伊吹山、悲喜こもごも
=紅葉の情報と最新技術にその地位を奪われた測候所のお話=
10月29日、今年も紅葉と3合目、5合目のススキを写真に収めたくて
今年3回目の伊吹山登山をしてきました。
ところが・・・・、(10月29日時点での情報です)
*紅葉ほとんどしておりません。昨年は同じ時期に紅葉を満喫したのに
*ススキもあのふんわり感がありません
*伊吹山頂の測候所は粉々になってすっかり姿を消しタイコン(大きな
ナイロン製の袋)詰めになり、ちょうどその日ヘリコプターで撤去作業
をしており、珍しい光景を見学することに
*槍ヶ岳・穂高連峰が、御嶽、乗鞍、白山が見えました
その日一度にこんな体験をしてきました。今回も予定外の日記です
紅葉、ススキがおかしい、登り始めて一合目からもういやな予感が・・
語るよりも、写真で昨年の紅葉の風景と今年同時期の様子を比較をします
果たして、今年は紅葉が見られるんだろうか??
左:今年の10月29日 右:昨年の10月27日
正面の山を見てください。 緑みどりしております。
昨年は快晴、今年は薄日ではありましたが、その光の差ではありません
まだふんわりとしたススキ特有の暖かそうな感じがないですね
伊吹山測候所は82年の役目を終えて解体撤去され、もう建物の跡だけでしょう
「彦根地方気象台は1919年(大正8年)から82年間山岳気象の観測にあたり昭和2年に
は有人観測所では積雪の世界記録となる11m82cmを観測。観測史上に名を残した」と
は山小屋に掲示されていた新聞の記事です。 確かこの記録はギネスブックに登録
されているはずです(Kennyの自信は50%です)
解体されて搬送を待つ瓦礫 2008年11月撮影
今度は喜びの方の話です
=槍ケ岳と穂高連峰、乗鞍、御嶽、白山が望めました=
こんな感じで遠くに槍ケ岳、穂高連峰が
よほど空気が澄んでいなければ見えることのない槍ヶ岳と穂高連峰が、本当に
小さく、遠くにうっすらと見えていました。これまで何度となく山頂に立ちましたが
初めて確認することが出来ました。山小屋の主人の話では、もっと鮮明に見える
日が年間何日かあるとのことですが、暖かい季節ではたぶん無理なんでしょうね。
左上が槍 見やすくするため拡大、画像処理をしてあります。
写真中央に乗鞍岳が見えます
白山です
御嶽山です
なお、御嶽、乗鞍、白山は晴れておれば年間を通して眺めることが出来ます。
多くの観光登山客が山頂で山の雰囲気を楽しんでおられます。
ドライブウエイが7合目まで通じており、その駐車場からお花畑を小一時間程の散策
で山頂に着きます。 伊吹山の山頂付近のお花畑は冬期を除き一年中お花が楽し
めます。日本の山100名山に数えられ、滋賀県では一番高い山で、標高は1377.3mです。
麓から是非登山をしてくださいね。一合目を過ぎるとあと更に2箇所ほど短い樹林帯
を歩きますが5合目からは草原と岩場のみで展望がすばらしく、登山道もよく整備
されており山歩きの心得さえ守れば気軽に楽しめる山です。 健脚で3時間ほど。
ゆっくり歩いて4時間もあれば登れます。
今日もご覧くださいましてありがとうございました
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写真展のお知らせです
八田正文デジカメ教室作品展
期間:11月21日~11月30日
(11月22日、23日、29日は休館日です)
時間:午前10時~20時、土日は18時まで
会場: 市立野洲図書館 ギャラリー
(野洲市辻町 410 ℡ 077-518-0556)
Kennyも3点出展します。是非お越しくださいね。