趣味・興味プラス挑戦

郷土史、登山、スキーなどを写真と共に書き綴っております

kennyの歴史探訪取材日記:洗堰ー02

2013-09-24 08:25:35 | ブロガー:滋賀県の企画

 大津市内にこんなところが!
        
第二部 (全3部)
=豪雨時の放水路、瀬田川沿いに貝塚=


       大津放水路の瀬田川への出口 (月見橋より)

滋賀県にも放水路(豪雨時対策)があった! 
と言うのはTVで見たのですが東京には巨大な地下放水路があり
ます。そりゃなんたって東京は人口密集地、コンクリートの都市で
す。放水路の規模がものすごい他は別に驚くことでもありません。

ところが滋賀県はまだまだ降った水は低い所に流れ、また川幅で
も広げれば余裕があるのかと思っていました。しかし過日の台風
18号で納得でした。でもちゃんと大津市にも放水路があったんで
すね、これは驚きでした。


      東京にある巨大な放水路 右のトンネル自体が地下放水路です

                  東京放水路のHP(国土交通省)

大津放水路
大津市街地の慢性的な洪水被害を軽減するために、大津市南部
を流れる8つの小河川の洪水を中流部でカットし、放水路を通 して、
瀬田川へ流下させる地下トンネル放水路です。京阪石山寺駅から
1分ほど石山寺へ進んだところに放水路の出口があります。月見
橋が掛かっています。じっくり見学できます。案内板がありますが、
ちょっとくたびれていまして、字が見にくかったです。


                大津放水路の概念図 (国土交通省のHPより)

現在、約2.4kmが通水しています。

詳細はHPがあります
 大津放水路のHP(国土交通省HP)

ところで
放水路
って滋賀県には他にもあります。たとえば野洲川下流、琵琶
湖河口に昭和45年(1979)誕生した新しい川、現在の野洲川も放水
路と呼ばれています。このように川を付け替えたり、川幅を広げて放
水する機能を持たせた川は他にもあるのだと思います。

今回、私が興味を持ったのは、全く別の場所に、またトンネルを掘っ
て築いた首都圏外郭放水路に似た滋賀県大津市の放水路なんです。


           野洲市歴史民俗博物館に掲げられているパネルより拝借
                       (黒字の説明は私が書き込みました)


  野洲川は元々、下流が北流と南流の細い二つの川に分れており
増水時に
  その川が溢れることがしばしばでした。そこでこの川の間に新しい川、放水
  路を築きました。


石山寺の傍に複数の貝塚があります 
貝塚とは縄文時代に人々が食べた貝殻の捨場です。 現在の石山
寺の前あたりには、東西約20メートル、南北約50メートルにわたり
貝層が堆積し、淡産貝塚では日本最大の規模。貝層からは人骨や
動物の骨など豊富な遺物が出土。石山観光会館にはぎとった貝層
を展示されています。 この貝塚は市指定史跡です。

これも詳細は石山寺管理のHPをご覧ください
        石山貝塚、蛍谷貝塚 のHP

 
            石山貝塚           
   蛍谷貝塚

石山貝塚は石山寺のすぐ近くに、蛍谷貝塚は京阪電車石山寺
から歩いて2分、大津放水路の隣りです。


                          京阪電車石山寺駅


             周辺の地図(瀬田川流観光境協会のパンフレットより)

              次の第3部に続きます

      今日もご覧くださいましてありがとうございました

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Kennyの歴史探訪取材日... | トップ | Kennyの歴史探訪取材日... »
最新の画像もっと見る

ブロガー:滋賀県の企画」カテゴリの最新記事