ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

コシボソヤンマ 2021<8月④>

2021-08-26 | コシボソヤンマ

<8.24>

狙った朽木

2日後、同じ沢で再びコシボソヤンマの産卵撮影。前回の朽木は産卵に好適で、見通せる場所は他にありません。
下方で産卵すれば絶好の構図になるので待機。正午頃に探雌の♂が現われ、13時までに♀が2回飛来しました。
都度♂に追われて逃げましたが、産卵の可能性大です。13時半頃、狙った朽木に着地。曇天で最高気温30℃。

♀ 産卵
















産卵開始約15分後、朽木の上に出たところで飛び、近くの石を転々とし苔に産卵。4分程で♂に急襲されます。



産卵移動 ♂の標的になる行動でこの後連結されたが、着地後に逃げた


14時頃、対岸の暗い所を飛ぶミルンヤンマを見つけました。産卵場所を探す動きで追いましたが姿を消します。
再び現われ生木の樹皮に産卵して一瞬で移動。当地では数年来見かけなくなっていますが、健在のようです。

<ミルンヤンマ> ♀ 産卵



2021.8.24 神奈川県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コシボソヤンマ 2021<8月③>

2021-08-23 | コシボソヤンマ

<8.22>

所を変えて

2日前の沢ではコシボソヤンマの産卵撮影が望み薄、所を変えて以前のポイントに行きました。最高気温32℃。
15時少し前からの探索で、♀の出がよく産卵は兎も角として何度も目撃しました。♂は少ないようでした。

流れから1m程離れ、斜めになった朽木上部で産卵する♀です。朽木の裏側を好み、なかなか全身を見せません。

♀ 産卵




20分以上待つと向きを変えましたが、横から全姿が撮れたのは通算10秒程度です。手強い相手で疲れました。









15時半頃、石に止まって産卵体勢になった♀がいました。移動後、一瞬朽木に止まりましたが、行方不明に。

石の苔に産卵を試す♀






複眼が緑色がかった若い♀ 静止


15時頃、限られた一角で♂が飛び始めましたが、本格的に反復飛翔が見られたのは遅く16時半頃からでした。
最後は♂同士の絡み。フレームを外していますが、まぐれ当りの1枚です。

♂ 縄張り争い

2021.8.22 神奈川県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コシボソヤンマ 2021<8月②>

2021-08-22 | コシボソヤンマ

<8.20>

やはり高い

前回から15日、同じ沢でコシボソヤンマの産卵狙い。15時半、2♂が隣接するテリトリーで飛び始めました。
♀が入るには厳しい状況ながら16時頃に目撃。見失ってしまい探していると足元から連結態が飛び出しました。
交尾態は見上げる枝に着地。前回よりは低く見通しのきく位置ではありますが、3m以上のやはり高い所です。
2回連続で交尾を撮影したものの、♀の目撃はこれのみ。当地の産卵撮影は容易でありません。最高気温32℃。

交尾態






ぶら下がっていたのは1♂。対岸の奥の枝にいました。縄張り飛翔せず16時半を過ぎても止まったままでした。

♂のぶら下がり





2021.8.20 神奈川県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コシボソヤンマ 2021<8月①>

2021-08-09 | コシボソヤンマ

<8.5>

枝の隙間から

昨年から観察を始めた沢のコシボソヤンマ。15時前の到着時はまだ♂が飛ばず、コオニヤンマが活躍中でした。
ぶら下がりも見ず、さらに高い梢を眺んで交尾態を発見。目を離すと再び見つけるのに苦労するような位置です。
枝の隙間を探して撮影。到着前から交尾していたようで見つけない方がよかったのかも。最高気温34℃。

交尾態 今回も高い所






15時半頃、1♂が飛び始めましたが、コオニヤンマが干渉してすぐに姿を消し、しばらく現われませんでした。
交尾態撮影に時間を割いているうち、16時半頃に2♂が本格的に飛び始め、2♀が次々に捕捉されました。
交尾態は行方不明で、入れ替わった♂が縄張り飛翔を始めました。暗くて見にくくなった17時半で打ち止め。

♂ 飛翔



2021.8.5 神奈川県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コシボソヤンマ 2020<8月④>

2020-08-29 | コシボソヤンマ

<8.26>

漸く産卵

前回から5日後、今季行き始めて5回目の小川で漸くコシボソヤンマの産卵を撮影しました。最高気温は33℃。
正午過ぎに飛来した♀が、前回は着地したのみであった朽木で今回は産卵。ただし10秒間で移動します。

♀ 産卵


近くの朽木に移動して15秒間産卵。形は兎も角、当地で撮影する目的は達成しました。それにしても過敏です。





時間が経過して14時50分頃、縄張りの♂が飛び回るなかで、次の♀が同じ朽木に来て約1分半産卵しました。







♂のテリトリ―内で飛べば容易に見つかる状況。朽木上部に移動して捕まりました。構えていましたがピンボケ。
交尾態で樹上に消えました。暑い日の連続で落着きのなかった産卵モードが、徐々に変わりつつある気配です。



行くと必ず♂の静止を目撃するので個体数は多いようですが、産卵の目撃が低確率で観察を継続するか迷います。

探雌行動中に一時休止した♂




♂のぶら下がり 15時半過ぎても飛ばず

2020.8.26 神奈川県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする