ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

シオヤトンボ  2016<4月①>

2016-04-19 | トンボ科

<4.16>

当たり外れ

昨日の朝はクロスジギンヤンマの羽化撮影に行って空振り、ほぼ確実のシオヤトンボに移動して、これも空振り。
羽化殻はいくつか見ても、撮れる場所で羽化は見ませんでした。湿地には早くも縄張りの1♂が出ていました。

2日続けてシオヤトンボの羽化が撮れないことはないと出直しです。しかし、見つけられないまま10時を経過。
雲が通り過ぎて気温がぐんぐん上昇した10時半、おもむろにヤゴが上がってきて、3頭が続いて羽化しました。
天候は昨日と殆ど変わらなくても、日によって当たり外れがあり分からないものです。最高気温21℃。

最初は♂。定位から10分後に羽化を始めました。

♂  羽化  複眼を抜く






伸びきって休止状態になると手前の草が被りました。この個体はこれまで。

10時45分頃、次のヤゴが定位。遠くても、まだ撮りやすい位置です。羽化開始まで長く25分待ちました。
定位から開翅までは約2時間10分、♀の羽化完了まで見届けました。

10:50 ♀ 羽化 定位のヤゴ


11:09 裂開


11:12 複眼を抜く




11:14


11:15


11:21 肢が完全に抜ける


11:32 休止期


11:42 脱出直後


11:45


11:50


11:59


12:52 開翅




3頭目は11時過ぎ、近い所に這い上がってきました。この個体の記録は別途掲載します。

昨日同様、縄張り♂は1頭で同じ個体と思われます。交尾は見落としましたが、産卵の警護飛翔を目撃しました。
さすがに時期が早く、産卵は正午前の一回のみ。午後、粉をふき始めた♂が湿地の様子見に一瞬現われました。

♂  未成熟 静止

2016.4.16 神奈川県

以下は、前日撮影の未成熟です。羽化直後の個体は、遠くで羽化して処女飛行後に草叢に止まったところです。

♂  羽化直後 静止


♀  羽化直後 静止


♀  未成熟 静止



2016.4.15  神奈川県


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