●今回使う釉薬はいつもの長石と松灰の1:1、それに
隠し味として「あるもの」がちよこっと入っています。
●暫く釉薬を使っていなかったので、この秘密兵器
の電動ドリルでしっかり撹拌します。天然の松灰は
固まりにくいのですが、それでもなんだかんだで30分
はウイーン、グリグリとよ~く混ぜ合わせます。
●陶芸はあらゆるところで気を使わなければなりませんが
この釉薬の「濃度」もかなり気を使います。濃くても薄くても
ダメだし、釉薬を掛ける時間やタイミングも窯の種類などを
考え、焼き方を考え・・・あぁ、めんどくせぇ~。
●ちなみに、陶芸を始めてから知ったのですが、この釉薬
などの濃度をはかる「ボーメ計」というものが存在します。
そして、その単位もそのものズバリ「ボーメ」といいます。
そして、天然灰を使う釉薬は50~60ボーメで調整するのが
ベストだとされています。これがあるのでワタシのような
ズボラな人間でもそこそこ失敗なく自作の釉薬が出来ます。
●今は誰でも知っている「ベクレル」や「シーベルト」なども
「ボーメ」と同様に自分自身に直接関係なければ知らずに
いた単位だったのでは・・・。ふと、そんなことを思いました。