ツキノウエ on the moon

なんとなく日記

1クールかけた映画宣伝

2009-06-20 02:02:21 | アニメ
Production I.Gで、攻殻機動隊の神山監督で、キャラは羽海野先生、OPはオアシス。
今期一番の期待作でした。
ただ、ある意味一番安心出来るんだけど、その安心感が鼻につきつつ、やっぱり気になって観てました。

んですが、、、
まさかあんな最終回を誰が予想(期待)していた事でしょう。
映画化って話はちょっと前に知っていたのですが、まさか1クールで終わるとは。

もともと、攻殻機動隊のテレビ版は最初の方ちょこっとしか見てない。
士郎正宗の原作は好き(アップルシードの方が好きだけど)だし、押井守の映画版も好きなんだけど、テレビ版の素子のあっさり顔と「笑い男」がどうにも原作と映画版とは世界観の違う存在に感じて、観るのを止めた。
もしかしたら損してるかもしれない、と頭の片隅でずっと思っていただけに今回の作品に関してはほんと、がっかりした。

最初は良かった。
ほんと、羽海野キャラがあんだけきれいに動いてくれてるだけでちょっと幸せだったし、森田さん入ってる滝沢くんに関しても、(オレおじさんなのに)うひっ!となっていた。

でも、途中からなんかおかしな気分になって来た。

例の携帯で頼むと何でも出来ちゃう、それはすごく不思議だし物語のキーなんだろけど。
他の殺人なんかの依頼はまだわかるけど、一番不思議だったのが首都高でのタンクローリーの横転。
どうすれば、あんな風にタイヤがうまいこと外れるの?と。
あまりに呆気なくその頼み事が実現されるので、「これってほんとに現実世界?実は攻殻機動隊みたいな電脳化された世界なんじゃないの?」と思って、「まさか最後は、これ日本をよくするための電脳世界のシミュレーションでしたぁ、なんてオチじゃないだろうな?」とまで考えた。
そう、攻殻なら納得いくのよ、多分。
(光学迷彩したタチコマがタイヤ外したとか、電脳ハッキングされちゃったとか、ね)

こうなっちゃうと、もういろいろと気になりだしちゃう。

板津がほんとにズボン飛ばされたから引きこもりになってパンツ一丁だったり、いや実は自分で作ったソフトに示された自分の未来に落胆したからだ、とか、そういう半分冗談みたいな話をしつつ、でも車に轢かれる時は妙にリアルな描写をして、だけど冗談のように太った身体がどぶにハマる、、、
なんでしょ?リアルな描写の中に一さじのユーモア?

セレソンに関してだって、Mr.アウトサイドって何者?ジュイスはどうやって依頼を処理してるの?ってのが、まさかあんな詰まらん種明かしだとは。(まぁ、これも実は違って、映画で真相は明かされるってんだろうけど、、)

二次元にしか興味の無い全裸のアキバ系ニート2万人は、突如現れた女子を目の前にどうしますか?
あーはならんだろう、あの状態の集団心理として。
しかも「あいつらは直列に繋いでやれば結構なポテンシャルを発揮するんだ』
えー??どういう論理ですか?
そういやなんで彼らは裸なんですかね?

いろんなことが『なんか気持ち悪い』

あげくは何もかも中途半端な状態で映画に繋ぐ。。
1クールかけて映画の前宣伝ずっとやってたんだ。。

今期一番がっかりさせられた作品となっちゃいました。

コメント
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