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背水の陣

2022-02-18 06:53:02 | 日記
「背水の陣」なる言葉を聞く。
これは、川や海などを背にした陣立てで、あとに引けぬ所で決戦する構えだろう。
もし失敗すれば、滅びる覚悟で事に当たるということでもある。
だが、現実のビジネスや戦いに用いるにおいては、そればかりではいけないようだ。

◆人は追い込まれたときに潜在能力を発揮する、ただそのためには・・・
 古くは古代ローマ軍、将軍シーザーは軍勢が乗ってきた船を焼き払ってしまったという。
 人はやるしかないところに追い込まれると力を発揮するものだからだ。
 もう逃げ道はない、だったら眼前の敵を打ち破って前進するしかないと、兵士の心をひとつにしたのだ。

 ただ現実のビジネスの場合は、もう少し慎重になるべきらしい。
 展望も準備もなくただ追い込むだけでは、単なる無謀となってしまう。
 プランは十分に練られるべきだ。
 もちろん、実行のための準備も整えなければならない。
 ダムは、水をせき止めておくからこそ、その水を一気に落としたときに岩をも押し流す勢いになるのだ。
 人もただ追い込むのではなく、準備や訓練を通じて力を蓄えさせた上で、計画的に追い込むべきなようだ。

 孫氏の言葉に戻れば、「派兵するなら食料を十分に確保し、休養させて、体力・気力を充実させておくべきだ」ともある。
 こうした裏付けがあってこそ、死地に追い込まれた兵が全力を発揮できるのだから。

 →そうだったのか、おいらは単なる無謀な意味で使っていました。