山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

この週末の上沼田神楽の公演は・・・

2014年11月07日 23時02分15秒 | 上沼田神楽
充実の毎週末神楽。
今週末は、
 11月8日(土) 下須川地区大元神社奉納神楽 21:00~24:00
 11月9日(日) 本郷ふるさとフェスタ 10:00~(神楽は11:55~出演)
が入っている。

下須川は、上沼田集落の山を下ったところにある地区。
その祭りには毎年神楽を呼び、その対象は近隣の神楽を中心に、時に島根、時に広島の神楽と、幅広い。
上沼田神楽としては、平成24年以来、2年ぶりの奉納となる。

現在、この地区出身のたーちゃんが神楽に入ってくれている。
それこそ2年前に入ったのだが、サスガ子ども神楽経験者。成長著しく、主力として欠かせない選手となっている。
その地元に花を添える舞いとしよう!


本郷ふるさとフェスタも、しっかりと賑やかしたい。
天気が心配されるところだが、屋根付きななんで大丈夫と思いたい。。


先月から神楽が続き、舞える体が仕上がってきたところ。
頭の中も、平日日中から神楽モードが続いている。

さー、今週も頑張ろう!


2014年11月07日 00時05分42秒 | 上沼田神楽
ここ数年、少しずつ演目の復活を果たしてきた上沼田神楽。

伝わる12演目のうち、現在舞うことができるのは
 天神地祇
 火の神
 黄泉醜女
 天の岩戸
 八俣大蛇
 大国主の神
 事代主の神
 薙刀舞
 芝鬼人
の9演目。

残る
 天の斑駒
 天孫降臨
 五郎王子
が眠ったままとなっている。

早く復活させろよ!とも思うけど、個人が焦ってもいいことにはならない。
復活には舞手、楽士、衣裳、小道具などなど、多くのモノと、そのための時間が必要となる。
不思議と復活に至るときは、皆の気持ちのベクトルが一つになった時と感じている。

とはいいながら、演目を知っている古老がご存命のうちに、とりあえずでもいいから復活には繋げたいとは思っている。


地区の古老であり、上沼田神楽保存会の名誉会長に話を聞くところによると、「天の斑駒」は、「ただの賑やかし」だったという。
この演目。
古事記によると、天照大御神との誓約により身の潔白を証明した須佐之男命が調子に乗り、終いには馬の皮を剥いで、機織小屋に落としたことで、機織娘はショックで亡くなってしまう、という内容らしい。

神楽においては、2人1組で「馬」となり、客席に入ってはかき回す。
正に会場と一体となった演目だったという。
おそらく、他の神楽では決して保持していない演目なのではないか?
(猿はあっても、馬はないだろう)
で、その舞いにおいて特に決まった型も無かったとのこと。


と、いうことは、その馬さえ用意すれば、何とかなるのでは・・・?
ということで、以前団内でも様々な画像を広げて話し合いをもってみたところ。

当面は公演で超多忙のため話は進みそうにないけど、落ち着いたら具体的に検討してみたい。

↓こんな感じ??