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底漏れが大事

2021-01-26 06:04:50 | 日記
新型コロナの影響で多くの企業の業績が低迷している。
その大きな理由は、トップラインつまり営業収益(売上高)の低下だろう。
そこでの対策は、亀は自らの甲羅に合わせて穴を掘る、つまりは低下した営業収益に合わせて経費を削減するということだ。
だが、賢人はそうではないと教えてくれる。
三菱財閥の創業者岩崎弥太郎だ。

◆本当に大事なことはそうではない
 「酒樽の栓が抜けたときには、誰しも慌てふためいて締めなおす。
  しかし底が緩んで少しずつ漏れ出すのには、多くの者が気づかないでいたり、気が付いていても余り大騒ぎはしない。
  だが、樽の中の酒を保とうとするには、栓よりも底漏れの方を大事と見なければならない。」

 危機に際して、策を講じることはむろん決定的な悪手ではない。
 だが、本来は危機を迎える前に徹底した経費削減で、損益分岐点を下げておくべきのようだ。
 それが弥太郎の言う底漏れを防ぐということなのだろう。
 現在の困難に機敏に対処するよりも、常日頃からムダのない経営をしているべきということなんだろうな、きっと。

 映画監督の大島渚もこう言う。
 「今やれることを、今やらなかったら、一生やれないということなんだ。」
 では地道にバリ取り(無駄な経費の削減)を進めることにしましょうかね。