哲学者というものは、古代からギリシャやローマの賢人と決まっていると思っていました。
だが近代になれば、フランスやドイツでもそんな賢人は多数いるようです。
じゃぁ日本ではどうなのかというと、うれしいことにやっぱりいらっしゃいます。
明治から大正~昭和にかけて活躍した和辻哲郎がその人です。
兵庫県の山村のお医者さんの家系だそうです。
◆自分を信ずる
成長を欲するものはまず根を確かにおろさなくてはならぬ、上に伸びることのみを欲するな、まず下に食い入ることに努めよ。
おいらがヘタなコメントをしなくとも、皆さんが十分に味わえる言葉だと思います。
ほかにもこんな言葉がありました。
資本主義が進展すると共に手段としての財力が強くなり、人間が機械の奴隷にされるという傾向が生じてくる。
現在の非正規ワーカーの苦衷を正しく予想していたようです。
ギリシャ人が見ることにおいて感じたのに対し、日本人が感ずることにおいて見たという相違は見逃せない。
人間とは世の中自身であるとともに、また世の中における人でもある。
私はどんなに失望している時でも、やはり心の底の底で自分を信じているようです。
→難しいことは分かりませんが、やはり自分を信ずることが基本のようです。