<4.16>
当たり外れ
昨日の朝はクロスジギンヤンマの羽化撮影に行って空振り、ほぼ確実のシオヤトンボに移動して、これも空振り。
羽化殻はいくつか見ても、撮れる場所で羽化は見ませんでした。湿地には早くも縄張りの1♂が出ていました。
2日続けてシオヤトンボの羽化が撮れないことはないと出直しです。しかし、見つけられないまま10時を経過。
雲が通り過ぎて気温がぐんぐん上昇した10時半、おもむろにヤゴが上がってきて、3頭が続いて羽化しました。
天候は昨日と殆ど変わらなくても、日によって当たり外れがあり分からないものです。最高気温21℃。
最初は♂。定位から10分後に羽化を始めました。
♂ 羽化 複眼を抜く
伸びきって休止状態になると手前の草が被りました。この個体はこれまで。
10時45分頃、次のヤゴが定位。遠くても、まだ撮りやすい位置です。羽化開始まで長く25分待ちました。
定位から開翅までは約2時間10分、♀の羽化完了まで見届けました。
10:50 ♀ 羽化 定位のヤゴ
11:09 裂開
11:12 複眼を抜く
11:14
11:15
11:21 肢が完全に抜ける
11:32 休止期
11:42 脱出直後
11:45
11:50
11:59
12:52 開翅
3頭目は11時過ぎ、近い所に這い上がってきました。この個体の記録は別途掲載します。
昨日同様、縄張り♂は1頭で同じ個体と思われます。交尾は見落としましたが、産卵の警護飛翔を目撃しました。
さすがに時期が早く、産卵は正午前の一回のみ。午後、粉をふき始めた♂が湿地の様子見に一瞬現われました。
♂ 未成熟 静止
2016.4.16 神奈川県
以下は、前日撮影の未成熟です。羽化直後の個体は、遠くで羽化して処女飛行後に草叢に止まったところです。
♂ 羽化直後 静止
♀ 羽化直後 静止
♀ 未成熟 静止
2016.4.15 神奈川県
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