<4.27>
最悪のタイミング
前回から3日後、漸く気温が上がるようなので再びヒメクロサナエの羽化撮影です。決め手はやはり気温でした。
午前中の気温は16℃で気配なし。正午前に18℃になるとクロサナエとヒメクロサナエの羽化が始まりました。
クロ1♂、2♀、ヒメクロ1♀を目撃。後者はほぼ終った様子です。地域の最高気温は22℃。
まずは目的のヒメクロサナエ。クロサナエの撮影中に裂開したようで休止から撮れず、最悪のタイミングでした。
クロサナエも翅が伸びるまで発見できず。なんとも分かり難い所で見落としていました。今季はこれで断念。
<ヒメクロサナエ> ♀ 羽化 12時55分頃
13時頃 羽化環境 暗い所の小枝で羽化することが多い
13時30分頃
14時10分頃 開翅して上に移動
先に発見したクロサナエ。枯葉の下から這い上がって羽化するヤゴは石の上のようにはいかず、まず見落とします。
<クロサナエ> ♂ 羽化 12時45分頃 落ちた枝に掛かる枯葉に掴まって本種ならではの羽化
12時50分頃
13時10分頃
13時25分頃
13時50分頃 開翅
同 ♀ 地面に積もった枯葉に掴まって羽化 見落とすと踏みつけてしまう状態
流れが緩やかになった先にある石で羽化する♀
22023.4.27 東京都
<4.24>
3月に逆戻り
前回から2日後。終盤が迫って再びヒメクロサナエの羽化撮影に行きました。現地は晴れ予報も当てになりません。
懸念したとおり日射しはなく3月の気温に逆戻り。昼にかけて13℃から低下して渓流は前回よりも肌寒い状態。
よって今回も空振りでした。昨日の羽化と思われる♀が飛べずに居残っていました。
<ヒメクロサナエ> ♀ 居残り 前日に行けば羽化が撮れたはず
クロサナエらしきヤゴの上陸を発見。これでボウズを免れたと見張りましたが、定位しても裂開しませんでした。
気温は12℃で推移、やはり羽化は無理であったか。時間を浪費して一番疲れるパターンで散々でした。
<クロサナエ> 11時40分頃に上陸したヤゴ
定位場所が定まらず何度も移動 羽化するのか怪しくなってきた
12時30分頃 定位 乾燥は進んでいるが裂開せず
13時30分頃 定位を止めて方向転換 力尽きたか歩を止める
2023.4.24 東京都
<4.20>
不覚
ムカシトンボの羽化が早めに終わって、渓流のサナエも前倒しのようです。ポイントの羽化殻は複数を数えました。
羽化の目撃はヒメクロサナエ1♂、1♀。何度も見たはずが、撮影時まで見落としていた不覚。なんとも情けない。
他はクロサナエ羽化1♂、羽化不全2♂。最高気温25℃、最低11℃、湿度が高い日。
♂ 羽化 10時20分頃
10時25分頃
10時45分頃
♀ 羽化 12時5分頃 こちらの発見は開翅後
2023.4.20 東京都
<5.30>
老熟
ヤマサナエ待ちの小川。5月初めから活動していたダビドサナエもいいよいよ終盤、すっかり色あせてきました。
まだ産卵に来ますが、10秒もせず飛び去るパターンで、卵の落下の撮影は困難です。いつまで見られるのか。
♀ 産卵
2022.5.30 神奈川県
以下は4日前の撮影。産卵に飛来する回数はほぼ同じでしたが、産卵時間はもう少し長かったような気がします。
♀ 産卵
2022.5.26 神奈川県
<5.19>
待ちくたびれる
安定して晴れ、気温が上がる予報、ほぼ1週間ぶりの渓流でクロサナエ、ヒメクロサナエの産卵撮影です。
待機ポイントでは前者の飛来はなく、後者は3回の目撃でやや期待外れ。湿度が低い日で現地の気温は21℃。
一日に3回来ればよい方かもしれませんが、毎度待ちくたびれます。やっとのことで一応卵塊を撮影しました。
♀ 産卵 12時50分頃 最初の飛来を見落とし移動後10秒程の撮影 落下した卵塊が見える
一旦飛んでから20秒程で舞い降りた 腹端を水面につけ産卵せずに飛び去る
13時30分頃 樹上から降りて2回目の着地で産卵
13時50分頃 下流から現われて最初の着地で約1分間の産卵 卵は出ていても不明瞭
<ムカシトンボ> 老熟♂のホバリング
2022.5.19 東京都