対にやってみたいと思っていることがあるだろう。
そしてそのうちのいくつかは達成し、ああこんなものかと感じ、
残りのいくつかはもう達成のチャンスすらなくなり、あああの時あれをしておきたかったなぁと思うのだろう。
だがものは考えようだ。
たとえ実行したり達成しても、クリスマスケーキのように、ああこんなものかの列の最後尾に並ぶだけかもしれない。
だったら、あれをやっておけばよかったなぁと思い出すのは決して悪いことではない。
おお~ そういう考え方もあるんですね。
やらなかった後悔も自分の思い出にすればいいんだな。
その教えには一応の納得をしていたのだが、作家の朝井リョウ氏のエッセーを読んだらそうばかりではないなと感じた。
氏は甘党で、幼少期からの思い出をこう語っていた。
◆ケーキの独り占めと人生について
小さなころからケーキが大好きだった。
クリスマスは楽しみでしょうがなかった。
だが、せっかくのクリスマスケーキも一切れしか食べさせてもらえなかった。
だから大人になったら、クリスマスケーキを一人で全部食べようと考えていた。
大人になってそれを実行した、それも3回も4回もだ。
だが、いつも2切れくらいでギブアップしてしまう。
それはそうだろう、いくら大人でもクリスマスケーキをホールでひとつ食べきれるわけがない。
つまりその行動は、明らかに自分の期待値を下回るということだ。
誰でも人生の中で、いつか絶対にやってみたいと思っていることがあるだろう。
そしてそのうちのいくつかは達成し、ああこんなものかと感じ、
残りのいくつかはもう達成のチャンスすらなくなり、あああの時あれをしておきたかったなぁと思うのだろう。
だがものは考えようだ。
たとえ実行したり達成しても、クリスマスケーキのように、ああこんなものかの列の最後尾に並ぶだけかもしれない。
だったら、あれをやっておけばよかったなぁと思い出すのは決して悪いことではない。
おお~ そういう考え方もあるんですね。
やらなかった後悔も自分の思い出にすればいいんだな。