どっちが寒いのか

立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続いている。
日本の中でも、東北や北海道に行けばたぶんもっと寒いのだろうし、シベリアなんかはさらに寒そうだ。
エベレストなどの高地や、大陸性気候の場所はきっと寒いのだろう。
いい加減な予想なのだが、赤道から一番遠い北極や南極が地球上で一番寒いのだろうか。
だが、北極と南極の気温は明確に異なるそうだ。

◆北極と南極の気温
　北極と南極はどちらも同じような環境にあり、とにかく寒いところと思われるが、実はずいぶんと違うようだ。
　南極はマイナス３０～５０℃が年中続き、記録された最低気温はマイナス８０℃という極寒だ。
　一方、北極の平均気温はマイナス２０～３０℃で、たしかに寒いものの南極ほどは寒くはない。

　どうしてそうなのだろう。
　実は南極は陸地で、北極は海なのだそうだ。
　南極には平均２０００ｍを超える氷床があり、陸上を覆う巨大な氷床がどんどん陸を冷やしていく。
　それに対し、北極には陸はなく存在するのは海氷だけで、その下には海水が流れているそうだ。
　海水は言うまでもなく海氷ほどは冷たくはない。
　つまり、北極の海氷の下には比較的水温の高い海水が存在しているため、北極ほどは寒くならないという事らしい。

　ふうん、どっちにしても寒いのは間違いないですよね。
　そうすると、例えば潜水艦なんかは北極の海で活動できるんでしょうか。
　どちらの地域も世界の平和目的に利用していただきたいものです。