前回に続き、今回は2020年11月23日にアップデートした、『「古津軽」の「鬼コ」達を、見て来たよ。』の(追補版)です。
トップ画像は、金木町吉良市・熊野宮社殿の彫り物です。
続いては、地図です。
6月6日に、番号の順番で巡りました。
※国土地理院地図を加工させて頂きました。
①弘前市三和・山風森
弘前市から鰺ヶ沢町へ通じる、「やまなみロード」沿いにある、標高69.6mの、こんもりとした里山が「山風森」です。
こちらは、近くの川の橋です。
橋の名前ですが・・・。
何と読むのかなと思っていたら、「やまかぜもり」と、そのままの読み方でした。
さて、この山の頂上に祠があるそうなので、登りましょう。
とは言っても、登山道や参道らしきものの入口は見当たりません。
山の手前側では、伐採作業が行われており、こんな感じでした。
キョロキョロしていると、ピンクテープが目に入りました。
ここから入りましたが・・・、道らしきものは無く、藪漕ぎが続きます。
そして、次の目印テープが見当たりません。(意味不明のテープでした。)
入山した場所から、少し左側に登って行くと、藪漕ぎが終わると同時に・・・、
大きな石が、ゴロゴロ転がる場所に出ました。
手前の石には、文字が刻まれています。
「猿田彦大神」と彫られている様です。
そして、周辺の大石です。
こちらは、岩屋が崩れたかの様ですね。
ここは、「鬼の城」と呼ばれているそうです。
そこから少し登ると、祠のある頂上広場に到着しました。
祠の扉が開いていますね。
中を覗くと・・・、
鏡や像が見えますね。
そして、後ろの左右には、「棟札(むねふだ)」がありますね。
「棟札」は、「この家(祠)が火災などにあわずに、末永く栄えますように」と、願いを込めたものだそうで、「棟札」に書かれている神様が、この祠に祀られている神様とは限りません。(記載内容は、何処でも同じ様ですよ。)
それでは、中央手前をアップです。
「龍」が彫られた鏡と黄金色の像があります。
黄金色の像をアップです。
まるで、「三国志」に出て来そうな風貌ですね。
そして、その後ろには「鬼コ」と「観音」様でしょうか・・・?
「観音」様と思われる像をアップです。
ググッとアップです。
続いて、「鬼コ」をアップです。
お顔をアップです。
どうも、何処かの鳥居に飾られていた「鬼コ」の様ですね。
しかし、何故こんな道なき山の上に、祠を建てたのでしょう・・・?
不思議ですよね。
それでは、次に移動です。
②弘前市楢木・石上神社
参道入口です。
鳥居に「鬼コ」は居ませんね。
それでは、社殿にお参りしましょう。
おやおやっ!?
社殿左側に、「不思議スポット」がありましたよ。
石像が、沢山置いてありますね。
先ずは、手前から・・・、
「狛犬」なんでしょうね。
何処かの、年老いた飼い犬見たいですね。(失礼しました。)
そして、こちらは・・・、
こちらも「狛犬」ですよね。
何が可笑しいのか、笑顔ですね。
続いては・・・、
「虎」ですよね。
足元の「丸い」物は何でしょうか?
まるで、忍者の「水蜘蛛」見たいですね。
そして、待ってました!
「鬼コ」の像です。
お顔をアップです。
後ろ姿です。
台座があると言う事は、「狛犬」の様に置かれていたのでしょうか。(?)
それとも、大きくて頑丈な石の鳥居に居たのでしょうか・・・??
最後は、「龍」です。
頭だけですよ。
後ろを見ると・・・、
首の付け根から取れた(折れた)見たいですね。
しかし、何で壊れたり、ユニークな石像がここにあるのでしょうか・・・?
不思議ですよね。
さてさて、次に移動しましょう。
③弘前市八幡・八幡宮
参道入口です。
鳥居に「鬼コ」は居ませんね。
それでは、社殿にお参りしましょう。
おやっ!?
社殿の扉前に、「頭」が二つ置いてありますよ。
これでしょうか・・・?
先ずは、左手側です。
「天狗」さんのお面ですね。
横からです。
続いては、右手側です。
「角」があるので、「鬼コ」のお面ですね。
横からです。
こちらの神社の「鬼コ」は、お面だったんですね。
それでは、次に移動しましょう。
④西目屋村村市・鹿島神社
参道入口です。
正面に社殿が見え、右手側奥には祠が見えますね。
先ずは、社殿にお参りしましょう。
そうそう、こちらの「狛犬」は、ちょっとユニークなんですよ。
お顔をアップです。
昔は、彩色されていたんでしょうね。
お向いの「狛犬」です。
お顔をアップです。
笑っている様ですね。
そして、足で何かを押さえていましたよね。
アップです。
「獅子」の子供では無い様ですね。
横からです。
どうも、「お猿」さんの様ですね。
きっと、農作物を荒らす「悪ザル」なんでしょうね。
珍しい「狛犬」ですよね。
さてさて、右手側奥の祠を見に行きましょう。
四つありますね。
最初の祠です。
「御不動様」と書かれていました。
三つ連続の祠です。
最初の祠は・・・、
「山の神様」と書かれています。
扉を開けて見ると・・・、
像が三体ありますね。
斧を持った、「山の神様」をアップです。
続く隣りの祠は・・・、
「お稲荷様」と書かれています。
扉を開けて見ると・・・、
真ん中には何も無く、両脇に「狐」さんが居ました。
それでは、最後の祠です。
おおっ!「鬼神様」と書かれていますよ。
期待して、扉を開けます。
「鬼神様」の像がありました。
アップです。
「鬼神様」には「角」が無いんですね。(?)
右手は、何かを持っていた様ですね。
そして、左手は欠損していますね。
何か・・・、「山の神様」に、似ている様な気もしますが・・・?(気のせいですよね。)
さてさて、次へ移動しましょう。
⑤平川市猿賀・神宮寺
西目屋村から、平川市の猿賀まで、大移動して来ました。(大袈裟かな?)
山門です。
山門をくぐり抜け、正面では無く、右手側の入口に行きます。(位牌堂側)
玄関に入り、引き戸を開けると、真正面に祭壇がありました。
沢山の仏像が並んでいます。
そして、正面の厨子には黒い像が見えますね。
アップです。
「角」がありますよ。
「鬼神様」の様ですが・・・。
近付いて、更にアップです。
お顔をアップです。
「天台宗」のお寺だそうですが、何故「鬼神様」が祀られているのでしょう・・・?
それも、正面の一番前におられます。
実は、こちらのお寺には、「津軽一代様」(干支毎の守り仏)が全て祀られていて、ここで参拝できるそうです。
そして、一番前の「鬼神様」は、「元三大師様」で、悪病退散を願い、正座したお姿でお祀りされているそうですよ。
それでは、「悪病退散っ!」、「コロナ退散っ!」。
そうそう、「津軽の鬼コ」は、「悪病」や「天災」から人々を守り、「知恵」や「力」を与えてくれる、「守り神」であり、「守り仏」だったんですね。
トップ画像は、金木町吉良市・熊野宮社殿の彫り物です。
続いては、地図です。
6月6日に、番号の順番で巡りました。
※国土地理院地図を加工させて頂きました。
①弘前市三和・山風森
弘前市から鰺ヶ沢町へ通じる、「やまなみロード」沿いにある、標高69.6mの、こんもりとした里山が「山風森」です。
こちらは、近くの川の橋です。
橋の名前ですが・・・。
何と読むのかなと思っていたら、「やまかぜもり」と、そのままの読み方でした。
さて、この山の頂上に祠があるそうなので、登りましょう。
とは言っても、登山道や参道らしきものの入口は見当たりません。
山の手前側では、伐採作業が行われており、こんな感じでした。
キョロキョロしていると、ピンクテープが目に入りました。
ここから入りましたが・・・、道らしきものは無く、藪漕ぎが続きます。
そして、次の目印テープが見当たりません。(意味不明のテープでした。)
入山した場所から、少し左側に登って行くと、藪漕ぎが終わると同時に・・・、
大きな石が、ゴロゴロ転がる場所に出ました。
手前の石には、文字が刻まれています。
「猿田彦大神」と彫られている様です。
そして、周辺の大石です。
こちらは、岩屋が崩れたかの様ですね。
ここは、「鬼の城」と呼ばれているそうです。
そこから少し登ると、祠のある頂上広場に到着しました。
祠の扉が開いていますね。
中を覗くと・・・、
鏡や像が見えますね。
そして、後ろの左右には、「棟札(むねふだ)」がありますね。
「棟札」は、「この家(祠)が火災などにあわずに、末永く栄えますように」と、願いを込めたものだそうで、「棟札」に書かれている神様が、この祠に祀られている神様とは限りません。(記載内容は、何処でも同じ様ですよ。)
それでは、中央手前をアップです。
「龍」が彫られた鏡と黄金色の像があります。
黄金色の像をアップです。
まるで、「三国志」に出て来そうな風貌ですね。
そして、その後ろには「鬼コ」と「観音」様でしょうか・・・?
「観音」様と思われる像をアップです。
ググッとアップです。
続いて、「鬼コ」をアップです。
お顔をアップです。
どうも、何処かの鳥居に飾られていた「鬼コ」の様ですね。
しかし、何故こんな道なき山の上に、祠を建てたのでしょう・・・?
不思議ですよね。
それでは、次に移動です。
②弘前市楢木・石上神社
参道入口です。
鳥居に「鬼コ」は居ませんね。
それでは、社殿にお参りしましょう。
おやおやっ!?
社殿左側に、「不思議スポット」がありましたよ。
石像が、沢山置いてありますね。
先ずは、手前から・・・、
「狛犬」なんでしょうね。
何処かの、年老いた飼い犬見たいですね。(失礼しました。)
そして、こちらは・・・、
こちらも「狛犬」ですよね。
何が可笑しいのか、笑顔ですね。
続いては・・・、
「虎」ですよね。
足元の「丸い」物は何でしょうか?
まるで、忍者の「水蜘蛛」見たいですね。
そして、待ってました!
「鬼コ」の像です。
お顔をアップです。
後ろ姿です。
台座があると言う事は、「狛犬」の様に置かれていたのでしょうか。(?)
それとも、大きくて頑丈な石の鳥居に居たのでしょうか・・・??
最後は、「龍」です。
頭だけですよ。
後ろを見ると・・・、
首の付け根から取れた(折れた)見たいですね。
しかし、何で壊れたり、ユニークな石像がここにあるのでしょうか・・・?
不思議ですよね。
さてさて、次に移動しましょう。
③弘前市八幡・八幡宮
参道入口です。
鳥居に「鬼コ」は居ませんね。
それでは、社殿にお参りしましょう。
おやっ!?
社殿の扉前に、「頭」が二つ置いてありますよ。
これでしょうか・・・?
先ずは、左手側です。
「天狗」さんのお面ですね。
横からです。
続いては、右手側です。
「角」があるので、「鬼コ」のお面ですね。
横からです。
こちらの神社の「鬼コ」は、お面だったんですね。
それでは、次に移動しましょう。
④西目屋村村市・鹿島神社
参道入口です。
正面に社殿が見え、右手側奥には祠が見えますね。
先ずは、社殿にお参りしましょう。
そうそう、こちらの「狛犬」は、ちょっとユニークなんですよ。
お顔をアップです。
昔は、彩色されていたんでしょうね。
お向いの「狛犬」です。
お顔をアップです。
笑っている様ですね。
そして、足で何かを押さえていましたよね。
アップです。
「獅子」の子供では無い様ですね。
横からです。
どうも、「お猿」さんの様ですね。
きっと、農作物を荒らす「悪ザル」なんでしょうね。
珍しい「狛犬」ですよね。
さてさて、右手側奥の祠を見に行きましょう。
四つありますね。
最初の祠です。
「御不動様」と書かれていました。
三つ連続の祠です。
最初の祠は・・・、
「山の神様」と書かれています。
扉を開けて見ると・・・、
像が三体ありますね。
斧を持った、「山の神様」をアップです。
続く隣りの祠は・・・、
「お稲荷様」と書かれています。
扉を開けて見ると・・・、
真ん中には何も無く、両脇に「狐」さんが居ました。
それでは、最後の祠です。
おおっ!「鬼神様」と書かれていますよ。
期待して、扉を開けます。
「鬼神様」の像がありました。
アップです。
「鬼神様」には「角」が無いんですね。(?)
右手は、何かを持っていた様ですね。
そして、左手は欠損していますね。
何か・・・、「山の神様」に、似ている様な気もしますが・・・?(気のせいですよね。)
さてさて、次へ移動しましょう。
⑤平川市猿賀・神宮寺
西目屋村から、平川市の猿賀まで、大移動して来ました。(大袈裟かな?)
山門です。
山門をくぐり抜け、正面では無く、右手側の入口に行きます。(位牌堂側)
玄関に入り、引き戸を開けると、真正面に祭壇がありました。
沢山の仏像が並んでいます。
そして、正面の厨子には黒い像が見えますね。
アップです。
「角」がありますよ。
「鬼神様」の様ですが・・・。
近付いて、更にアップです。
お顔をアップです。
「天台宗」のお寺だそうですが、何故「鬼神様」が祀られているのでしょう・・・?
それも、正面の一番前におられます。
実は、こちらのお寺には、「津軽一代様」(干支毎の守り仏)が全て祀られていて、ここで参拝できるそうです。
そして、一番前の「鬼神様」は、「元三大師様」で、悪病退散を願い、正座したお姿でお祀りされているそうですよ。
それでは、「悪病退散っ!」、「コロナ退散っ!」。
そうそう、「津軽の鬼コ」は、「悪病」や「天災」から人々を守り、「知恵」や「力」を与えてくれる、「守り神」であり、「守り仏」だったんですね。