ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ダビドサナエ 2020<5月③>

2020-05-26 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<5.25>

終焉

ヤマサナエの産卵待機の一角で、10日前にダビドサナエを撮影していますが、終盤で産卵するか五分五分です。
正午前に♀が飛来。産卵はしたものの、数秒で姿を消しました。♂の目撃はありません。

♀ 産卵




14時18分頃、再び♀が現われました。数秒間ホバリングして静止する行動を2回繰り返して飛び去りました。
それ程老熟しているように見えませんが、最早、卵を落とす力がない様子。卵を排出したまま静止していました。
5月の撮影は、あまり行かない近場のダビドサナエに随分楽しませてもらいましたが、いよいよ終焉のようです。

♀ 静止

2020.5.25 神奈川県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマサナエ 2020<5月>

2020-05-26 | サナエトンボ科アジアサナエ属

<5.25>

2回の産卵

10日前のダビドサナエの産卵撮影後、晴れが少なく低気温が続きました。同じ小川で次はヤマサナエ狙いです。
本種の産卵程、当てにならないものはありませんが、当所に賭けました。高湿度で最高気温26℃。
10日前に始まった縄張り行動が活発化してよい頃合いです。3♂が水辺に飛来して時々バトルを展開しました。
樹上から降りてもすぐ上がりますが、数分間待機する♂もいます。動きを見て産卵ポイントを想定して待機。

♂ 静止 産卵のメインポイントに陣取る♂




水面から1m程の高さで約1分間の長いホバリングをした♂です。縄張り主張か、その後は石に静止しました。

♂ 飛翔 ホバリング




13時42分頃、遂に♀が飛来しました。水面付近から高度を上げて卵塊を形成します。

♀ 産卵






約1分後、水面から3m近くまで上昇。近くに縄張りの♂がいるので、警戒しての行動のように見えました。



約1分半後、降下して打水。打水シーンはピンボケです。直後に♂に見つかり、間一髪で逃げ切りました。

打水直前


14時半頃に22℃に下がり、待機を切り上げました。3時間待ちで産卵は1回ですが、見られただけで御の字。

帰り道、前回♂が姿を見せた小流を念の為覗くと、何と産卵中。今度は明るい所、撮れる時はこんなものです。
キイロサナエが好むような狭い水路で上からしか撮れませんが、過去一度しか遭遇のない産卵を1日2回見るとは。

♀ 産卵








産卵は約2分間続いて、3回打水して終了。飛んだ先の樹林で♂に捕えられそうになりましたが、交わしました。

♂ 静止 連結に失敗して、産卵場所近くで長時間待機した若い♂

2020.5.25 神奈川県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする