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ミクロの改善はマクロにはならず

2021-01-28 06:45:00 | 日記
政治や政策運用なんてことはよくわからないし、おいらからは遠い話だ。
日銀の異次元金融緩和なんて聞いても、へえそれで?なんて感じだ。
だが、政策によっては経済が大打撃を受けると聞くと、それは大変だ多少は考えなくちゃとなる。
元内閣官房参与の本田悦朗氏の解説が比較的分り易かった。

◆正しい政策は正しい時期にやるべき
 現首相のブレーンの一人デービッド・アトキンソン氏、元ゴールド・マンサックスらしいが、
 氏の主張である日本企業の生産性の低さは非効率な中小企業にあり、
 その再編や淘汰が企業効率向上のカギとの主張に、真っ向から反論する。
 ミクロの現象はそうかもしれないが、それはマクロの結果が表れ出ているもの。
 つまり、長く続くデフレこそが、将来不安から投資を控え、消費も所得も増えない原因なのだ。
 その結果が中小企業の生産性の低さが維持されてきているということらしい。

 したがって、現時点で中小企業の再編や淘汰に向けた政策を推し進めれば、失業者が増え賃金が低下する、
 人々はさらに消費を控えデフレが継続するというスパイラルが続いてしまう。
 現在やるべきことは、金融緩和を続けたうえで(低金利であれば企業が借金で倒産することは少ない)、
 財政出動し(また国の借金は増えるが)需要不足を解消する。
 それが結果的に人の命を救い、デフレ脱却にもつながっていくのだ。

 なるほど、そういうことだったんですね。
 だが、需要が回復したときに本当に国の借金を減らす方向に進むのかがちょっと心配です。