つぶやき、遊び・仕事・日常

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武士道

2022-02-09 06:45:52 | 日記
2月となった。桜の季節にはまだ早いのだが、伊豆の河津桜はそろそろその便りが聞かれそうな時期となった。
唐突だが「武士道」の中で、新渡戸稲造はこう説いている。
「彼らは、その短い快楽が終われば、新しい力と新しい決心をもって、日常の生活に戻っていくのである。」
まったくのあてずっぽうなのだが、もしかしたらこれは桜の花見のことを語っているのだろうか。
西堀栄三郎と松下幸之助翁の言葉も合わせて味わってみる。

◆無理に時を焦らずに時を待つ心も必要
 「石橋をたたいて安全を確認してから決心しようと思ったら、おそらく永久に石橋は渡れない。
 やろうと決めて、どうしたらできるかを調査せよ。」
 これは、南極越冬隊長を務めた西堀栄三郎の言葉だ。
 仕事ができるかどうかの基準は、やるべきことを頼まれたり指示されたりしたときに、できない理由をまず探すかどうかということだ。
 もちろん、できない理由を理路整然と語る人は、仕事ができない人だ。
 さらには、慎重を期すために、石橋をたたいて自分の安全を確認してから渡ろうとする人がいる。
 こういう人は、おそらく自分自身の身の安全、保身ばかりが気になるために、おそらく永久に石橋は渡れない。

 やるべきことは決まっているのならば、あとはどうすれば出来るのか打開策を見つけていくしかないのだ。
 どうすれば目標を達成できるのか、その手順を考えることこそがリーダーの仕事だ。

 一方で、松下幸之助翁はこう言う。
 「時の来るのを信じて、着々とわが力をたくわえる。」 
  一年に一度の桜の花と香りを待ちわびる。
 日本人は世界一「時を待つ」ことのできる民族なのかもしれません。
 一見相反するようにも感じますが、やり遂げるという点では同じかもしれません。