<7.12>続編
交尾拒否の顛末
前回記したとおり、樹上での探雌行動が盛んでしたが、梢での♀の捕捉は見られず、産卵中の♀が襲われました。
12時39分頃、隙を突いて♀を連結した縄張り♂が抵抗され、交尾を断念して連結を解除するまでの顛末です。
♂は簡単に諦めず、約3分50秒間の長い攻防でした。産卵する♀との交尾が成立することは滅多にありません。
♀ 産卵 連結される約20秒前
♀が産卵場所を移動したタイミングで♂が急襲したようです。草のなかに落下する連結態を目撃しました。
連結されて草陰で暴れ回る♀ ♂の姿は草のなか
♀の抵抗が激しく、飛び上れない状態です。こうなると交尾は無理。慌てて連結態が撮れる位置を探しました。
約1分経過。通常なら分かれますが、♀を放す気配がなく、暴れ回るうちに対岸から双方の姿を撮影できました。
約2分20秒経過。♂が石に着地して、約50秒間、殆ど動きが止まりました。
再び暴れて♂はむしろ後退。約20秒で断念して連結を解いて飛び去りました。連結から約3分50秒後でした。
連結解除の約10秒前
連結解除直後の♀ 約20秒間留まって飛び去る
2020.7.12 東京都
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