つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

目標は高いほうがいいの?

2019-01-26 17:41:55 | 日記
各企業は、上場していようがいまいが、決算発表時に今期の目標を出すのが一般的です。
その目標の出し方に、それぞれの企業や社長さんの考え方の差があるみたいです。

◆目標は精度重視か、挑戦目標か
 まず一般的には、保守的(確実に達成できる)な低い売上や利益の目標を掲げる企業が多いみたいです。
 それは、期首の目標を達成できないと、期末に修正をして言い訳を考えなきゃいけないからだそうです。
 まあ、下方修正をすると、いかにも経営の仕方が悪かったみたいな感じですよね。
 甚しい場合は、経営陣の退陣なんてことになるかもです。
 逆に決算が上振れすれば、これはもう立派な経営の結果、なんて印象もあります。
 経営陣にとって、安全策という言い方もありますね。

 これに対し、挑戦的(達成できそうもない)な高い売上や利益の目標を掲げる企業もあります。
 たぶんそれには2つの意味合いがあり、1つは自社を強く大きく見せ、上場企業なら株価を高くしたいという狙い、
 今1つは、全社員に対しノルマ的に高い目標に挑ませるということでしょうか。
 たしかに高い目標に挑戦することによって、より高い結果を残せる場合もあるでしょう。
 でも、毎年毎年未達って、ヘンじゃない。
 もしかして、未達だから昇給は少なく、ボーナスも低めに・・・  なんて作戦かと勘繰っちゃいますよね。

 極端な企業目標としては、中期目標で、「日本のウォルマートを目指す」、「店舗数を100倍にする」、「売上〇兆円を目指す」、
 などと威勢の良い目標を掲げる企業もあります。
 これって、世間や従業員を欺いてることにならないの?
 子供なら、ちょっと古いが将来は博士か大臣かと言ってもいいでしょう。
 最近ならサッカー選手やAKBでもいいし。
 でも、いい大人がいい加減なことを言っちゃあダメでしょう。
 達成できもしない、でたらめに高い経営目標はやめましょう。
 高くても良いのは、「志」です。
 そこのところ是非よろしく・・・
 
 
 
 

故障するから なし!

2019-01-25 18:04:00 | 日記
ワークの勤務する店舗の客用トイレですが、しょぼい洋式便座で各種付加機能はゼロです。
どうしてこんなにしょぼいのか、店長に聞いてみました。
普段は何を聞いても的確な返事はないのですが、
今回、彼は・・・  珍しく自信ありげに、心もち胸を張って、理路整然と説明してくれました。
もしかしたら、彼の得意分野だったのかもしれませんね。
もしそうなら、残念な店長、そして残念な会社です。

◆故障するから なし!
 「いいかいワーク君。店には毎日たくさんのお客さんが来るだろ。」
  はあ。
 「必然的にトイレも大勢の人が使うんだ。」
  そりゃそうですよね。
 「便座にいろいろな機能が付いているとね、あれこれ触って故障の原因になるんだ。」
  そんなことはないんじゃないですか。コンビニでも高速のSAでも温水洗浄便座ですよ。
 「いや、いたずらもあって、よく故障するんだ。故障するとお客さんに迷惑をかけるだろ。
  おまけに修理代もかかるし。それに、シンプルな方が掃除だってしやすいし。
  まあ、値段が安いってのもあるかもしれないがな。なにせウチはローコスト経営だからな。
  たぶん全店的にそうだぞ。」
 
 故障するから、温水洗浄機能などは付けないって、まったくお客さん目線じゃないですよね。
 冬のこの時期、お客さんのお尻がしもやけになったらどう責任をとるんだい? 
 そんなの、ただのケチなんじゃないですかね。
 おいら、開いた口がふさがりませんわ・・・
 速攻自宅に帰って、ブログに書いてやる!!

LEDリース詐欺?

2019-01-24 10:29:31 | 日記
電気代の削減手法のひとつが照明のLED化です。
このLED化投資でリース契約を用いた詐欺まがいがずいぶんと横行しました。
まあ、このリース取組をした企業はいまだに気づいておらず、感謝してるくらいですから、おめでたいですよね。

◆LED化投資で誰が儲けた?
 店舗の基本照明(多くは蛍光灯)や演出照明(装飾照明、蛍光灯やその他)をLEDに交換すると間違いなく電力消費は減ります。
 基本照明で20%以上、演出照明では50%以上の削減もあります。
 さらに、LEDは長寿命の40000時間ですから、ほぼ10年間は交換不要で、メンテナンスコストも下がります。 
 良いことだらけですが、問題は初期投資コストですね。
 そこで、〇〇コンサルが登場しスキームを組成提案します。

 おバカ会社様は投資は1円もかかりません。投資金額はすべてリース会社が負担します。工事まですべて終えます。
 工事後リース料が発生しますが、従前の電気代よりも従後の電気代が下がりますので、リース料を足しても安くなります。
 万一、従後の方が料金が高くなれば、従前の金額までしかいただきませんのでノーリスクです。
 さらに、以後のメンテナンスコストの削減の利益はすべておバカ様のものです。

 これはいい!と、ずいぶんと飛びついた企業がありました。
 実は、このスキームの利益配分はこんな感じらしいです。
 おバカ会社様10%、コンサル30%、リース会社30%、工事業者30%。
 コンサルはスキーム提案だけで濡れ手に粟状態。リース会社は料率アップ。工事業者は割高工事費。
 電力消費量の従前従後の差は事前に計算できるので、それに合わせて工事費・器具代やリース料を逆算して設定するのです。
 ちょろいものですわ。
 自分で汗をかかないと、こいうことになるという典型ですよね。

 ではどうする?自分で汗をかいて、工事・器具を相見積もりし、手金(または借入)で投資すれば利益は全部自分のもの。
 リース取組で見かけのキャッシュアウトがなくても、ファイナンスリース扱いでどうせ総資産扱いとなる。
 与信枠も、リースが組成できるならば確実に借り入れ可能なはず。
 借入利率の方がリース料率より格段に安いのは当然ですよね。
 良識ある金融機関ならば、こういった前向きな設備投資は大歓迎ですよね。
 今後は、できるだけ論理的に考えて、誰が利益を得るかよーく判断してから投資決断しましょう。 
 

EHPかGHPか、それが問題だ

2019-01-23 19:05:28 | 日記
小売業界では、経費管理が大事なことは論を待たないですが、特に水光熱費の工夫をしているようです。
水光熱費のうち、水道代は比較的安いので、ほとんど電気代です。
業種業態によって差はあるらしいですが、おおむね売上高の1.5%くらいらしいです。
1.5%というと大したことないようですが、粗利対比(分配率)では、6~7%にもなります。
ですから、水光熱費の工夫の差で利益が増減しやすいんだそうです。
粗利高から経費を引いたものが営業利益ですからね。

◆EHPかGHPか、どっちにする?
 電力の消費部門を簡単に分けてみると、動力・照明・空調・事務その他です。
 照明はもう各社ともLEDを導入済みですよね。
 ですから、空調に絞って対策をすると冒頭のEHP(電気空調ヒートポンプ)とGHP(ガス空調ヒートポンプ)です。
 専門家に聞いてみました。
 ●部電力さん:EHPは技術革新で省エネ性能が高く、確実に有利です。資料はこれこれ・・・
 東●ガスさん:GHPはビルマルチで空調負荷に合わせた間引き運転で、確実に有利です。資料はこれこれ・・・
 どちらの資料を見ても、互いに自社が有利の結論で、差はよくわかりません。
 しかたがないので、自分で調べてみました。
 電気代はこんな計算式で決まります。
 E=ax+b aは単価 xは使用量 そしてbはデマンドと呼ばれる定額ですが、最大出力により変動します。
 なので、電気代を抑えるためには、x使用量を抑えることと、bデマンドを下げることが対策となります。
 そして、GHPはこのデマンドを確実に下げてくれます(当然にガス代はかかる)。
 であれば、デマンドが大幅に下がる(ガス代よりも)業種業態ならば水光熱費は下がるということです。
 ・・・長くなったので、結論を急ぎます(調査分析後のワークの主観です)。
 SM    = EHP
 ドラッグ = EHP
 専門店  = EHP
 HC    = GHP
 HC(ホームセンター)は、消費電力のうち、空調の比率が高いため、GHPにするとデマンド低下が大きく、ガス代を凌ぐ。
 ※最近では、新電力の料金プランでデマンドのない料金設定もあるみたいです。E=ax のみ
   
 
 
 

リベートいいの?

2019-01-22 19:28:34 | 日記
小売業界でよく話題に出るリベート。
ワークの感じていたイメージとは違っていました。

◆リベートもらっていいの?
 ワークのイメージは、リベートとは袖の下。
 何かをしてあげたお礼にその利益の一部を個人にキックバックする、という感じです。
 実態は、まったく異なっていました。
 小売業界におけるリベートとは、ある一定期間(主に年間)の取引金額に応じ、
 その取引企業に対しリベート(割戻金)を 支払うというものです。
 ある商品の取引(仕入れ)に対するリベートというものもあります。
 そして、それらは当然に仕入れする企業に対して支払われます。
 まちがっても個人に支払うものではありません。
 
 大昔は、スーパーのバイヤーを5年やるとリベートで蔵が建つといわれていました。
 でも、蔵が建ったバイヤーたちは、その後悪事が露見し、墓が建ったと言われています。
 これが、ワークのイメージでした。
 時代は良い方向に変わりました。

 これがあるから、スーパーは安売りをしても、何らかの補填がメーカーや問屋さんから得られるのです。
 メーカーは、マーケットシェアが欲しい場合は、積極的にリベートを出します。
 これが問屋さんを通して支払われるので、安売り競争はなかなかなくならないわけです。
 最終消費者の立場でも悪いことではありませんよね。
 問題といえば、決算期末にリベート狙いで仕入れをして、それが売場や倉庫に山積みになる場合です。
 リベートは、取引金額比例でなく、階段状に設定されるため、上位の段階を狙って(リベートの増加)
 無理な仕入れを行うことぐらいでしょうかね。
 ですからリベートとは、契約に基づく、企業に対しての正しい割戻契約のことなんです。
 知りませんでした。勉強になりました。

◆リベートの会計処理は?
 かっては、各社とも決算期にリベートを一括計上していました。
 ですから、1Q,2Q,3Qまで赤字でも、決算期に突然利益決算となり、世間を驚かせていました。
 上場企業でも監査法人の関与先生が不勉強だと、こんな決算が見逃されていました。
 でもご安心ください。
 こういった決算は、IRの時にアナリストから指弾をうけ、改善方向です。
 最近では、契約による年間取引金額によるリベートは、進捗基準(どれだけ取引したか)で
 合理的金額を四半期ごとに見積もって計上することになってるみたいです。
 まあ、若干のアローアンスはありますが、決算期に大きくブレルことは少なくなってきました。
 めでたしめでたしです。