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生き残る

2022-02-16 06:51:29 | 日記
日本の最高峰大学である東京大学、中でも文系の文一(法学部)、理系の理三(医学部)は別格だ。
世界標準から見ればなんちゃら・・・ なんていう意見もあるが、それでも日本最難関に変わりはない。
そんな彼らは、就活で官僚(キャリア官僚)や、商社、メガバンクを目指していると思ったが、最近はそうばかりではないようだ。

◆就活に見える若者の不安
 東大新聞によると、卒業した東大生の2020年の就職先上位に複数のコンサルティング企業が入っているという。
 さらには、産業新聞記者が外資系コンサルで働いている20代男性に聞き取り調査もしている。
 難関大学や海外有名大学を卒業している若者たちだ。
 みな自分の仕事に誇りを持ってはいるが、「結局、自分の仕事ってリストラに協力することかも」とか、
 「いくら外資でもやっぱり日本的な上下関係もあって厳しい」などの悩みも聞かれた。
 さらには、「仕事内容が本当は好きではないので今後どうするのか迷っている」なんて本音も聞いた。

 これは矛盾している。
 なぜ仕事内容に魅力を感じなくてもコンサルを志望するのか。
 誰かの人生によい影響を与える手ごたえを得られる仕事があるのではないか。
 それは、生き残るためだという。
 やりたいことより、つぶしがきくスキルを得るためなのだそうだ。
 これをオブラートに包めば、「自らの成長機会や転職のしやすさも得られるため」となる。
 
 結局のところ、コンサル人気の根底には日本経済への不安があるという事なのだ。
 内閣府の内外の若者の意識調査によると、日本の若者の意識は諸外国と比べて、自分の将来に明るい希望を持つ割合が低く、
 自己肯定感も低いという。
 つまり、会社は成長しなくても自分は成長して転職できるようにしておきたいという考えなのだろう。
 →なるほど、日本がだめでも自分だけは救命ボート(日本の中でも生き残る企業)に移れるようにするためですか。
  できればそんな優秀な人たちには、今いる場所で日本が沈まないように奮闘していただきたいものです。