ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ミルンヤンマ 2022<9月>

2022-09-29 | ミルンヤンマ

<9.28>

珍現象

朝晩冷え込み、やっと秋らしくなってきました。今季行っていない西多摩のミルンヤンマです。最高気温26℃。
午前中は3♂が流れを往復していたのみで、探雌行動が盛んになったのは15時頃から。よくあるパターンです。
この日はホバリングする♂を何度か目撃。淀みのある一角で、上流と下流から探雌する♂が丁度出会う地点です。
バトルになり飛び去ることが多いものの、下流からの♂が手前で速度を落とし時にホバリングを見せました。
過去の目撃もこの一角のみ。ホバリング自体は2、3秒ですが、長いと2分程留まるので撮影機会がありました。
約15分間に数回現われてホバリングしたのは見たことがない珍現象。バトル後も戻るので同じ♂と思われます。

13時20分頃の♂ 上流での探雌行動


14時40分頃の♂ ホバリング地点の手前で探雌




約3mの範囲をホバリングしながら飛ぶ ♀が来るポイントではなく縄張りを誇示する行動か
















11時半頃に盛んに探雌していた♂が休止 15時を過ぎても動きなし




♀の目撃は2回。落着いた産卵は最後まで見られませんでした。

正午過ぎの♀ 産卵場所が定まらず数mから10数mで着地して上流に移動 ここで見失う


14時50分頃の♀ 転々と移動してやっと落着いたところで♂が飛来して逃げる



2022.9.28 東京都

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ミルンヤンマ 2022<8月②>

2022-08-30 | ミルンヤンマ

<8.30>

秋が近づく

中旬以降も暑い日が続き、気温が下がる日は雨。ミルン、コシボソヤンマの産卵が撮れずに8月も残り2日です。
3日続きで30℃に届かず漸く秋が近づく気配を感じる日、遅ればせながらミルンヤンマの産卵を撮影しました。
14時までに2♀が産卵。以後の目撃はなく、帰り道は予想したとおり雨。曇天で最高気温26℃、湿度80%。

正午頃に到着すると、すでに産卵中の♀をあっさり発見。しかし、十分産卵した後のようですぐに飛びました。

最初の♀ 生木に産卵 木屑が付着していて長時間産卵していた様子


13時頃、次の♀が同じ木で産卵を始めました。産卵意欲旺盛で、すぐに落着いて約55分間の長い産卵でした。

2番目の♀ 先程の♀とほぼ同じ場所で産卵開始






同じパターンの撮影になって埒が明きませんが、辛抱して待っていると約20分後に木の反対側に飛びました。











約18分後、再び木の反対側に移動






別個体の休止 産卵の目撃はないが、産卵管の状態から産卵直後であることが分かる



2022.8.30 東京都

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ミルンヤンマ 2022<8月①>

2022-08-06 | ミルンヤンマ

<8.3>

産卵に至らず

猛暑日が続きます。日射しを避け暗い流れのミルンヤンマです。最高気温37℃でも林内は5℃程低く凌げます。
1♀が産卵場所の偵察に来ましたが、産卵には至りません。目的ではなかった、ぶら下がり撮影に終始しました。
2♂が接近してぶら下がっていました。以前も見たミルンヤンマによくある光景で争う様子は全くありません。

2♂のぶら下がり 左が後から来た♂ 




右の♂


左の♂


別の♂のぶら下がり




未成熟♂のぶら下がり




♀のぶら下がり 右はヤブヤンマの老熟♀


上の♀ 成熟しきってなく♂と間違える程細い


別の♀のぶら下がり


産卵しそうな♀ 産卵場所を探していた個体の可能性あり


<コシボソヤンマ> ♀のぶら下がり 少し明るい所にいた

2022.8.3 東京都

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ミルンヤンマ 2021<9月>

2021-09-30 | ミルンヤンマ

<9.29>

およそ1ヵ月ぶり

ルリボシヤンマ属の撮影は終了にして、およそ1ヵ月ぶりにミルンヤンマ。前回見ていない♂の飛翔が狙いです。
ところが、13時頃まで殆ど飛ばず14時過ぎに数頭が飛び始めるという不活性な状態でした。気温25℃。

♂ 飛翔 探雌行動 一瞬のホバリング


♂が少ない割に♀の出も悪く、最初の目撃は12時50分頃です。落着かないまま草陰に入って見失いました。

♀ 産卵 数秒で飛ぶ


♀ 飛翔


約30秒間シダの奥に入り込む 枯草に産卵したのか不明


続く♀は飛来せず、これまでかと思いつつ下流を探索、14時頃に産卵場所を探して飛ぶ♀を発見しました。
土手の草陰に入っては出てくる動き、あるいは先程の♀かもしれません。この後シダの裏側に潜り込みました。

♀ 産卵


姿は見えないものの移動していないはず。出てくるのを待つと約10分後に現われて近くの朽木に着地しました。
水面からの高さ2m程のやはり土手にある朽木で、流れ沿いに探雌する♂の死角になっています。

漸く落着く ここで40分以上産卵








約30分後に朽木の上に移動






15時頃、次の♀が現われましたが、数分で♂に見つかって逃げました。♀が来ると♂が活発に飛び回ります。

土手を転々として一瞬枯草に止まる


暗い所にある朽木で約2分間産卵





2021.9.29 東京都

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ミルンヤンマ 2021<8月>

2021-08-30 | ミルンヤンマ

<8.27>

タイミングよし

猛暑がぶり返しています。日陰のある森でミルンヤンマの産卵撮影です。最高気温35℃、森の中は30℃。
この時期、白昼は♂が飛ばないので小川は閑散としています。その分♀を見つければ、ゆっくり撮れます。
タイミングよく、到着して1時間もしないうちに2♀の産卵を撮影しました。♂はぶら下がりを含め目撃なし。

11時40分頃、黄色の斑紋が鮮やかな若い♀が近くの朽木に着地して約15分間産卵しました。

♀ 産卵












上流に向かって12時20分頃、産卵中の♀に気付かず飛ばしました。近くに止まったので産卵再開を待ちます。

♀ 静止 別個体


約6分間で降りてきて産卵再開




約6分間で移動。産卵場所を探して飛び回り、警戒心がないのか一瞬当方に止まって、再び梢に休止しました。

産卵休止




約3分間で降りてきて絶好の位置の朽木で産卵するも、1分程で終了。気温が上昇して14時に撤収しました。

産卵再開





2021.8.27 東京都

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