ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

オオトラフトンボ 2021<6月①>

2021-06-04 | ・オオトラフトンボ

<6.1>

昨年の挽回

昨年のオオトラフトンボの羽化は、気温が高い日に行って早い時間に終わってしまい、成果がありませんでした。
今年は多数の羽化殻を目撃していた草叢に直行し、定位したヤゴを発見しました。刺激しないようしばらく放置。
これで昨年の挽回ができそうです。9時半頃、近くで数頭が羽化中でした。標高の高い当地の気温は17℃。

♂ 羽化




♂ 羽化 別個体




近くに休止期の♂がいましたが、見回る順番が後回しになってしまい、発見した途端に脱出しました。

脱出直後


脱出から約12分後


脱出から約50分後


♀ 羽化


上に移動して飛立ちの準備


冒頭の定位していたヤゴの羽化は10時を過ぎて無事に始まりましたが、次回掲載することにします。
11時10分頃、場所を変えて、翅が伸びた数頭を見ていると休止期の♂がいました。最後の羽化と思われます。

♂ 羽化 休止






脱出 


後肢を支えにして抜ける 約13秒間で完了




脱出直後


脱出から約6分後


脱出から約9分後


脱出から約30分後


脱出から約1時間半後、12時45分頃に開翅


飛立ち寸前 風が強くなり開翅から約14分後

2021.6.1 群馬県

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オオトラフトンボ 2021<5月>

2021-05-29 | ・オオトラフトンボ

<5.28>

飛び回る

4日前に山梨で空振りしたオオトラフトンボ、せめて♂だけでもと思い長野の溜池に行きました。気温27℃。
6年前に撮影している池では常時3♂が飛び回っていました。♀の飛来はなく、結局、♂の飛翔撮影に終始。
池の中央を飛ぶのが通例ですが、ここでは池端近くでも飛び、強い風が吹くと一瞬のホバリングが見られました。

♂ 飛翔















2021.5.28 長野県

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オオトラフトンボ 2020<6月②>

2020-06-30 | ・オオトラフトンボ

<6.29>

沖合ばかり

天気と日程が合わず1週間以上足止めされ、梅雨の晴れ間を狙って北関東のオオトラフトンボの撮影です。
交尾態飛翔2対と産卵飛翔2♀を遠く目撃する等活況でしたが、卵塊造りに遭遇できず、心残りの遠征でした。

♀待ちの間、♂の飛翔を撮影しました。探雌して岸辺に近付く時以外は沖合を飛ぶので、相変わらず撮り難い。

♂ 飛翔








午後、やや強い風が吹いて縄張り♂のホバリングが見られました。老熟して黒化が進んだ個体です。





卵塊造りは空振りでも、皮肉なことに卵塊を付けた♀が沖合に現われました。遠すぎて撮れたのはシルエットです。

♀ 産卵飛翔


13時過ぎ、♀が落下するようにして静止。卵塊形成時の飛翔、止まり方ではないものの一縷の望みを持って接近。
予想どおり産卵を終えた♀の休止のようで水滴を纏っています。1分程で飛び去りました。

♀ 静止



2020.6.29 群馬県

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オオトラフトンボ 2020<6月①>

2020-06-06 | ・オオトラフトンボ

<6.3>

中途半端

オオトラフトンボの羽化撮影に遠征。到着の9時半以降に羽化を始める個体は見られず、探しているうち正午に。
気温が高く早い時間に終わってしまったようです。中途半端な撮影になりました。期待先行の厳しい結末でした。

♂ 羽化


♀ 羽化


♀ 羽化 別個体




♀ 飛立ち 別個体


草叢からヤゴが姿を見せて少しづつ移動していましたが、定位する気配はありません。羽化は翌日か。

定位しないヤゴ



2020.6.3 群馬県

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オオトラフトンボ 2019<6月>

2019-06-22 | ・オオトラフトンボ

<6.18>

忍耐

撮りたくても撮る機会が少ないオオトラフトンボ。毎年新たな産地探しに行きますが、殆ど空振りに終わります。
今季は羽化を撮影した湖畔に行きました。時期が合わなかったか、快晴でも♂が全く飛ばない嫌なムード。
一番の目的は卵塊造りで、♀が来そうな場所を2時間程行ったり来たり。気配がなくてもトンボ撮影は忍耐です。
11時頃、遂に現われました。どこに止まるか緊張の一瞬。草の間に姿が見えますが、風が吹くと草に隠れます。

♀ 卵塊造り 着地後44秒経過


1分23秒経過


この位置では埒が明かず、卵塊が大きくなるのを待って反対側への移動を決断。敏感で動いた途端に飛びました。
遠くには行かないので数m先に着地。前よりは撮り易い所ですが、やはり全身が見える隙間を見つけて右往左往。

2分9秒経過


2分36秒経過


約3分経過 


最初の着地から3分15秒の卵塊造りでした。岸辺近くでは産卵せず、沖に向かって一直線に飛んでいきました。
♀の目撃はこれのみ。改めて周辺を見ると、この時期でも数個体が羽化していました。目撃したのは全て♀です。

♀ 羽化




♀ 羽化 別個体


クロサナエ♀が飛来して近くに止まり、珍しい組合わせになりました。



開翅


飛立ち直前


♀ 羽化直後 別個体の飛立ち

2019.6.18 群馬県

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