生活の中でも仕事においても、ずいぶんと不公平な現実を見聞きすることがある。
だが、米国の心理学者であるリチャード・カールソンのこんな言葉には気づきを得られる。
「人生は公平だなんて誰が言ったんだい?」
そうだそうだ、この世の中は公平には出来ていないんだ。
◆人生は不公平が当たり前のこと
不愉快なことなのだが、人生は公平ではない。
それは絶対的な真実だ。
それでも、この事実を認めると、気持ちがすっと自由になるものだ。
我々がしでかす思い違いのひとつは、自分や他人を気の毒がることだ。
人生は公平でなくちゃ、いつかそうなるべきだ、と思ってしまう。
だが、人生は公平ではないのだから、そんな日は来るはずがない。
今できることは、人生の不公平についてグチをいう事ではなく、
それぞれが困難をいかに乗り越えて何かに立ち向かって挑戦していくかということなのだ。
この事実を受け入れれば、他人を気の毒がることもなくなる。
哀れみではない。
同情とやさしさこそが、相手に必要なものだ。
この基本的な事実を思い出せば、何らかの手をうとうという気持ちにさせてくれるものだ。
→厳しい言い方ですが、世の中は不公平ということを認めよですか。
確かにそうなのかもしれませんが、それをできるだけ小さくする努力は必要かもしれませんね。