●当家に昔から伝わる「夏季限定ソウルフード」です。
●後ろに見えるのはごく普通のカボチャの天ぷらです。
手前に見えるこげ茶色の物体が「カライカライ」です。
材料はタカノツメ・シソ・ネギ。この三種類を微塵切り
にして味噌と小麦粉を加えてハンバーグ作りの要領で
ボウルの中でこねます。後は適当なサイズにまとめて
薄くのばして油で揚げて出来上がり。
●味はその名のとおり辛く、夏場の食欲のない時など
には最適な食べ物です。ヒミツの県民ショーに出したい
くらいなのですが、ワタシの知っている限り、この料理
を作っているのは町内の数件だけ。同じ高崎市内の
ツレアイも結婚するまで知りませんでした。
●そのような訳で写真の「カライカライ」もワタシの姉が
作ったもの。もしも、世界遺産に食品部門があったら
是非ともエントリーしたいこの味も、もはや絶滅の危機。
こうなったら蕎麦やうどんを打っている場合ではない。
この「カライカライ」を絶滅の危機から救うためにワタシ
自身で作ってしまおう!そして、子々孫々までもこの味
を伝えていかねば・・・。
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他言引用
「聞き流す」、「やり過ごす」、「なかったことにする」
湊 かなえ