つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

底漏れが大事

2021-01-26 06:04:50 | 日記
新型コロナの影響で多くの企業の業績が低迷している。
その大きな理由は、トップラインつまり営業収益(売上高)の低下だろう。
そこでの対策は、亀は自らの甲羅に合わせて穴を掘る、つまりは低下した営業収益に合わせて経費を削減するということだ。
だが、賢人はそうではないと教えてくれる。
三菱財閥の創業者岩崎弥太郎だ。

◆本当に大事なことはそうではない
 「酒樽の栓が抜けたときには、誰しも慌てふためいて締めなおす。
  しかし底が緩んで少しずつ漏れ出すのには、多くの者が気づかないでいたり、気が付いていても余り大騒ぎはしない。
  だが、樽の中の酒を保とうとするには、栓よりも底漏れの方を大事と見なければならない。」

 危機に際して、策を講じることはむろん決定的な悪手ではない。
 だが、本来は危機を迎える前に徹底した経費削減で、損益分岐点を下げておくべきのようだ。
 それが弥太郎の言う底漏れを防ぐということなのだろう。
 現在の困難に機敏に対処するよりも、常日頃からムダのない経営をしているべきということなんだろうな、きっと。

 映画監督の大島渚もこう言う。
 「今やれることを、今やらなかったら、一生やれないということなんだ。」
 では地道にバリ取り(無駄な経費の削減)を進めることにしましょうかね。

人は生きてきたように死ぬ

2021-01-25 06:06:10 | 日記
おいらはまだ、死を意識するのはいささか早すぎると思っている。
しかし、金城学院大学の柏木哲夫学長のこの言葉には考えさせられた。
それは、主に末期がんの患者さんの、ホスピス病棟での看取りからの実感だそうです。

◆数多の看取りからの実感は、人は生きてきたように死んでいく
 この世の中をしっかりと生きてきた人は、しっかりと亡くなっていかれる。
 いい加減に生きてきた人は、やはりそんな亡くなり方をしていく。
 さらに、周りに感謝をして生きてこられた人は、我々にも感謝をして亡くなられる。
 不平ばかり言って生きてきた人は、やはり不平を述べられれながら亡くなっていきます。
 このことは、よき死を迎えるためには、よき生を生きなければいけないということを教えてくれるのです。
 ではよき生とはいったい何か。
 人によってみな違うとは思います。
 しかし、前向きな人生であること、周りに感謝できるということ、この二つに集約できるような気がしています。
 物事には、見方によりプラス面とマイナス面があるものですが、物事のプラス面をしっかりと見た生き方、
 そういう方々の生は、やっぱり前向きでよき生なんだろうと思うんです。
 最後に「ありがとう」と言い、自分も相手から「ありがとう」と言ってもらいながら、生を全うできるのがよき生です。
 そういう生を全うする人を、私は人生の実力者と呼びたいと思います。

 少しずつそういうところに向かいたいものですね。

苦労についての考察

2021-01-24 06:54:12 | 日記
社会生活や仕事をしていく上で、苦労は山のようにある。
だが、その苦労を困難や障害と捉えるか、乗り越えるべき丘と捉えるかで、心持ちは随分と違うと思う。
今日はそんな乗り越え方の言葉を集めてみました。
自分自身にしっかりと言い聞かせたいものです。

◆現在の危機に集中してこれをを乗り越える
 「最大の危機は勝利の瞬間にある。」
 フランスの政治家ナポレオン・ボナパルトの言葉ですが、帝国海軍参謀の秋山好古の「勝って兜の緒を締めよ。」にも通じます。
 「学ぶことで、心が疲れるということはない。」
 こちらは、レオナルド・ダ・ヴィンチです。頭はどんどん使いこなすべきなようです。
 「人の苦労なんて、いくら聞かされたって成長しやしない。自分で苦労しろ。」
 実業家の瀬戸雄三だ。厳しいけれどこれが真実なんでしょうね。
 「今やれることを、今やらなかったら、一生やれないということなんだ。」
 ちゃらんぽらんに見える太宰治でさえもこう言う。
 そして、極めつけは夏目漱石のこの言葉だ。
 「前後を切断せよ。
  みだりに過去に執着するなかれ、いたずらに未来を属するなかれ、
  満身の力をこめて現在に働け。」

 過去に学ぶことは大事なことですが、それに囚われ過ぎてはいけないようです。
 同じく未来を仰ぎ見ることも大事なことですが、それにより現在が委縮してはいけません。
 「今日と言う日は、残りの人生の最初の一日。」
 今を起点に考えれば、将来はバラ色?? 
 そのためには、現在の危機に打ち勝つことが必要なようです。

 

準備万端は不要

2021-01-23 06:26:48 | 日記
仕事を進めるにあたり、その難易度が高ければ高いほど、事前準備が大事だと思っていた。
実際、「段取り八分」=準備が出来さえすれば、もうそれは8割終わったも同然、という言葉もある。
おいらは、今までずっとそんな姿勢で仕事に取り組んできたのだが、全く相反するかのような教えに出会った。
元寺田倉庫という地味な会社の社長さんだった中野善寿氏だ。

◆思い切ってやる
 「準備万端の日は一生来ない。何も考えず、思いっきりやればいい。」
 野球であれば打順が回ってきて、いやおうなく舞台に登場する。
 だが、仕事や日常生活では、打席のタイミングは自分で決めなきゃいけない。
 まだ早すぎる。準備ができていない。なんて言っていたらいつまでたっても打席に立てない。
 準備万端の日は一生やってこないと思ったほうがいい。
 当然それなりに失敗はするだろう。
 だが、そのたびに修正していけば目的は達せられるし、楽しく生きていくこともできる。
 私がいい例だ。思いっきりやればいい。
 大丈夫、失敗したってまた打席はやってくる。

 う~ん 恐るべきポジティブさですね。
 たしかに、作家アーネスト・ヘミングウェイもこう言う。
 「人間は負けるように作られてはいない。」


弱気になれ

2021-01-22 06:33:38 | 日記
世の中で生き抜くためには、前向きであるべきだ。
たとえ、どぶの中で死ぬ時でも、前向きに倒れるべきだなんて言う。
それはそれで正しいと思えるのだが、相反するこんな教えもあった。
おいらの好きなマンガ喫茶で拾った言葉だ。

◆もっと弱気になれ
 自信過剰になりがちな人もいる、そんなタイプの人はもっと弱気になるべきだ。
 たしかに、怖がりすぎて現実から目を背けてはいけない。
 が、臆病な心で現実を凝視する姿勢は大事だ。
 それは、リスクを正確に把握し、対策を用意することにつながるからだ。
 虎やライオンそれにヒグマといった猛獣ほど、実は気が小さく警戒心が強いものなんだ。
 自惚れた勇者よりも、賢い臆病者の方が実は強いのだ。

 この言葉には考えさせられました。
 まるでおいらに向かって放たれた言葉のようでした。
 前へ前へと考えていたのですが、それは後ろの備えを忘れることにもつながるようです。
 リスクを事前に把握して、きちんと対策を講じているのかと問われれば、それはとてもこころもたないものです。
 相田みつおさんもこう言っています。
 「自分の後姿は自分じゃ見えねんだなあ。」
 ということで、自分の後姿も想像しながら前進していきたいものです。